田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

ヒビスクス・アーノッティアヌス

2020年12月21日 | 花さんぽ・花めぐり

BOSOのフルハウスで収穫した「柚子」が大量にあり、毎日のように「ゆず湯」に入っています。

今日は冬至(=湯治)なので本番。ゆず(=融通)湯に入り、運を呼び込む前に、厄除けを行いたいと思います。

「ゆず湯に入ると、一年間風邪をひかない」と昔から言われています。

「柚子」には血行を促進して冷え性を和らげたり、身体を温めて風邪を予防する働きがあるそうです。

果皮にはビタミンCやクエン酸が含まれていて美肌効果もあるとか。

 

’201215 「ヒビスクス・アーノッティアヌス(Hibiscus arnottianus)」の花が一輪ですが咲いていました。

ハイビスカスの園芸種は南国をイネージするカラフルな花が約5,000種あります。

その原種(野生種)であるアオイ科(Malvaceae)フヨウ属(Hibiscus)は熱帯・亜熱帯地域を中心に、約250種が分布します。

 

「ヒビスクス・アーノッティアヌス」はハワイ、オアフ島原産のアオイ科の常緑低木。樹高:8~10m

’090913 ハイビスカスの原種・交配親。花は白色で淡い桃色を帯び、わずかに芳香があります。

花期:6月~9月。温室では温度があれば周年開花。

’091010 花弁は約10cmと大輪で、長さ15cmほど紫紅色の花柱がよく目立ちます。

’200904 IUCN(国際自然保護連合)が作成した絶滅の恐れのある野生生物のリスト(レッドリスト)に記載

「仏桑花(Hibisbus rosa-sinensis)」、「風鈴仏桑花(Hibiscus schizopetalus)も原種(野生種)・交配親の一つ。

’061022 「ブッソウゲ(仏桑花、扶桑花)」赤い一重が基本種。原産地は不明。樹高:2~5m

沖縄を代表する花木の一つで赤花という。花は戸外では夏~秋に開花。温室では温度があれば周年開花。

’090926 赤い花が長い枝から垂れ下がって咲く「フウリンブッソウゲ(風鈴扶桑花)

東アフリカ サンジバル島原産の常緑低木。樹高:3m

花色は花びらの元は濃い赤、中間から先端は白とピンクの絞り。

 

 

 


冬~春の花:キルタンサス

2020年12月20日 | 花さんぽ・花めぐり

私は4年前に蜂に刺されて「アナフィラキシーショック」になったことがあります。

昨日、アメリカでファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンを接種した女性医師が、接種の10分後に呼吸困難などのアナフィラキシー反応を起こしたとのニュース。

女性は、過去に蜂に刺されて反応を起こしたことはあるが、それ以外にアレルギーはないとのこと。

今から心配しても仕方ありませんが、もし、ワクチン接種を控えなければならないとどうなるのでしょう?

 

ヒガンバナ科の「キルタンサス(キルタンツス)・種名不詳」は、南アフリカに約50種が自生する多年草(球根)

別名:フエフキスイセン(笛吹水仙)、ファイアーリリー。日本には昭和初期に渡来。

冬咲き種(マッケーニー種)の花期は12月~2月。

花色は赤、オレンジ、黄、ピンク、白があります。

細長い筒状でやや湾曲したラッパのような花が、冬の間次々と咲き続けます。

地際から細長い葉を出し、その間から花茎を長く伸ばして、その先端に数輪から十数輪の花を咲かる。


冬の花:火炎葛

2020年12月19日 | 花さんぽ・花めぐり

熊本県が感染急増地域を対象に年末年始(12/18~1/11)の帰省自粛を要請とのニュース

※人口10万人当たりの直近1週間の陽性者数が15人以上の都道府県:東京、神奈川など8都府県

この中に入っているのは人口の多い都道県ばかり。

日々更新するとのことだが、そこに高知県が入っていて、大阪府や千葉県は入っていない。

高知県→熊本県✖。そのようなケースがそんなにあるとは思えないが、釈然としない。

 

’201215 つくば植物園

名前のとおり、火炎のような鮮やかな橙色の花を咲かせる「カエンカズラ(火炎(焔)葛)

