田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

夏の花:鹿の子百合&黄鹿の子百合

2020年07月31日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日、「緊急地震速報」が出されたが、実際には揺れは感じなかった。

気象庁は「マグニチュードを7.3と過大に推定した」と発表し謝罪した。

「緊急地震速報」が出るのは今年12回目、うちなんと関東が8回を占める。

昨年は全国で8回、関東では一度もなかった

不気味! 震源地も茨城県南部、千葉県北西部、千葉県東方沖など近場。

コロナ禍の中、本当に関東に大地震が起きたらどうなるのだろう?

ネガティブ思考は止めたいが不安は尽きない。備えあれば憂いなし。

 

日本はユリの宝庫で15種のユリがあり7種は日本特産種(固有種)です。

代表種の一つが「カノコユリ(鹿の子百合)」 ユリ科の多年草です。

別名:ドヨウユリ(土用百合)、タナバタユリ(七夕百合)とも呼ばれます。

九州西部や四国南部、台湾北部、中国・江西省に自生していますが、個体が減少し、日本では絶滅危惧種。

花弁に鹿の子模様の斑点があり、名前の由来にもなっています。

大変、美しい花で花被片は反り返りますが、個体差があります。この個体は花色が濃い。

開花期は7月中旬~8月中旬。花色は濃紅~ピンクで、花径は10~12cmで数個から十数個の花をつけます。

九州に自生している「カノコユリ」の中から発見された変種の「シロカノコユリ(白鹿の子百合)」もあります。

球根の色も赤紫~黄緑色まで色幅があります。本種も食用に出来ます。

因みにユリ根を食用にするのは中国と日本の二か国。

花ユリ球根・食用ユリ根出荷量の殆ど(98%)は北海道。真狩村(まっかりむら)が全国一。

ヤマユリ、コオニユリ、オニユリも食用にできますが、コオニユリが中心とのこと。

 

和名:「キカノコユリ(黄鹿の子百合)」

中国の湖北省などに自生する野生のユリで、中国では「湖北百合」と呼ばれています。

名前の由来はカノコユリと同じですが、日本のカノコユリの黄花種ではなく別の品種。
花色は黄橙色で、下向きに咲き、花弁は強く反り返ります。花径は5~7cm。

草丈は0.5~2.0mと大型で、茎は弓なりに曲がります。

個体によって随分雰囲気が違うようです。


夏の花:車百合

2020年07月30日 | 花さんぽ・花めぐり

昭和63年に公開された「となりのトトロ」(スタジオジブリ制作)

私が生まれて間もない昭和30年代前半の所沢を舞台にしたファンタジーです。

孫が喜んで見るので時々見せています。ジブリの映画の中で一番いい映画だと思う。

このblogのプロフィール画像にもトトロのシュークリームの写真を使用しています。

次女(孫の母)が生まれた年に初公開なので、32年も前の映画。ちっとも色褪せない。

2年おきにTV放映されているが、今の子供たちにも大変人気があるようです。
('20は8/14 金曜ロードSHOW! 21:00~)

 

「クルマユリ(車百合)」(ユリ科)の名前は、輪生葉を車輪にたとえて名付けられました。

日本に自生するユリの中では最も標高の高いところ(高山帯から亜高山帯)に自生します。

花は茎頂に1個~数個つき、直径3~4cmで斜め下向きに咲きます。

開花期は7~8月。花被片は橙赤色で、先は強く反り返ります。

葉は茎の中央付近に1~3段に輪生状につく。

 


夏の花:クレオメ

2020年07月29日 | 花さんぽ・花めぐり

8月5日からの天気予報が漸く晴れマークが出てきました。やれやれ。

ところで、まだこれから「アベノマスク」を介護施設や保育施設などに8000万枚配布するそうな。

布マスクは暑い。殆ど予備のストックにまわるのでは? 

