日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『低俗なチャラ男と、高貴なプレイボーイ』

2012-02-27 | 考え事
たまに、俺の事をチャラいとか、ヤリチンだー、みたいな感じだと言う子がいる。

すごく心外。

俺はプレイボーイであって、チャラ男ではない。

ましてはヤリチンなんかではない。

(俺が、そういう低俗な名称で呼ばれるのは、彼女たちのボキャブラリーの低さが原因で、非は俺にない。)

もし階級があるなら、一番下の階層の人間を【ヤリチン】、真ん中が【チャラ男】、最上階級が【プレイボーイ】である。


まず、最下層から説明していきたい。

【ヤリチン】とは、簡単に言うと『猿』である。

射精と言う快感に取り憑かれた、阿呆な猿なのである。

確かにヤリチンは、実際のセックスの回数は多い。

と言うのも、その個々のヤリチンが生息しているコミュニティから出ないので、生殖する相手が見つけやすい。

【ヤリチン】と言われて想像させられるタイプは一般的には「ギャル男」が多いはずだ。

見た目にもハッキリと異性を意識しているのがあらわれているから、わかりやすい。

『人としての身嗜み』以上にファッションを楽しんでいるのが特徴的だ。
(ヤリチンは、ギャル男だけでなく、この過剰なファッションと言う事が共通する。)

ヤリチンが相手をするのは、ご存知のとおり『ヤリマン』だ。

ヤリチンとヤリマンが出会うと、必ずセックスになる。

お互いが、それの事しか考えていないから、直ぐ始まる。

そして、この低俗な階層の特徴に挙げられるのが【セックスの後に、関係がコジれる】と言うことである。

何も考えないで挿入するし、身体を許すので、後で自分の周りの人間関係を冷静に照らし合わせると、問題が発生したりする。
(コミュニティが狭いのが一番の原因になっている)

その問題の解決の為に、周りを巻き込み、そして周りから離れられていく存在。

そうすると、もう射精しか信じられないようになっていく。

彼等が読める空気と言うものはない【空気読み度数0%】である。

ヤリマン達も、彼等に【空気を読む事】を求めていないから成立するのだ。

どうだろうか?
俺の提案する【ヤリチンの定義】には納得できただろうか?



それでは、次に行こう、【チャラ男】の説明だ。

チャラ男に救いようがあるのは、空気を読めるコトなのだ。

ヤリチンと決定的に違うのはここ。

服装や、言動、送信してくるメールの内容などは、非常に【ヤリチン】と酷似していてて、見分けがつかない。

これは、遊んでみるしかないのだ。

妙にポップな格好をしているのが彼らの特徴。
ギャル男とはまた違った感じで、ファッションを楽しみ、過剰ではないものの、どこかイヤラシイ雰囲気を漂わせる。

ここから、女の子を【ヤリマン】【チャラ女】【プレイガール】とカテゴリングして、ヤリチンと比較しながら書きたい。

『チャラ男』が遊んでもらえるのは【チャラ女】までで、【プレイガール】はこの、チャラ男と言うジャンルに敏感で、一番キライなところなのだ。

【チャラ女】と【ヤリマン】と言うのも決定的に違う、【ヤリマン】は、ほぼ無条件で【チャラ男】とヤるが【チャラ女】は、そのチャラ男をしっかりと観る。

ヤらせてあげてもいいか?ヤらせてあげたくなる様な雰囲気なのか?を吟味する、そして、その【チャラさ】の相性がいいと、セックスになる。

ここからやっと、セックスが「人間的なモノ」になってくる。

世の中のセックスの半数以上が、この【チャラ男とチャラ女】で構成されている。

ヤリチンと、チャラ男の定義に、異議はないだろうか?
次に行こう。



【プレイボーイ】である。

彼等は、【プレイボーイ】と言うジャンルに属されながら、服装などはどこにも属していない場合が多い。
自分に似合った色のチェックシャツとジーンズ、履きなれたスニーカーでデートに現れたりする。