ノウゼンカズラ科のつる性常緑低木で、高さ10m以上になります。原産地はブラジル~パラグアイ

別名:フレイムバイン「Flame(火炎)vine(つる植物)」 花期:12月~3月。

花型から「オレンジトランペット」とも呼ばれます。

花茎は2.5~3cm、長さ7.5cmほどの筒状花で、先端が5裂し、反り返ります。

花が20~30個が集まって房を作ります。

こちらは鉢植えなので5房ほどしか咲いていません。

沖縄では、ブロック壁や日除け棚などに這わして使われています。

因みに東伊豆町の「熱川バナナワニ園」では、1月下旬頃、高さ約5m、幅約10mに数千輪の花が滝のように見えるとのこと。


秋~冬の花:ファレリア・オクタンドラ

2020年12月18日 | 花さんぽ・花めぐり

ブログを書いているデスクの辺りはリビングの中でも最も寒い場所。

そこで、今年、遂に「電気ひざがけ」を買ってしまいました。

電気代は1時間2円(強)と省エネ。洗濯機で丸洗いもOK。

しかし、これだけで寒さを防げるかと言うと無理。

常時ではありませんが、「石油ファンヒーター」又は「エアコン」も併用しています。

 

’201215(以下、同日) 

つくば植物園に咲いていた「ファレリア・オクタンドラ(Phaleria octandra)」です。

ジンチョウゲ科の常緑低木。樹高は1m~2m。枝や幹から直接花を咲かせているように見えます。

原産地はニューギニア島~オーストラリア北部。葉は全縁で長楕円形。

花期:秋~冬。初めて見ましたが純白の筒状の花を手毬状にたくさん咲かせ、とても美しい花。

ネットで調べましたがほとんど情報がありません。


冬の華:ポインセチア

2020年12月17日 | 花さんぽ・花めぐり

間もなく、クリスマス。私は孫にプレゼントを贈るだけですが。

今年のクリスマスは「家で過ごす」という人が約9割“おうちクリスマス”が主流とのこと。

’ウインターローズ・アーリーレッド(左)’& ’ロゼマーブル’八重咲きタイプ(中央)

コロナ禍の状況では仕方ないですね。しかし、20代の約3割は”おでかけクリスマス”の意向だそうです。

感染拡大に繋がらなければよいのですが。

今更感はありますが、今回は「ポンセチア」(トウダイグサ科)にしました。日本には明治中期に渡来。

学名「ユーフォルビア・プルケリマ」(Euphorbia pulcherrima)、和名「ショウジョウボク(猩々木)」、英名「クリスマスフラワー」 

今でも園芸上は、旧属名のポインセチア(Poinsettia pulcherrima)の名で親しまれています。

メキシコ原産の植物で、皆さんご存知のように、赤く色づき花のような「」(苞葉)が特徴。

花期は12月~3月ですが、特にクリスマスシーズンに最も見頃の時期を迎えます。

鮮やかな赤い苞と緑色の葉のコントラストが美しく、クリスマスの定番植物になっています。

名前は、アメリカに初めて持ち込んで改良した米国初代のメキシコ大使ポインセット氏に由来。 

’ウインターローズ・アーリーレッド’

品種改良が進んで、苞の色は赤以外に白、桃色、黄色などや斑点の入るものがあります。

花は色づいた苞の中心にあり、トウダイグサ科の一部に見られる「椀状花序(杯状花序)」です。

花軸と総苞が変形して杯状となり、内側に雌しべ1本からなる雌花1個と、雄しべ1本からなる雄花数個が入っています。

※京都府立植物園のHPから借用(花の構造?)

花弁と萼はありません。

’201215 こちらはつくば植物園の「ポインセチア」。植栽してから30年以上とのこと。

短日植物で、日の当たる時間が1日に12時間以下にならないと蕾ができず、花が咲きません。

花が咲くと、苞の部分も色づきます。

幹を見るとポインセチアが樹木(常緑低木)だと判ります。

こちらは樹高3m以上あります。本来は3~5mまで成長します。

’アイスパンチ’ 

 ’プリメーロ・ジングルベル’ 

’ココマーブル’

’キャンディ・シナモン’ 

’イエロールクス’ 

プリンセチア’ピンクホワイト(左)’&’ホットピンク(右)’

プリンセチア」は、サントリーフラワーズ(株)によって品種改良された「ポインセチア」の一種。

ピンク色の苞が特徴で、プリンセスのように華やかな印象と「ポインセチア」を組み合わせて名付けられました。
ピンク色の濃淡や、模様、また白いものもあり、8種類が商品化されています。

なお、京都府立植物園では12/1~25まで「ポインセチア展」が開催され、約100品種が展示されているそうです。

ユーフォルビア・プニケア」は、同じトウダイグサ属で別名「ジャマイカポインセチア」といい近縁種です。

ショウジョウソウ(猩猩草)」もトウダイグサ属で別名「サマーポインセチア」といい、同じ仲間です。