瞳をとじて

昨日の午前中、
ある方のブログをずっと最初から最後まで拝見しました。

そのブログは、癌で奥様を亡くされたご主人が
奥様の病気のことや　亡くされた後の想いなどが綴られているものでした。

突然、奥様を病魔が襲った時の衝撃。
弱っていく奥様の身体。
残されたご主人の後悔や哀しみ・・・
奥様への感謝の気持ち。
溢れる想い。

奥様を亡くして　自らの生きる意味をなくしてゆく心・・・


読んでいて胸が詰まりました。


当たり前の日常に置き忘れていた幸せを
ひとつひとつ取り戻していくようなご主人の日記を
読んでいるうちに
奥様は、ちゃんと生きている。
そして傍でご主人を見守っているような錯覚を覚えました。




■　Photo by：kaori（photost.jp/）■



きっと、肉体が滅ぶのが死ではなく、
人は、人の心の中から
失われた時に、本当の死をむかえるのかもしれない・・・。
そんな風に感じました。


そして、肉体が滅んでしまった後もなお
ご主人の心の中に
きっと、ご主人だけではなく子供さんやお友達
色んな方の心の中に大切に守られて生きている・・・
奥様は幸せな方だなぁと。


そして何より素敵な奥様だったのだと感じました。



奥様を亡くされて苦悩される日々を送られている
そのブログの筆者の痛みは簡単に消えることも薄まることも
ないんだろうけれども・・・
穏やかに笑える日が来るといいなぁ。。



平井堅さんの「瞳をとじて」

http://www.youtube.com/watch?v=EqA4XRk59Xg


の最後の歌詞


”記憶の中に君を探すよ　それだけでいい
　　　なくしたものを超える強さを　君がくれたから”
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

誰にでも大切な人とお別れする日があるのなら、時間がたって
いつか　こんなふうに言える強さほしいですね。




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