「継続配布は有意義」などと政府は言っているが甚だ?です。

我が家の布マスクは政府から頂いた「記念品」として後世にとっておきます。

<追録>厚生労働省は今月末から予定していた約8千万枚の配布を断念(7/30)

ポピュラーな花ですが、真夏にも元気よく開花する「クレオメ」(フウチョウソウ科)の花。

野生種は熱帯アメリカ原産の非耐寒性一年草。

和名は花の形を風に舞うチョウに見立てて「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」と名付けられました。


雄しべが長く突出する姿から英名ではクモに見立て「スパイダーフラワー」と呼ばれています。

真夏の夕方に開き、次の日の昼頃には萎みます。花には芳香があり、夜行性の蛾が集まります。

開花期は7月~10月上旬。白花や濃桃色種、花の色がピンクから白に変わる園芸品種もある。

草丈は60cm~120cm。茎葉には毛が生えており、触るとべたべたします。

葉は掌状複葉を対生し長い軸をもちます。軸の付け根には刺(託葉)があります。


夏の花:スワインソナ・ガレギフォリア

2020年07月28日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日の夜、tenki.jpで28日以降の予報を見たら、なんと晴れる日がありません。

曇りのち雨:4日、曇り一時雨:3日、曇り時々雨:2日、雨:1日となっています。

お天道様はどこに行ったのでしょうか? 

一方、最高気温は8月2日から連日「真夏日」。そうこうしている間に今度は台風の襲来か。

8月以降は台風の発生が増え、シーズン全体では例年並みの発生数になるとの予想とか。

昨年のようなことにならなければよいのですが.........。トホホ!

今年、初めてお目にかかった花です。

しばらく名前が判りませんでしたが、漸く判明しました。

スワインソナ・ガレギフォリアSwainsona galegifolia

オーストラリアの固有種でマメ科の半耐寒性宿根草(低木)。

通称「ホワイトスワン」という名前で流通していることもあるようです。

「エキナセア」にも’ホワイトスワン’という品種があるので、「ガレギフォリア」と呼ぶほうがいいのでしょうか?

純白のスイートピー(Sweet pea)のような白花を長期間(春から初冬)次々に咲かせ、暑い夏でも元気に育ちます。

草丈:60~90cmで花も葉も小さく涼し気で可愛い花です。

オーストラリには赤・ピンク・紫・黄色などの花色もあるようです。

 


夏の花:夏水仙

2020年07月27日 | 花さんぽ・花めぐり

24日夜静岡市の日本平山頂で、「ドライブインシアター(DT)」が開催された。

市などが企画し、コロナ禍の中、「新しい生活様式」に則って映画を楽しんでもらおうという趣旨。

久しぶりに「DT」という言葉を聞いた。国内のDTは今から10年前に全て閉鎖になったとのこと。

柏市の近傍では野田市、印西市、船橋市にDTがありましたが何れも'01~'07に閉鎖になっています。

その後、熊本地震からの復興支援の一環で'18にオープンした「Drive in Theater Aso」が現時点で日本で現存する唯一の常設DT。

はたして「新しい生活様式」でDTが復活するでしょうか?

 

’060805 ヒガンバナの仲間の「ナツズイセン(夏水仙)」。中国原産で古い時代に日本に渡来。

葉が「スイセン(水仙)」に似ていて、花が夏に咲くことから名付けられました。

’200721 花期は8~9月。少し早いのですが木陰にひっそりと咲きだしました。

’200721 葉は早春に伸びだし、粉白を帯びた緑色で、長さ20~30cm。初夏には枯れます。

ということで葉の写真がありません。「ヒガンバナ(彼岸花)」は花のあと葉がでます。

’050812 花茎は高さ50~70cmになり、淡紅紫色(淡いピンク)の花を数個つけます。

花は直径約8cmでヒガンバナ属の中では最も大きく、横向きに開きます。

花被片はやや反り返ります。果実はできません。