'060930 遠目に一見すると「ツルドクダミ」に似ている「ナツユキカズラ(夏雪葛)」(Fallopia baldschuanica)
'090926 名前はつる性で夏に白い花が多数咲き、雪が積もっているように見えることに由来。
'060930 タデ科ソバカズラ属のつる性落葉低木
中国、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン原産
'060930 花期:7~10月中旬
花弁のように見えるのは萼であり先端が5裂し、花弁はない。
'220506 若いつるは赤紫色
'060930 遠目に一見すると「ツルドクダミ」に似ている「ナツユキカズラ(夏雪葛)」(Fallopia baldschuanica)
'090926 名前はつる性で夏に白い花が多数咲き、雪が積もっているように見えることに由来。
'060930 タデ科ソバカズラ属のつる性落葉低木
中国、パキスタン、アフガニスタン、タジキスタン原産
'060930 花期:7~10月中旬
花弁のように見えるのは萼であり先端が5裂し、花弁はない。
'220506 若いつるは赤紫色
'220914 自生地以外の開花は数例報告されている程度といわれる奇妙な花
「コウシュンウマノスズクサ(恒春馬の鈴草)」(Aristolochia zollingeriana)
'220914 2010年につくば植物園では初めて開花しました。見頃は10月上旬まで
美しい花とは言い難い花ですが、今年も同園で奇妙な形の花を咲かせました。
台湾、中国、東南アジアなどに分布し、日本では宮古群島と魚釣島のみに自生。
個体数が減少し、絶滅の恐れがあるため、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
'100926 ウマノスズクサ科に属するつる性の多年草で、つるの長さは5mにも達する。
海岸沿いなどの日当たりのよい低地で他の樹などに絡んで生育します。
'210925 他のウマノスズクサ属の種と異なり、唇部が長くなります。
花弁は退化し、がく筒(花)がラッパ状になっています。
同じ仲間の「アリストロキア・タリスカナ」 こちらも奇妙というか、グロテスクというか。
'220522 同じ仲間(属)の「アリマウマノスズクサ(有馬馬の鈴草)」の盆栽
こちらは鮮黄色がアクセントになって、可愛らしい感じ?
'190513 花期:5~6月 高知県立牧野植物園にて
'220914 ずいぶん長い間咲いている印象の「ハマカンゾウ(浜萱草)」(Hemerocallis fulva var. littorea)
ワスレグサ科ワスレグサ属の多年草。本州(関東地方南部以西)~四国、九州に分布。
'070924 葉の長さ60~70㎝、幅1~1.5㎝。若葉や蕾は食べることが出来る。
ノカンゾウ(野萱草)(H. fulva var. longituba)と似ているが葉は常緑で冬も枯れないで残リ、濃い緑色で光沢があり厚い。
ノカンゾウの葉は冬になると枯れる。(※ノカンゾウも若葉や蕾も食べられる)
'100905 花期は7~9月。花茎は高さ70~90㎝になり、花を3~6個つける。花色は橙赤色でノカンゾウより濃い。
剛健な植物で、日当りのよい海岸斜面で暑さに負けず花を咲かせる。花は早朝に開花して夕方には萎む一日花。
同属の「ウスギハマカンゾウ(薄黄浜萱草)」(Hemerocallis x fallaxlittoralis)
花期:8~9月中旬 「ハマカンゾウ」と「ユウスゲ(キスゲ)」の自然交雑種
花色はハマカンゾウより薄い黄色
若葉
'220728 ハマカンゾウ自然交配種「ニシノハマカンゾウ(西の浜萱草)」(Hemerocallis fulva var. aurantiaca)
葉はやや厚く、常緑で冬を越し、ハマカンゾウに似ています。
花期:6~7月。花はノカンゾウに似ているようです。
日本では九州以南の海岸などに自生する。
写真3枚はつくば植物園温室で撮影しました。
同園では「ニシノハマカンゾウ」の表記はありませんでした。
花色は個体によって濃淡があるようです。3種を並べて見てみないと花の写真では違いがよくわかりません。
房総のフルハウスに行ってきました。
幸い台風被害はなく、栗(大栗&山栗)も大量に収穫できました。
今回初めて持ち込んだヘッジトリマー(生垣バリカン)でイヌマキ、イヌツゲなどの刈込みもしてきました。
天気も良く暑かったので、草刈り、草取り、落ち葉掃きなどでくたくたです。
郷里の妹宅は台風15号の影響で断水が続き、大変な状態とのこと。早く復旧するとよいのですが。
「ニホンアカネ(日本茜)↑」(Rubia argyi)は日本にも自生するアカネ科アカネ属のつる性多年草
属名の「Rubia」はラテン語で「赤」を意味します。 日本、中国、朝鮮半島などに分布
根は染料として日本では古代から草木染めが行われて、茜染(あかねぞめ)と呼ばれ、その色を茜色と呼びます。
正倉院にも色鮮やかなニホンアカネによる染の品物が数多く残されているそうです。
山地や野原、路傍、林の縁などで普通に見かけることができます。
フルハウスにも生えていて、厄介者として除草しています。今度、根を掘って見てみます。
花期:8~10月。目立たない黄緑色の小さな花を枝先に多数つけます。
葉はハート型か長卵型で4枚が輪生し、先端が尖る。茎は四角く、下向きに細かい逆刺があります。
根は太いひげ状をしており、生のときは光沢のある赤黄色で、乾燥すると暗紫色になる
セイヨウアカネに比べ根が細く、染色するための量を採ることがとても難しいそうです。
また、濃い赤色を染めるために、何度も染めを繰り返さなければならず、染色に手間がかかるそうです。
果実↑は球形で直径5 ~6mmの液果で、晩秋の頃黒く熟します。
なお、アカネは「緋(アケ)の根」が転じて「あかね」になったと言われます。
現在一般に流通している草木染めのアカネは「セイヨウアカネ(西洋茜)↑」(Rubia tinctorum)か、
「インドアカネ(印度茜)」(Rubia manjith)で、ニホンアカネとは別種。
根は褐色の根皮を剥くと、中は赤く、茜根や茜草根といい止血、解熱などに効果があるとされる。
本種は色を濃く染めやすく、ニホンアカネが色が褪せやすいのに対し、紫外線に対しても比較的堅牢。
常緑つる性多年草。花期:7~9月。淡黄色の5㎜ほどの小さな花をつけます。
葉は細長く6枚が輪生。2枚が本来の葉で、残りの4枚は托葉。
根が太く、ニホンアカネより収量が多い。
'210916「サンザシ(山査子)」の実が赤く色づいてきました。
以前、「セイヨウサンザシ(西洋山査子)」の変種で、紅色・八重咲きの「アカバナサンザシ(赤花山査子)」、別名:ベニバナサンザシ(紅花山査子)をUPしました。
'220914 今回は「サンザシ」(Crataegus cuneata)
白花・一重咲きで果実は球形で赤く熟し、薬用になります。
'220914 バラ科サンザシ属の落葉低木 中国中南部原産
'220430 4~5月に純白の5弁花が咲き、10月には直径2cmほどの球形の赤色か黄色の果実(偽果)を結びます。
この果実を乾燥したものが生薬「サンザシ(山査子)」
'220914 樹高は1.5~3mほどで、よく分枝し、刺が多く存在します。
葉は倒卵形で、縁には粗い鋸歯があり、基部はくさび形です。
'230106 熟後、赤黒くなっていました。
日本では果実が大きな「オオミサンザシ(大実山査子)」↑(Crataegus pinnatifida var. major)が主に流通しています。
※出典(解説):公益社団法人「日本薬学会」