決まったコミュニティに生息していないので、ジャンル・年代問わず、女性を楽しませることが出来る。

【ヤリチン】【チャラ男】が与える第一印象は『楽しい男』と言うのが多い。

しかし、【プレイボーイ】は決して、楽しいとは思われない、『なんなんだろう?この人は?』と思われるのである。

目の前にいる女の子に「今まで出会ったことのないタイプの人」だと思わせて、興味を惹くのである。
(そういう男を、意識して演じられるのだ)

そして、プレイボーイにも弱点があり、それは【ヤリマン】は相手に出来ない、と言う事である。

ヤリマンの気持ちが全くわからないのだ。

自分が想像するイイ男と、かけ離れたヤリチンと性交出来る彼女らには、興味がない。
話していても楽しくないのだ、そんな彼女達にセックスの後、冷たくなってしまいそうな自分が厭で、ヤリマンを誘わない。


プレイボーイは、セックス以外でも女性を楽しませようとする心の持ち主で、浴びせられる言葉でさえ濡らしてくるのだ。

語尾にもしっかりと気を遣う。

当然「~じゃね?w」なんて言って、ニタニタした話し方はしない。

「~だよね?」と、爽やかに笑って、女性の反応を優しい目で見る。

女性が年上なら、しっかりと敬語を使う。
馴れ馴れしい言葉を使ったりしない。

そうする事で、女性はしっかりと「一人の女」として見られている自覚が芽生える、自宅で一人、半身浴をしている時に、彼の事を思い出してしまったりするのだ。

それも、好きでワクワクドキドキする様な感覚ではなく。

「あの人は、どういうつもりなんだろう???」と思わせる。

気になって仕方なくなるのだ、いつもあぁなのか、他の女にもあぁなのか、あの言葉はどう意味だったんだろう?

ちゃんと聞けば良かった・・・。と

プレイボーイの楽しみは、セックスだけではなく、ここにある。

女性に体を許してもらう事より、心を奪うほうが遥かに難しいのだ。

それを楽しみにしているのが、プレイボーイ。


どうだろう?
理解できただろうか???

お前は、ちゃんとプレイボーイだろうか?

君がヤらせてあげているのは、いつもヤリチンばかりではないだろうか???


