田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

秋の花:赤花姫苺の木

2023年11月30日 | 花さんぽ・花めぐり

ヒメイチゴノキにも赤花の品種「アカバナヒメイチゴノキ(赤花姫苺の木)」(Arbutus unedo

別名:ストロベリーツリー、アルブツスウネド

ツツジ科イチゴノキ属の常緑低木 樹高:2~3m

花期:10~12月 スズランやドウダンツツジのようなつぼ型の小さな赤花を沢山咲かせます。

果実は年を越し、翌秋に、緑色から黄、オレンジ色、赤へと変化しながら晩秋にに成熟します。

翌年の秋に実が熟すため花と実が同時に鑑賞できる。

実は食べられますが味はないと言われています。ジャムや果実酒に利用します。


秋の花:常磐蝋梅

2023年11月29日 | 花さんぽ・花めぐり

初見の花です。名札には「トキワロウバイ(常磐蝋梅)」(Chimonanthus nitens)となっていました。 

秋にクリーム色の花を咲かせています。近年、流通し始めたようです。

ロウバイ科ロウバイ属の常緑低木 花期:10~11月(秋咲き) 中国原産

花は下向きに葉に隠れるように咲きます。 

葉は厚みがあり、光沢があります。互生につき、全縁。

なお、本種には細葉のものもあるそうなので、写真の木は「ホソバトキワロウバイ」かもしれません?


小真弓の紅葉

2023年11月28日 | 花さんぽ・花めぐり

ニシキギ(錦木)」の1品種「コマユミ(小真弓)」(Euonymus alatus var. alatus f. striatus

モミジのように紅葉がとても美しい樹です。ニシキギには、枝にコルク質の翼が発達するが、「コマユミ(小真弓)」には翼がなく、これが唯一の区別点です。

ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木 分布:日本(北海道~九州)、中国・アジア(東北部)

花期:5~6月 淡緑色の小さな4弁花を数個つける。

葉は対生し、葉身は倒卵形。葉縁には細鋸歯がある。葉柄は短い。

果実は熟すと裂けて、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が1個現れる。

こちらが「ニシキギ」の翼です。

 

 

 

 

 


秋の実:梛筏

2023年11月27日 | 花さんぽ・花めぐり

ナギイカダ(梛筏)」(Ruscus aculeatus)赤い実が熟しています。

クサスギカズラ科ナギイカダ属の常緑小低木。地中海沿岸原産

茎はよく分枝し、高さ10~100cmになる。 葉のように見えるのは枝の変化した葉状枝(仮葉枝)で、長さ1.5~3.5cmの卵形。

葉状枝は革質で先端の剌が痛い深緑色。本来の葉はごく小さくて鱗片状で目立たない。

花は3~5月に咲き、葉状枝の中央に帯白色の小さな花↑をつける。

花被片は6個で外側の3個が大きい。

果実は直径約1cmの球形で10月頃赤く熟す。

因みに「ハナイカダ(花筏)↑」(雌木)は葉の表面の主脈の中央に深緑色で4弁花の小さな花をつけます。


秋の花:若狭浜菊

2023年11月26日 | 花さんぽ・花めぐり

日本固有種の「ワカサハマギク(若狭浜菊)」(Chrysanthemum wakasaense

キク科キク属の多年草 準絶滅危惧(NT) リュウノウギク(竜脳菊)の変種

分布:本州(福井県から鳥取県) 日本海側の日当りのよい海岸部の岩場などに局所的に分布。

 

花期:10~11月 舌状花弁を含めて直径2.5~5cmの白い頭花を付ける。

リュウノウギクが4倍体化し、さらに変化したものであるとされる。

茎は細く毛が密生、葉は4~8cmの広卵形で、普通は3中裂し、縁に鋸歯がある。

葉の裏面には白毛が密生する。茎や葉を揉むと、リュウノウギク↓同様の匂いがする。

リュウノウギク↑に似ているが、全体に大型でがっしりしており、頭花の数が多い。

また、リュウノウギク↑に比べ総苞片が幅広い。

(出典:京都府レッドデータブック2015、熊本大学薬学部薬用植物園データベース)