藤権現山頂に『股覗き』台がありました。(画像)
普段の僕なら絶対に覗いてみるけど、この暑さだとフラフラっとしてそのまま転落しそうなのでやめておきます。
スキー場の中を降りて行きます。
上から見たあの橋を渡るんだな?
遠くに見えるあの山の麓まで歩くのです。
橋を渡り、交差点を越えるとアーケードがありました。
日陰を歩けるなんて⋯。
アーケード内の飾りが風に吹かれて優しく揺れています。
だけど、追い風なので僕にはとっては無風になります。嗚呼無情。すれ違う方の髪がなびいています。
涼しそうです。
涙。
アーケードが終わり、容赦なく日差しが僕を蒸し焼きにします。
暑さ対策でスリーブレスシャツを着て、ペラペラのテニス用短パンでしたが、さすがに日焼けが痛くなってきました。
もちろん日焼け止めは塗っていますが、汗ですぐに流れてしまいます。
シャツを着替えることにしました。
ちょっと暑いけど袖付き(半袖ね)にします。
バス停がすべてボックスになっているので、ちょっと拝借することにしました。
豪雪地帯ならではの風景ですね。
夏はこうなるんですね。
着替えているとバスが来て止まっちゃいました。慌てて乗らないジェスチャーをします。
不機嫌そうな顔をしてバスは過ぎ去って行きました。
1時間に1本あるかないかのバスに当たるなんて(苦笑)。
どんどん先に進みます。
自販機が現れるたびに買います。
もう10回は買ったかな。
熱中症にならないように水分と塩分はどんどん摂取してます。
これだけ飲んでも尿として排泄されないのは凄かったです。
だいぶだいぶ時間が経ちました。
ユピオが見えてきました。
今日は営業日です。
『こんにちはー、スノーカントリートレイルの道標はまだ取り付けられていませんか?』
『スノーカントリートレイル?』
ハイカー証を出して『これこれ、307km歩くやつです』
『あー、見たことはあるけど⋯』
受付に立っていた方はまだご存知ない様子です。
『ちょっと待って下さいね』
事務所の中に入っていって何かを探しています。
封筒の中からハイカー証が出て来ました。
『あ、これは僕が持っているステッカーと同じです。茶色いワンサイズ大きめの⋯』
奥へ行って責任者を呼んできました。
『えーっと、道標? あーちょっと待って下さい』
探しています。
『あのー、大丈夫です。わかりました』
そう言って僕はユピオの外に出ました。
建物とハイカー証を照らし合わせて写真を撮ります。
お昼頃メールチェックしたら、事務局から「ユピオでは道標と照らし合わせなくて良い」と連絡が入っていました。
なので不安はありませんでした。
ハイカーサポート施設であるユピオの職員さんもまだ良く理解していないほど新しい取り組みなのだと思いました。
最初はなんでもこうなのかも知れません。
事務局の方々、どうか頑張って下さい。
僕は歩いて応援するだけです。
さ、気持ちを入れ替えて先へ進もう。
ユピオの手前から少しずつ傾斜が増していきます。
だんだんと民家も無くなり、森の中に入って行きます。酷道としても有名な国道352号線です。
災害が起こりやすい灰の又から枝折峠までは、時折通行止めになります。
もうすぐヒルクライムレース(自転車で坂を登るレース)が行われるようです。
やがて灰の又バス停に来ました。
ここは年に数回だけ登山バスが運行されるのです。平日はここまでバスは入りません。
なので僕も歩いています。
駒の湯登山口まで残り2kmです。
足にアブが絡みつくようになりました。
北海道でアブに100箇所ぐらい食いつかれたことを思い出しました。
慌ててタオルで振り払います。
それでもどんどん来ます。
ついに1箇所やられたようです。
早足になります。
最後は駆け出す始末。
マイカーが見えて来ました。
『えーっ!』
蝉のような大きなアブが車にびっしりと絡みついています。
どうやらウシアブという種類らしく、熱と二酸化炭素に反応するらしいです。
車が太陽で熱せられていたからでしょうか。
自分の足と車を交互にタオルで叩きながら、急いで荷物を車に放り込みます。
奇跡的に一匹しか車内に入りませんでした。
そのアブは蚊やハエに効く殺虫スプレーで処分されました。
命を終えた蝉のようにひっくり返って足全部をくの字に曲げていました。
8km走ってまた薬師の湯に向かいます。
と、ところがー 休み。
スノーカントリートレイルのハイカー証でドリンクのサービスが受けられると今さら知ったのにー。
昨日調べておけば良かったです。
さて、どうする?