でも、男性諸君は不安になる事はない。

誰しも、いきなりプレイボーイではないから。

若い頃に始まったセックスライフはヤリチンからのスタートで構わないと思う。

無数のヤリマンを抱き、チャラ女を楽しませて、そして、プレイガールに泣かされて、男は大きくなっていくのである。

まだまだ、お前は大きくなれる。

今日も、精巣はマンタンなのだから。

『みんなツラい、でも、みんな笑ってる。』

2012-02-26 | 考え事
また僕の脳みそが、凄い速さで動いてる。

宇宙の外にハミ出しそうな勢いで弾けてる。

わからない、本当に理解できないから、僕の脳みそは螺旋状に拡がってく。

なんでこの世は、あの子を落ち込ませるんだろう。

あの子は、笑っていた方がいい。

神様は、そんな事も判らないのか。

あの子が笑えば、100人が笑うんだ、

あの子が落ち込めば、100人が落ち込む。

僕だって、そんな事は分かるのに・・・。

信じられないから、僕は電話をした。

滅多な事がないと電話はしてくるなと言われているけど

呼出音は、僕を待たせた。

相手が出ると、僕は開口一番で「あの子、泣いてますよ!!」と感情を抑えて強く言った。

「・・・、知ってるよ。」

「知ってるって、なんすか!!メチャメチャ落ち込んでますよ!!」

僕くらいに、他人を愛せるような人間になると、神様に電話が出来る。

電話番号がある訳ではない、念じるだけ、頭の中で強く念じる。

そうすると、勝手に向こうで受話器を取ってくれる。

たぶん小一時間、神様と話した。

途中で神様に聞いてみた、「なんで人間に、こんな辛いことをさせるんですか?」って。

最初は、あの子を傷つける神様が許せなかったけど、答えを聞いたらなんとなく納得した。

『人間はね、落ち込んで落ち込んで、時には死にたくなる、でも、それがないと、人に優しくなれないんだ。』

僕は黙ってしまった、一拍置いて神様は続けた。

『私だって悲しい、人間を悲しませる事が、それが君達の為になるとハッキリと解っている私でさえ悲しい、私だって、落ち込むのだ』

僕は、言葉が出なかった、でもピッタリと貼り付いた喉の奥から、吐く様に声を出した。

「神様!!あなたは一体何者なんですかぁー?!」

そう叫んだ僕の目の前は、真っ白になり、眩しくて目を瞑らざるを得なかった。

そして、気絶した。


起きた時には何時間経過したのか分らない、お腹も凄く減っていたし、喉もカラカラで、ソーダを飲みたい。

気付いた時には、来たことも無い暖かい草原の中で、360°周りを見回しても何もなかったけど

ふと、空を見上げると、いつもより大きな太陽が笑っている気がした。

『脳内OS わごころ2012の開発秘話』

2012-02-24 | その他
僕の頭の中に搭載されているオペレーション・システムは、秘密の製品。

2010年の夏に発売されたモデルの物だ。

僕がなんで脳内にOSを入れているか?と聞かれたら、それは僕が某秘密結社の人間だからだとしか言えない。

活動内容は、始発前に最寄り駅のロータリーを掃除したり、道に迷った人の為に一日中、交差点に立ってたりする。

中々、ツラい。

だから、そのOSを入れている。

そのOSの名前は「わごころ2010」と言う。

わごころ2010を入れていると、道行く人の気持ちが手に取る様に分かる。

人の気持ちがハッキリと分かるようになるのだ。

他にも、物凄く頭の回転が上がる、コンビニで買い物をすると、自分が手にとった商品の合計金額、もちろん消費税まで即座に計算できるようになる。

しかし、試作品段階の「わごころ2010」。

なぜ、「2011」が制作されないかと言うと、2010で色々なバグが出たからだ。

人の気持ちが分かりすぎるあまり、僕の同僚の佐々木は、人通りの多い交差点で「あっちです!!こっちです!!いや、そっちじゃありましぇ~ん!!!」と、叫び続けた。

警官が取り押さえた後も、何かの呪いのようにブツブツと言っていたと聞いている。

他には、自殺者も出た。

2010年末までには、被験者の半数が死んだ。

それでも、実験を止めるわけにはいかなかった。

汚れた白衣を着た牧野博士は、いつも「今の日本人は、日本人じゃない、私の『わごころ』で、日本を変えるんだ」と常に言っていた。
スターバックスで、その話しを熱弁された時に、隣のOLの視線が痛かったが、牧野博士には言えなかった。

僕が、死んでいないのは運がいいだけだろう。

症状は出ている。

一日中、「わごころ2010」を使いながら動かした自分の脳を、シャットダウンさせるには、かなりの時間を要した。

毎日の様にすぐ寝れないのだ。

寝起きはいい、素晴らしく寝起きは爽快なのに、寝付きは非常に悪かった。

牧野博士に、それを言うと、「冷めてないんだね・・・」と言って、博士以外は立入禁止のラボに入っていった。

そして2011年は、牧野博士は一度も自分のラボから出てこなかった。

ラボのドアの前には、排泄物が溜まった青いゴミバケツと宅配ピザのゴミがいつもあり、土曜日だけは、中華料理を頼んでいた様子だった。

そんな牧野博士から昨日連絡があって、驚いた。
一年以上ぶりに博士の声を聞いて、嬉しかったのと、なんと「わごころ2012」が完成したと言うのだ。

すぐ基地に戻って、会議室に行くと、ブクブクに太った長髪の博士が、虚ろな目でニタリと笑って「コレだよ」と言った。

長い机の上に置かれた「わごころ2012」は3mm程度の大きさで、2010年のモデルの半分の大きさだった。

僕は博士との久々の再開も他所に、「付けてもらっていいすか?」と興奮しながら確認して、返事を待って喜んだ。

8時間の手術の末に、取り付けてもらった「わごころ2012」の第一号。
今、このブログを読んでいるアナタが「こいつバカなんじゃねーの?!(笑)」と思っている事までクリアに伝わってくる。

さすが、「わごころ2012」!!!!

