山形の山散策

山形県の山等の情報の交換
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豪士山(1022m)

2007-11-28 15:46:19 | 
マツタケで有名な高畠町の東側に有るなだらかな山が豪士山です。
昔は、高畠町と福島県を結ぶ峠道だったそうで、主に抜荷を運ぶ言わば裏街道だったそうです。
 今も、登山道には深いU字型の道路や、太い松並木があったりと十分に歴史を感じ取る事ができる昔道になっています。山頂までは特に急な坂道などは無く、初心者向きと言う所でしょうか。途中マツタケが出そうな松林があったりと、高畠ならではの雰囲気を楽しむことができますよ~。
 


 山頂は広く、大人数で行っても十分弁当開きが楽しめますよ・・・。
他に、三角点や標識があり、眺めも360度良好です。



 山頂から平坦な峠道と高畠方面の風景を写した写真です。

 この山の登山道の概要としては、数台分の駐車場に車を置き、間もなく登りになり、その後は平坦な登山道が長く続き、八合目辺りにちょっとした登りが有りますがそう長くは続きません。水場を過ぎて間もなく平坦な峠道になり、そこから5分ほど登ると山頂になります。
 ちょっと長めの登山道ですが、途中サルにも会えたりと面白いコースです。

天狗山 (610m)

2007-11-18 05:56:56 | 
飯豊町小白川奥に天狗山と言う昔はとてもにぎわったと思われる山があります。
県道10号線から西に曲がるとすぐ、その辺ではちょっと見ることができない位、大きな赤い鳥居があり、更に進んでいくと最後の集落(現在は廃村)に到着。分校址に車を置き、左に曲がると大きな駐車場とコンクリート製の立派な公衆トイレに出くわします。この場に立つと昔の栄華が感じられます。
現在は駐車場に通じる道路も陥没し、公衆トイレも荒れ果てていました。
 


 駐車場から歩いてしばらく行くと、川に出ますが、ここが最大の難関で両側が一枚岩で滑りやすく、しかも現在は橋も無くなり渡るのにとても苦労しました。
 登山道は川の水面から2mほどの高さに有り、足の幅くらいの道が付いていますが、そこ迄上がらなければ先に進めないからです。



 沢を渡れば、後は一本道なので迷うことなく山頂まで行くことが出来ます。途中の登山道には、昔信仰が盛んだったことが窺える幾つもの地蔵さんや洞穴の中の姥神等飽きることが有りません。ただし、途中のお堂は雪に押しつぶされ壊れたままになっています。
 山頂には、奥の院が有り、剣等が沢山奉納されています。山頂からの展望も良く長井盆地が一望でき、そんな風景を見ながら昼食を食べていると、何か後ろから「天狗の隠れみの」の様に天狗が現れそうな、そんな摩訶不思議な感じのする山でした。

月山 本道時コースの旅

2007-11-15 11:30:34 | 
 11月13日 月山寒河江ダムサイドの本道寺コースを歩いてきました。
月山山頂までではなく岩根沢との合流地点まで行って帰って来ました。
所要時間 急ぎ足で2時間です。

 今回、本道寺のすぐ脇の道を歩いて行きましたが、本来は本道寺手前200mに三叉路があり、そこを右折するとかなり奥まで車で行くことができます。ただし、一般車は進入禁止だそうですが・・・。
今回は、その入り口を知らなかったため、本道寺からすぐ歩行者用の道を100mほど行き林道に出て、そこから車道を40分ほど歩いて、ようやく右側の路肩に「本道寺コース」の看板の所から入っていきました。
 標識は草に隠れ、付近には駐車場も無いため、非常に分りにくく注意しないと見落としてしまいます。
登山道を歩いて行くと、所々に「○丁番(?)」などと書かれた石標が有り、いかにも古から続く登山道だということが感じられました。
急な坂は有りませんし、道も荒れていませんので2時間半ほど見れば、初心者でも迷わず行けると思います。
 帰りは岩根沢コースの合流地点から引き返し、コースの中間地点ほどに有「NTT反射板」がありますが、その手前から踏み跡をたどり、右側へ急な登山道を降り長い車道歩きをして帰って来ました。
こちらは、かなり奥まで車で行ける為、半分の時間で合流地点まで行くことができると思います。
ただ、車道から登山道への案内板は無く、登山道も整備されていないので、初めての人は注意した方がいいと思います。
 今回は写真を撮ってこなかったのでつたない分だけで失礼します。