近くの温泉を再検索します。
『あったあった、小出だ』
さらに8kmぐらいだったかな? 車を走らせて行ってみると⋯
『あ、今日歩いて通過した小出スキー場の温泉施設だ』
ここに来るまで、ずっと自分が歩いてきたところを走っているなーと思っていたら、そういうことか。
アブから逃げに逃げて、ここでやっと荷物を片付けることが出来ました。
念の為お休みではないか電話で確認すると、可愛らしい声の女性が営業日であることを知らせてくれました。
入館してみると、受け付けの女性がその声でした。
声とお顔が一致していました。
毎日お客様の声を聞いていると、なんとなく顔が想像出来るようになります。
食堂はあるような無いようなでしたので、行き当たりばったりでいいやと思いました。
身体が熱を持っているので、最後に水シャワーで冷やしてから出ました。
結局、高速道路のサービスエリアで食事をすることになりました。今日は生姜焼き定食になりました。
食後はさらにレストランに入ってコーヒー2杯とケーキを頼みました。
帰り道はやっぱり眠くなって、ちょっと寝るつもりが午前様になってしまいました。
明日仕事なのにね。
ま、事故になるよりいいかなと。
そして自宅に着いたのは午前3時でした。
今週のトレイルはものすごく疲れました。
おしまい。
歩行距離 35.7km
累計標高差 +827m -591m
所要時間 9h15m
53,400歩
普段の僕なら絶対に覗いてみるけど、この暑さだとフラフラっとしてそのまま転落しそうなのでやめておきます。
スキー場の中を降りて行きます。
上から見たあの橋を渡るんだな?
遠くに見えるあの山の麓まで歩くのです。
橋を渡り、交差点を越えるとアーケードがありました。
日陰を歩けるなんて⋯。
アーケード内の飾りが風に吹かれて優しく揺れています。
だけど、追い風なので僕にはとっては無風になります。嗚呼無情。すれ違う方の髪がなびいています。
涼しそうです。
涙。
アーケードが終わり、容赦なく日差しが僕を蒸し焼きにします。
暑さ対策でスリーブレスシャツを着て、ペラペラのテニス用短パンでしたが、さすがに日焼けが痛くなってきました。
もちろん日焼け止めは塗っていますが、汗ですぐに流れてしまいます。
シャツを着替えることにしました。
ちょっと暑いけど袖付き(半袖ね)にします。
バス停がすべてボックスになっているので、ちょっと拝借することにしました。
豪雪地帯ならではの風景ですね。
夏はこうなるんですね。
着替えているとバスが来て止まっちゃいました。慌てて乗らないジェスチャーをします。
不機嫌そうな顔をしてバスは過ぎ去って行きました。
1時間に1本あるかないかのバスに当たるなんて(苦笑)。
どんどん先に進みます。
自販機が現れるたびに買います。
もう10回は買ったかな。
熱中症にならないように水分と塩分はどんどん摂取してます。
これだけ飲んでも尿として排泄されないのは凄かったです。
だいぶだいぶ時間が経ちました。
ユピオが見えてきました。
今日は営業日です。
『こんにちはー、スノーカントリートレイルの道標はまだ取り付けられていませんか?』
『スノーカントリートレイル?』
ハイカー証を出して『これこれ、307km歩くやつです』
『あー、見たことはあるけど⋯』
受付に立っていた方はまだご存知ない様子です。
『ちょっと待って下さいね』
事務所の中に入っていって何かを探しています。
封筒の中からハイカー証が出て来ました。
『あ、これは僕が持っているステッカーと同じです。茶色いワンサイズ大きめの⋯』
奥へ行って責任者を呼んできました。
『えーっと、道標? あーちょっと待って下さい』
探しています。
『あのー、大丈夫です。わかりました』