牧野博士の発明が成功すれば、またこの日本は生まれ変わる。

安心してくれ、皆がグッスリ眠れる日は近い。

『地獄に落ちるまでには』

2012-02-23 | オカルト
なんで人間って、生きているんだろう?

誰に人間って、生かされてるんだろう?

ふとした時に、思い出す疑問。

なんか僕は、突き詰めて考えるのが好きらしくて、気になることを考え出したら、鉛筆削りから出したての鉛筆の先端みたいな所まで行って、その点にある『考え方』を確認して、それが自分に合うか見極める。

好きな音楽を流しながら東八道路を走っているときにはそんな事考えない。

でも、ふと家に帰ってきて、ウィスキーを舐めるように飲んでいると、思い出す。

なんで生きているのかな?って。

もしかしたら、誰かに生かされているだけなのかも知れない、なんてオカルトチックに考える日もある。

正直言って、『なんで生きているかも分らないのに、一生懸命生きられる訳がナイ』と言うのが僕の主張だ。

だって死んだら終わり、なんでしょう?

天国にお金を持っていって、死んでいるのに死ぬほど美女を買えたり、死んでいるのに死ぬほど旨いものを買えるなら、現世で頑張った意味がある。

地獄にお金を持っていって、業火に焼かれるのを現金で免除出来るんだろうか?

赤鬼に鉄の棒で脳みそを砕かれることを、100万円で回避出来るんだろうか???

別に、出来なくてもいい。

だって、死んでるんだもん。

人間の一生、って言うシステムは面白い。

死んだ先が誰にも分からないからだ。

もしかしたら、天国に行っても、地獄に落ちても、そこにはATMがあって、現金を好きな時に引き出して、死後をマンキツ出来るのかも知れない。

そんなバカげた事を真剣に信じられるなら、少しは頑張れる。

でも、仏教や、キリスト教が混在して、それに加えて悪しき宗教の影響か、「神様みたいな存在を肯定するのが、少し恥ずかしく思えるこの日本」に住んでいたら、大抵の人はそんな事を考えない。

「死んだら終わり」、それが常識だ。

そこで僕には、ループする疑問が戻ってくる。

「本当に死んだら終わりなのか?」と言うこと。

もし、終わりじゃないなら、この現世ってやつは、何の為にあるんだろう???

やっぱり、「死後の為」にあるんじゃないか?と思う。

死んだ後に、僕たちの本当の生活が始まるんじゃないだろうか?とか・・・

こんな話題を真面目に誰かとするのは恥ずかしくて、一人でウィスキーと話している位がちょうどいい。

ウィスキーが僕を諭すように言った、「天国に現金は持っていけないだろう?」

「勿論、持っていかないよ、天国に争いの原因を持ち込む気はないし、実際にそんな金はない。」

「じゃ、何を持っていくんだ?天国に何も持っていけないなら、何の為に人間をやっていたんだ?」

「根本的に間違っているよ、僕は天国には行けない、喜んで地獄に落ちるんだ、鬼さえ愛せる人間の愛を持ってね。」

グラスに注がれたウィスキーの最後の一口は、そう言った僕に飲み干され、無言のまま肯定を感じさせてくれた。

『人のブログを読んでいると』

2012-02-22 | その他
人のブログを読んでいると、「この人は本当にバカなんだなぁ」とか、「この人は頭いいな」とか、「丁寧な人だけど、嫌味な人だな」とか感じる。