安達太良山

2007-11-12 10:19:52 | 
 福島県二本松市の安達太良山の紹介です。
上の写真は、安達太良山(別名乳首山)山頂の象徴である乳首の部分です。
安達太良山に登るには、ロープウェイの上駅からだと、普通に歩いて1時間ほどで到着です。殆ど緩やかな登りなので、何も持たない年配の方もたくさん登っておられました。初心者向きです。
 また、山頂からの展望はとても素晴らしい物ですよ~。



 上の写真は、沼の平という場所で以前この平坦地を歩く登山道があったそうですが(私の登山マップにも書いてある)現在は、毒ガス噴出で立ち入り禁止になっていますので注意してください。ここから先に磐梯山が見えます。
 また、もう1ヵ所、鉄山から「くろがね荘」までの登山道も同じ理由で立ち入り禁止になっていますのでご注意下さい。



 上記写真は、山頂から「勢至平」を経由して下山してくる途中に有る「安達太良渓谷」です。ロープウェイのすぐ脇にあるので歩いて見られますが、往復1時間のコースです。
 ここは、是非立ち寄ってみてください。紅葉時期や新緑時期は最高ですよ~。
色んな滝があり感動間違い無しです。

道元峡

2007-11-09 22:48:16 | 渓谷
 前回に続いて渓谷の紹介です。
今回は、層雲峡の手前にある「道元峡」という渓谷で、ここは層雲峡よりはるかに迫力と自然の偉大さが感じられる場所があります。
 往復で3時間あれば十分で、40cm位の長さの有る長靴があれば安心です。ただ、一箇所だけ長靴を脱いで、膝より上の深場を渡らなければなりません。 
 この渓谷だけ見るのであれば、断崖をトラバースする箇所がありますので、荷物は持っていかない方が安全です。



この写真は材木岩です。この渓谷最大の見所の中心の場所にあり、この前後の渓谷が圧巻です。写真では大きさは解りずらいのですが、高さ幅とも数十メートルは優に有ります。



これは、材木岩の渓谷帯を抜けた辺りに有る滝で、滝つぼの色がコバルトブルーでとても綺麗です。紅葉時期は素晴らしい風景となることは間違いありません。
 材木岩周辺は男性的で迫力があり、この滝付近は女性的な優美さがあり、訪問者をとりこにします。

層雲峡

2007-11-07 22:33:38 | 渓谷
 御所山の登山コースの一つ。「層雲峡」を紹介します。
グラビコースと層雲峡コースの分岐に東屋がありますが、そこを右下に下りていくと沢歩きになり、そこからが今回紹介するコースです。このコースの特徴として何度も川を渡るので長めの長靴が必要です。
 途中、何度か鎖を伝っての岩移動や、絶壁もあり迫力満点です。
 二時間ほど歩くと、やがて大沢小屋が現れます。この小屋は、二階にベランダや五右衛門風呂などがあり、とてもハイカラです。
 


 大沢小屋を過ぎ20分ほど行くと、コバルトブルーの滝つぼが現れます。
とても美しく、しばらく見入ってしまいます。



 コバルトブルーの滝つぼを過ぎ少し行くと、いよいよこのコースのメインイベントの御宝前に着きます。ここは大きなすり鉢の底状になっており、大滝が大迫力で降り注いでくるほか、絶壁の御所山登山道や広範囲に青色の苔生した岩肌など、素晴らしい風景が一箇所に凝縮されとても素晴らしい場所になっています。
 是非、一度行かれて見ては如何でしょうか。