そう言って僕はユピオの外に出ました。
建物とハイカー証を照らし合わせて写真を撮ります。
お昼頃メールチェックしたら、事務局から「ユピオでは道標と照らし合わせなくて良い」と連絡が入っていました。
なので不安はありませんでした。
ハイカーサポート施設であるユピオの職員さんもまだ良く理解していないほど新しい取り組みなのだと思いました。
最初はなんでもこうなのかも知れません。
事務局の方々、どうか頑張って下さい。
僕は歩いて応援するだけです。
さ、気持ちを入れ替えて先へ進もう。
ユピオの手前から少しずつ傾斜が増していきます。
だんだんと民家も無くなり、森の中に入って行きます。酷道としても有名な国道352号線です。
災害が起こりやすい灰の又から枝折峠までは、時折通行止めになります。
もうすぐヒルクライムレース(自転車で坂を登るレース)が行われるようです。
やがて灰の又バス停に来ました。
ここは年に数回だけ登山バスが運行されるのです。平日はここまでバスは入りません。
なので僕も歩いています。
駒の湯登山口まで残り2kmです。
足にアブが絡みつくようになりました。
北海道でアブに100箇所ぐらい食いつかれたことを思い出しました。
慌ててタオルで振り払います。
それでもどんどん来ます。
ついに1箇所やられたようです。
早足になります。
最後は駆け出す始末。
マイカーが見えて来ました。
『えーっ!』
蝉のような大きなアブが車にびっしりと絡みついています。
どうやらウシアブという種類らしく、熱と二酸化炭素に反応するらしいです。
車が太陽で熱せられていたからでしょうか。
自分の足と車を交互にタオルで叩きながら、急いで荷物を車に放り込みます。
奇跡的に一匹しか車内に入りませんでした。
そのアブは蚊やハエに効く殺虫スプレーで処分されました。
命を終えた蝉のようにひっくり返って足全部をくの字に曲げていました。
8km走ってまた薬師の湯に向かいます。
と、ところがー 休み。
スノーカントリートレイルのハイカー証でドリンクのサービスが受けられると今さら知ったのにー。
昨日調べておけば良かったです。
さて、どうする?
近くの温泉を再検索します。
『あったあった、小出だ』
さらに8kmぐらいだったかな? 車を走らせて行ってみると⋯
『あ、今日歩いて通過した小出スキー場の温泉施設だ』
ここに来るまで、ずっと自分が歩いてきたところを走っているなーと思っていたら、そういうことか。
アブから逃げに逃げて、ここでやっと荷物を片付けることが出来ました。
念の為お休みではないか電話で確認すると、可愛らしい声の女性が営業日であることを知らせてくれました。
入館してみると、受け付けの女性がその声でした。
声とお顔が一致していました。
毎日お客様の声を聞いていると、なんとなく顔が想像出来るようになります。
食堂はあるような無いようなでしたので、行き当たりばったりでいいやと思いました。
身体が熱を持っているので、最後に水シャワーで冷やしてから出ました。
結局、高速道路のサービスエリアで食事をすることになりました。今日は生姜焼き定食になりました。
食後はさらにレストランに入ってコーヒー2杯とケーキを頼みました。
帰り道はやっぱり眠くなって、ちょっと寝るつもりが午前様になってしまいました。
明日仕事なのにね。
ま、事故になるよりいいかなと。
そして自宅に着いたのは午前3時でした。
今週のトレイルはものすごく疲れました。
おしまい。
歩行距離 35.7km
累計標高差 +827m -591m
所要時間 9h15m
53,400歩
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