僕は、人間が外に出るときに着る、あの洋服ってやつを面白いと思っていて、人間は洋服を着ると、脳みそが裸になっていく。

何度か、このブログでも書いてきた。

洋服のサイズや、色合い、柄、質感。
全てを総合していくと、なんとなくその人の考えていることがわかる。

例えばスーツにしても、クシャクシャのスーツを着ている人に対して「この人、仕事が出来そうな人だな」とは誰も思わないだろう。

しっかりと全身コーディネイトが出来ていて、ファッション雑誌から飛び出してきた様な着こなしをする人に対しても、それなりに感じる事があると思う

洋服を見ているとそんな小さな「気付き」が、ある。

文章も同じだ、何度か読み返さないと理解できない文章や、初めに書こうとしていた内容が一つの文章の中で変わっていってしまっている文章。

そんな文章を書いている人の記事を読むと、「自分で読み返さないのかな?」と思う。

たぶん、読み返してないんだろう。

自分の書いた文章が「どう思われようといい」と言った無責任さを、誤字脱字の中に感じてしまう。

文章力が低下していく人の原因として、ブログには写真を載せられるからだ。

写真を載せて、「こんなに美味しそうでしょう?」と言えば、誰かからの記号的な「美味しそう!」と言うレスポンスが来て、それで満足。

これでは、文字の面白さが全くない。

文字の面白さって言うのは、その文章を読んでいると、色が想像できたり、音楽が聞こえてきたりする事だと思う。

例えば【昨日、クラブで凄い可愛い子がいて】と言う文章には、色がない、あるとすれば、勝手に想像されたクラブの灰色の壁だけた。

それが【昨日、ヒップホップが爆発してるクラブで、そこには似つかない黒髪の可愛い子がいて】と言うと、音も流れてくるし、その女の子の事が想像できる。

あえて彼女の服装は書かなかったけど、「そこには似つかない」と書く事によって、派手な服装を想像しないだろうし、彼女のタイプも分かると思う。
誰かに、連れてこられたのか、と背景まで想像したくなる。

自分が見たものを、写真で撮ってみせるのは誰でも出来るけど、文章だけで伝えていくのはとっても難しい。

いや、実は簡単だ。

自分が読む人の側になって、「何も知らない人」になればいい。

それは、人を思いやることと同じ。

「こういう風に書かないと、ちゃんと伝わらないな」って言うのを理解してあげないと、全部は読めない。

自分勝手な文章を書く人が多くて困惑する。

自分のブログに責任を持って書き上げている人は、そのブログに来てくれた人に対して、「おもてなしの心」を持って接してあげて欲しい。

それが、『日本人としてのアレ。』なのです。

『ウィスキーは嘘をつかない』

2012-02-21 | その他
久しぶりに会った人は、非常に高い確率で僕に「なんかこの前と雰囲気が違うね?!」って言ってくる。

一度しか会った事のない僕の雰囲気をインプットしてくれるのは有難い。

でも僕は、想像以上に一筋縄ではいかない。

この人の前では以前、どんな風に振舞ったか?と

記憶を引き出す。

しかし、思い出せない。

僕が意識したわけじゃないけど、その時には「この人用の僕」になったのだろう。

二回目に会うこの人用の僕は、一回目に会った時の僕ではない。

「二回目用の僕」を無意識の内に創り出す。

誰かの前に出るときに、意識をして、何か、或いは、何者かを演じた事はないけれど、何者も演じていないと言うのを、自らに演じていたのかもしれない。

いや、そんなカッコのつく様な事でもない。

ただ、臆病なのだ。

自分を見せるのが怖いのだ。

本当の自分で勝負するのが怖いのだ。

本当の自分が嫌われるのが怖い。

誰に嫌われるのが怖いのか、考えてみたら、嘘をついている自分が、本当の自分を嫌いになるのが怖い。

グラスを置いて、目を瞑り、本当の自分って何?と自分に聞いてみた。

嘘ばかりつく自分に困惑し、目を開けて、グラスを取り、ウィスキーを揺らし、喉を鳴らして飲み干した。

『ボンクー24 AM3:00~AM7:00 完結編』

2012-02-14 | 曼荼羅タイト
前回までの「ボンクー24」は・・・

午前三時

場所はニューヨーク。

ガラス張りのカフェテラス、清潔感があって広々とした店内。
外から見ると、大きなビルの中の一階だと分かる、緑の看板が印象的で、ほかではあまり見ないフォントで店名が書かれていて全部読めない、マジェ・・・なんとかだ。

