TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

テレマークスキー (23-24シーズン 48回目) 鳥海山バックカントリー

2024年05月15日 | Weblog
連休2日目。
昨夜のうちに鳥海山矢島口祓川駐車場へ3時間かけて移動しました。

祓川駐車場にはそれなりの台数の車が停まっていました。
明日の好天を狙う人達ですね。

メンバーで鳥海山に登るのは初めてです。
朝6時起床、7時出発の予定でしたが少し遅刻。
バックカントリーですから、準備は入念にね。遅刻は想定の範囲です。


駐車場から見える鳥海山。
その外輪山である七高山を目指します。


さあ、行こう!


駐車場から左手の雪の付いたところから入る人達が多い中僕らは木道を進み、積雪期用の登山ルートで登ります。

あとで思いましたが、融雪が進んだこの時期は薮を越えるまでリボンを追った方が良いと思いました。

2ヶ所は必ず出てくる薮漕ぎはこの時期必須です。


ほらね。
板を外し、絡む蜘蛛の巣から逃げようとする虫の如く、もがき苦しむのでした。
ここは苦労しました。


今日も暑い。
そして虫が多いです。
どうしても風がない晴れの日はブヨなどの血を吸う虫がまとわりつきます。
足を止めるとすぐに来ます。


Tさん、休憩後『足がつる』と言っています。
少し揉んであげましたが、なんせTさんに群がるブヨが凄くてたまらなかったです。
血がにじむほど吸われていました。

このTさんの「足がつる」という現象は、普段から悩んでいて、スキーでも登山でも休憩や食事を挟むと必ずつります。
何か良い方法をご存知の方いませんか?
ちなみに「水分をこまめにとる」とか「ミネラル補給」とか「アミノバイタル摂取」とか「漢方薬」などは試していますが、いずれもダメです。
僕的には「すぐに休まずに乳酸を流してから休む」なのかなと思いましたが、これも決定的ではないようです。


日本海が見えます。
ひたすら登るのです。


足元は板の滑走面にシールと呼ばれる滑り止めを貼っています。
そして、テレマークスキーの素晴らしさは本当に歩いているようにブーツの爪先が蛇腹になっていて曲がることです。
アルペンスキーのあの硬いシェルで登るのと比べられないほどの歩きやすさは、山を滑るというよりは登る方に特化しているのかな。
そして、その不安定感が面白く、ただ滑ることすらままならない難しさがとてもそそるのです。

テレマークスキーはただ滑れるだけでかっこいいと思いました。


Oさんも久しぶりのバックカントリーで、今日のこの日をとても楽しみにしていてくれました。
Oさんの準備と山への向き合い方はとてもしっかりしていました。

一方Tさんは準備がちょいと手抜きでした(笑)。
忘れ物あり、シール貼る前にスプレーワックスしちゃったり、そのシールがエッジからはみ出しちゃっていたりしました。

前の晩にそれに気がついて、慌ててシールをカットすることができました。
スプレーワックスは僕の温泉用のボディシャンプーで洗い流しました。

残念ながらTさんのつった足がどうにもならず、下山の事も考えるとここで終了ということになりました。
Oさんが『山は逃げないから』とTさんをなぐさめていました。ほんと、その通りです。
Tさんもさぞかし悔しかったでしょう。

僕とOさんは目の前の大斜面を滑らせてもらうことにし、Tさんが見えるところまで登りました。


それではOさんどうぞ。


上からは僕、下からはTさんが撮影しました。
ライダーOさん。


僕も負けじと頑張って滑ります。


Tさん、少し休むと滑れました。
なんだ、普通に滑れるじゃないの。


Oさんが行きます。


僕も行きます。


足がつりながらもTさんが行きます。
滑っている方が楽だと言いました。


今日は雪質も快適なザラメで、足を取られることも無く楽しめました。
僕らは無線がないので、合図方法を決めて対応しました。これがけっこう使えました。


だいぶ下ると登山者用のリボンが付いているところに出ました。
これ通りに下るのが薮を抜ける最良の方法でした。


片側が切れ落ちている場所に出ます。
ここは登りで使った場所で、シールで下ることが出来たところです。


ここは面倒がらずにシートラします。
安全を優先させることが結局一番早いのだ。


さて、右手を回って駐車場までスキーでいくか、左手から木道を歩くか。
右手に行って足元悪ければ、そこでツボ足になったらもっと大変です。
ここは木道狙いで行くことにしました。


