TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

たかつえスキー場から沼の平へ

2019年03月20日 | Weblog
今期最後のたかつえスキー場です。

あっという間のスキーシーズンでした。

今期は人生初めてのスキースクールに入り、テレマークスキーのレベルアップをもくろみましたが、なかなか思うようにならないまま終わりを迎えようとしています。

テレマークの師匠「森のこびと」のマスターに『湿原が近くにあるんだ、行ってみないか』とお誘いを受け、2つ返事で行くことになりました。

前夜の出発がもたもたしているうちに遅くなり、いつもの「道の駅湯の香しおばら」に着いたのが午前2時。

「集合時間は適当」というマスターに言われるがまま、ちょっと遅めの起床。
いつもながら目覚まし時計が鳴ります。
すっかり自宅と勘違いする僕。
もうこの車で100日以上寝てきたな・・・。

始めはなかなか寝付けず、睡眠導入剤に頼っていましたが、最近はそのまま夢の国へテイクオフ出来ます。
慣れって凄いですね。

さて、どんなところか分からないので装備はいつものバックカントリーの支度をしました。
でもマスターによると装備はかなり軽めと言っていたので、到着してから必要ないものをザックから抜き出しました。

コーヒーを1杯ご馳走になってからスキー場へ向かいます。
今日は大ちゃん(マスターの息子さんで、フリースキー界の著名人)も来るって。
なんだかんだ言ってこんな僕に付き合ってくれる優しい男です。
ちなみに顔も性格もいい。
そして奥さんも美人で人懐っこくいい感じです。

リフトを3本乗り継ぎ、途中から外に出ます。
ちょっと密な森を抜けていきます。
ここは何となく滑るのですが、雪が難しくコテコテ尻もちばかり着いていました。
やっぱりゲレンデとは違うなぁ・・・。

普段ゲレンデばかり滑っていると自分の本当の実力に気が付かないものです。
スクールの時に言われた『悪雪をどんどん滑って下さい』という言葉が天の声として僕にささやきます。

めげそうな僕。
でもこの難しい乗り物を同じ人間がいとも簡単に操る様を見て『いったい何が違うんだ!』と思います。
おそらくですよ、何かコツがあるんですよきっと。
それに気づくのが難しいだけなんだと思います。

『人間能力に差はない。あるとすればやる気の問題だ』
僕が好きなフレーズです。
いつも脳裏にはこの言葉があります。

ですが、そう思ってやり続けるにはちょっと歳を取りすぎた感じもしますね。
あと少し、あと少し頑張りたい。
だってマスターはもう70歳。お手本が目の前にあるんです。
そして人生は1度。今出来る事を今やらなくてどうする?
そう思って自分を奮い立たせます。

そんなことを考えながら進んで行くと、湿原に着きました。
本当に軽いお散歩感覚のバックカントリーでした。
今期初めて出したシール(スキーで歩くための滑り止め)は4年経った今もまだよく雪を捉えてくれました。

ここでカップラーメンを食べるのが今日の目的でした。
青空と眩しいぐらいの雪の白、太陽には虹がかかり春の日差しが降り注ぎます。

マスターがわざわざ挽いてきたコーヒーを淹れてくれました。
僕の、インスタントコーヒーの何十倍もいい香りでした。
雑談も加速し、ゆっくりと時が流れていきます。

こんなふうに楽しむためにテレマークスキーはあるのだと心から感じる一日でした。
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