その店の前の信号機で止まった、紺色と赤のラインが入った二階建ての大型バスが、二回爆発の音をさせた。
後方につけていた黄色いキャブのガラスが割れた。

メラメラとバスは燃え出して、もう一度何かが爆発した。

マジェなんとかの、テラスのサンドイッチやケーキ、椅子なども吹っ飛んでいた。
幸い、店のガラスは割れずにすんだ。

叫んで逃げ出すニューヨーカーや、スマートフォンで燃えるバスを撮影する人がいた。
すると数ブロック離れた交差点でも止まったバスが二回爆発して、その爆発音が近くに聞こえた。

数分経って、マジェなんとかの店内のトイレから出てきたのは、ミウラ社長だった。
サングラスをかけて、バスを眺める。

その時、「ミウラー!両手を上げろー!!」と銃口を突きつけるジャック・バウアー
店内に残っているのは二人だけだった。

「はじめましてだな、ジャック、さすがだよ、ここまで来るなんて、期待通りだ」とミウラ社長、手はズボンのポケットに入れたままだ。
「両手を上げろと言っているー!!」

ジャック・バウアーが銃口を突きつけ近付くと、店のガラスが割れる程の爆発がした。

場所は変わって、線路沿い。
新大久保から、高田馬場の間の道を走っていた。

携帯電話がなる、サムだった。

「はい、ボンクー」後ろを見ながら、少しスピードを緩めた。
「耳をとったよ、今走ってるのか?」

「そう!バウ川って刑事に追われたけど、もう平気だろうと思う」
「そうか、じゃ、そっちに戻るよ」と言うと、本当にディーンの車ごと現れた、キャスが後部座席にいるんだろうな、と思って、乗り込んだ。

「助かったよ、キャス、さすがだね」と言うと。
「私は天使だからな」とクールにつぶやいた。

助手席に座っていたサムが、これだよと言って、ジッブロックにパックされた耳を渡された。
直に触っているような温度だったので、既に冷えていた冷たさが気持ち悪かった。

「じゃ、早いとこそのスンスケとか言うのを退治しちまおうぜ!」とディーンが振り向いて言った。
「シンスケだよディーン」と言うサムを一瞬見て「なんでもいい!」と言ってディーンは運転の為に前方を見直した。

俺は「うん、確かになんでもいいよ、でもジャックが電話に出ないんだ。」と独り言の様に言う
その時に持っていた携帯電話に紳助から着信がきた、しかし今は出ない方がいいかも知れない、ジャックに連絡が取れないと・・・、それでも間に合わないかもしれない。

午前四時

場所は路上。
バウ川の手を逃れるべく、適当に走らせていた

ウィンチェスター兄弟とキャス、ボンクーの乗るインパラの中で、キャスが「ジャック・バウアーは死んだ。」と目の前を見ながら言った。
「は~?!」と俺は驚いて、長めに言った。

紳助からの電話が切れた直後だった。
サムも驚いて「ジャックが・・・、どうして?!」と聞いた。

「ミウラ社長の爆破テロに巻き込まれた。」

キャスが言うのだから間違いない、もうあの作戦しかなくなった・・・。

紳助に電話をかけ直す。

丁寧な言葉で、うまく運んでいると伝えた。
カウスの耳もあるしサムも連れていくと言って、元嫁の声も聞かせてもらった。

時計の針が真っ直ぐになる六時に引渡しの約束をした。
場所は知っているところだった、ディーンに行き先を伝えながらこれからの事を話した。

午前五時

場所は都内某所。
落ち着いた通りだが、学生やらお弁当屋が目立つ通りだ。

運転中に車の中で一通り話した後、信号でとまったタイミングでディーンが改めて驚いた。
「じゃ、お前とジャックを交換するって事か?」

「そうだよ、もう時間がない、キャスならそれくらい出来るだろ?」とボンクーが隣のキャスに言う。
キャスが言う前にディーンが「できるよ!それぐらい!オレらはスーパーナチュラルから来てるんだぞ?!でもな、それはお前が死ぬって事じゃないか!」