Tさん頑張った!
お疲れ様でした。

駐車場まで再びシートラして歩きます。
駐車場では先行者の方に声をかけてもらいました。
『おっ、テレマーク』
その方は『どこから来たんだ?』と聞いてきて、僕が『茨城です』と答えると『あの車そうかい? 俺も昔は土浦ナンバー付けてたから』と。
その方もテレマーカーで、鳥海山の斜面について教えてくれました。
いいお顔してました。やっぱりこういう趣味を持った人はそうなるんですね。
最後に『また来てください、鳥海山へ』と言ってくれました。


西川まで戻って温泉と食事にします。
風がないので、久々にオープンエアーでやりました。
Tさんのレストランマイカーはこんな食卓でした。


Oさんは完全に青空レストランです。
いい雰囲気。

さーて、僕は今夜カレーです。
お腹好きすぎのため、開封した箱ですみません。

86点。
甘みがよい。さんしょうの香りとあるが、ほんとに香り程度でカレーの味を損なわない程度。
角煮とは少し違うような気もするが、変な謎肉よりは食べやすかったです。。


空のお皿には野菜サラダに「いぶりがっこのタルタルソース」をかけて、チョリソーを添えたものが入っていました。
作りながら食べてしまいました。
皆さんにお見せできなくてごめんなさい。

そして、まったりしたあとに再び月山姥沢駐車場に向かいました。
そう、明日は再び月山で滑ります。
もしかしたら今期最後になるかもしれません。

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テレマークスキー (23-24シーズン 47回目) 月山スキー場

2024年05月15日 | Weblog
華麗なるホームスチールを決めてくれたのはТさん。
5月の連休がやってきました。
そして月山の季節です。
今シーズンはやはり雪解けが早く、毎日数十cmの勢いで沈んでいます。
それでは三連休のスキー遠征の様子を書いていきましょう。


火曜日(僕らのお休みの日)は7連続雨を遂に脱して晴れました。
我慢のずぶ濡れスキーからやっと解放された気分はもう最高です。

約5時間の運転も慣れたもので、到着は午前1時でした。
手際よく寝床を作ってサッサと寝ました。

起きてみるとご覧の通りの月山ブルー(ナイスポイントでの快晴をなんでも○○ブルーと言ってますけど)。


駐車場から歩いてここから雪になります。
いつものパターンですね。


スキーを背負ってスキー場まで歩きます。
なかなかどうしてこれが大変です。
今日も何人にも抜かされました。


やっと見えてきたぞ。


気温も高く、薄着でいきます。


リフト乗り場はまだ雪があるものの、だいぶ薄いです。
時々係の人が雪入れしてキープしています。
恐らく来週にはスキーを外してリフトに乗るようになるかもしれません。

斜面はコブだらけです。
この時期ならではの景色です。


月山に雪がない。
でも姥ヶ岳にはある。なんでだ?


沢コース。
普通に滑れるのはここだけですが、そのうちここも全身コブだらけになります。


やっほー。


暑い。
水分も1回ごとに補給する感じです。


メンバー3人でこれたのは本当に嬉しいです。
3日間楽しみましょうね。


楽しんでます。
さ、行くぜ。


気が付きましたか?
TさんとOさんは恋人同士のペアルック。
って、偶然上下が被ってしまったようです。
Oさん、とても嫌がっています(笑)


写真も撮りたくなるのです。
そりゃそうだ。


大小様々なコブがあって、自分に合ったラインを選ぶことが出来るのもこの時期の月山の良いところです。


Tさん行きます。


Oさん行きます。


僕吹っ飛びます。


「崖」と僕らは呼んでいます。
35°はありそうな斜面に出来たコブは最初は全然出来ませんでした。
ライダーOさん。すごい!


崖も上手く滑るTさん。


崖で吹っ飛ぶOさん!
このぐらい攻めないと上手くなれないのだ。


崖。おいら。


崖上部から。
短いのが精神的に良いです。
長いと怖くて滑れないかも。


リフト乗り場の現状をアップしておきます。
たまに石ころあるので、見つけたら取り除いて下さいね。


16時になろうというところで終わりました。
遠くから見てもコブだらけです。


今日は道の駅にしかわの水沢温泉がお休みだったので、他の温泉に行きました。
そして鳥海山に向かう道すがらあった「道の駅寒河江」で晩御飯にしました。

そう、明日は鳥海山に登ります。


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