日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『町田のラーメン:小川』

2007-03-27 | ラーメン
先日、営業先で少し時間が空いたのでメーランをまた喰うことにした。
場所は東京都町田市。
立川近辺に拠点を置く俺としては、「町田=神奈川」みたいなイメージがあり「神奈川=豚骨醤油」と繋がる。
八王子から南下してたどり着いたラーメン屋は全て豚骨醤油で例え味噌ラーメンだとしても豚骨醤油味、そんなイメージで俺は生きている。
案の定、自分の見つけたラーメン屋、小川さんにも濃厚豚骨でかつお出汁、なんて垂れ幕が下りていた。
豚骨にかつおの風味がしちゃうなんて!好奇心は高まっていった。
(勝手に豚骨醤油と思っていたが良く思い出したら「醤油」の文字はなかったかも・・・)

俺は豚骨醤油と言うと家系を想像するので、店内に入って少し焦りを感じた。
何故なら、そのテーブル上で食されているラーメンは正に俺のキライな博多系の豚骨の姿をしていた・・・。
一瞬頭を過ぎった事、「出るか・・・?」
テーブルの上のラーメンを見てすぐさま店を出ようかと思った。
しかし「あ、ごめんなさい、豚骨ラーメンならまたにします」なんて言って出て行ったら、閉店後に従業員一同の笑いものにされてしまう。
だって外にも豚骨って書いてあったからね。

それは避けたい。
そして値段を見ると580円(だったかな?)と600円を切っていたので、「ま、いいか・・・」と我慢して食券を購入。
急がしそうで大変混雑していた、普通に旨いんだろうなと言う事は確認出来たが、なんせ博多系の豚骨はあの細麺からなにからキライだ。
紅生姜が乗ってたらマジで出ようと思った。

が、出てきたラーメンは今まで見た博多系とは違った。
スープを啜ればかつおの旨みがぷ~んとして、豚臭くもない。
むしろ旨い。
麺は確かに細かったけど、ラーメンにしっかりマッチしていた。
海苔も旨し、いつの間にやらスープを飲み干し、鼻水をすすって外に出ていたのだった。
町田恐るべし・・・。