「わかてるよ、ディーン、それはわかってる!キャスできるよな?」
「できる、私は天使だ。」

サムが「ボンクー、死んだらディーンみたいに簡単には地獄からは帰っては来れないぞ?」と振り向いて言った。
「おいおいサム!俺が地獄に落ちるって決め付けるんじゃないよ、俺は天国に行くよ、な、キャス?」

「それは、私が決めることではない」
ディーンが「お前は地獄だろうな」と笑いながら言い、そして「わかった、好きにしろよ!オレらは止めない、キャスやってやれよ」と言った。

キャスがボンクーの方を見て「本当にいいんだな?」と言って、頷くのを確認すると深呼吸をした。
俺が最後に覚えているのはそこまでだった。

「プハァー!!」と言って、ジャック・バウアーが息を大きく吸い込んだ。

息を荒らげて「ここはドコだ?!」と言って、ウィンチェスター兄弟の顔を見回した。
「お前たちか、どうした?ここはどこなんだ?!」

ディーンが「ジャック生き返ったんだよ、ミウラ社長に爆死されただろう?これから説明するよ」と言って、ボンクーから言われた場所に車を走らせた。

午前六時

場所は都内某所地下
コンクリートが剥き出しの冷たい灰色の壁。

紳助、護衛三人と、ボンクーの元嫁が後ろ手に縄で縛られて立たされている。
それにウィンチェスター兄弟。

紳助が「ボンクーが来ないのは何故だ?訳を聞かせてもらおう」

サムが「5000万だよ、ボンクーに報酬として渡そうとしていたやつさ」
「お前たち兄弟は、人間も殺すのか?」と笑いながら言った。

「そうだよ、金が良ければな!」と言って、ディーンが聖水を紳助にかける。

ビシャっと音だけして、悪霊憑きの反応がなかった。

「なんだお前?!俺を悪霊だと思って殺しに来たのか?」と紳助。

悪霊憑きではなかった紳助の前に驚くウィンチェスター兄弟。

彼らは、もちろん普通の人間は殺さない。

戸惑い、紳助が怒鳴る中。

ジャックが、「両手を上げろー!!」と言って、階段を駆け下りて来た。

「な、なんだ?!なんだ?!」と慌てる紳助。
日本の警察もなだれ込んできた。

その中には、バウ川ジャク夫の姿もあった。

バウ川が叫ぶ「島田紳助!お前を薬物容疑で逮捕する!!」と言って、他の警官が護衛もあわせて手錠をかけた。

「え?どういう事だ?これ?」と驚くディーンの目の前にキャスが現れ、「私が、紳助の薬物の在処を教えてあげたんだ。」と言った。

「何があったんだ?!」とサム。

紳助は、ブラジルで発見された新種の天然ドラッグを、もっと強くする様にして「フレンド893」と言う錠剤のドラッグを数キロ所持していたのだ!!

悪霊憑きではなかったが、逮捕されてよかった。

ジャックも生き返ったし、良かった良かった。

ボンクーさん、有難う!君を忘れない!!

午前七時

場所はボンクーさんの自宅
いつも様に携帯電話のアラームがなった。

もう朝だ・・・。
布団の中から出たくない。

バイトの前に、ゲオに言って、スパナチュ借りよう。

それにしても、誕生日にこんな夢を見るなんて、スゴイな、と思いながら大きなアクビをした。

『ザ・ラスト・アースクエイク』

2012-02-12 | その他
地震だ地震だ揺れている。

あちこち各地で揺れている。

道路が崩れて、ビルがしなる。

看板倒れて、電気が止まる。

まだまだ揺れるぞ、今度は縦に。

もひとつ揺れるぞ、ホントに横に。

ガラスが頭に降り注ぐ。

車が道路に乗り捨てられる。

陳列棚まで倒れて曲がる。

ドンドン揺れるぞ、知らない程に。

揺れるぞ揺れるぞ、一年後にまた。

今度も三月、各地で揺れる。

『愛想のナイ人って、本当に厭です』

2012-02-11 | その他
たまに食べたくなるよね、スタ丼。

この前、わざわざ休みの日に食べに行きました。

家の近くまで、車を走らせて。

家の近くのスタ丼屋さんは、初めて行った。
他の所ならあるけど。

で、そこに到着して、食券を買って。

店員に渡す、その時に僕は生卵でスタ丼を食べるのが厭なので、温泉卵にしてもらう様に言ったのです。

すると、僕の視界のギリギリの所で、僕をチラリと見て、ざわつく冴えないカップル。

僕が、椅子に座ると、そのカップルは僕に触発された様に温泉卵に変更。

これには、少し僕は驚く。

そして、チラリともう一度僕を見る二人。

明らかに僕の真似をして、知らなかったサービス?を提供してもらう二人。

そんな彼たちから、僕は未知なる文化を飛来させた、神の様な存在として崇められてもいいはずだけど、一瞬目が合って、そらされた。

二度目の驚き。

僕のマネをしたんだから、ニコっと笑いかけてくれてもいいんじゃないか?

確かに、温泉卵は僕が作っているのではない。

しかし僕なら、そんな目の前で人のマネをしたら、恥ずかしくて、苦笑いの一つや二つ出る。

彼らはまるで、コンピューターで制御されたごとく、固くて、皮膚の下には筋肉では無く何かの回線でもあるような表情をしていた。

僕は、仄かに恐怖を感じながら、「こいつらは、地球の文化を学ぼうとしているエイリアンか、何かか?!」と思った。

そうでないと、納得できない。

あれだけ、愛想のナイ人間が、同じ地球人だと思いたくないから。

『ドドドの怒太郎』

2012-02-10 | 最近の出来事
出来ることなら昨日、二月九日を『2012年で一番ムカついた日』として抑えておきたい。

昨日程に、これからイライラする日が2012年に無いことを願う。
それ位、イライラした日だった。

これと言って、原因はナイ。
と、言ったら俺は大嘘つきになってしまう、原因は明白だ。

明白すぎて、言いたくない。

深く追求してくる空気の読めない奴がいるなら、余計にムカついて、そいつに対する一線を越えそうだ。
ハッキリ言うなら殺してしまいそうなんだ、完全犯罪の準備は出来ているから。

言葉で説明するなら簡潔すぎる程だから、原因はこの記事に要らない。

俺が書き残したいのは、自分の反省の念と、『俺のストレスの解消法の一つとして活字に残す』と言うのがあると言う事を知った事だ。

原因が引き金を引く前にもイライラし始めていたのは事実だ。

なんで、爆発してしまったのか?
それは、発散の仕方が上手くいっていなかったからだろう。

多分俺は、『自分が本当に請け負える事の割合』と『それに対する責任感』の割合のバランスが悪い。

自分を、良いように言うつもりはないし、自覚がある事なので言うが、責任感が強すぎると思う。
その責任感の強さに『自分自身の精神的な強さ』が、間に合っていない。

だから、たまにそれがショートして、バチバチ!っと爆発してしまう。

これは、どうしたらいいものか・・・

今まで『逃げた先が、意外といい感じだった』って言う人生を歩んで来た俺に選択させるなら{辞める}だけど、いい加減に俺も、ドス黒く塗られた床を勇気を乗せた体重でしっかりと踏みたい。

辞める事を辞めたい、と言う陳腐な言葉遊びしか思いつかない俺に未来はあるのだろうか?