日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『映画・ジュピターを観てきた』

2015-03-28 | 映画
今日は、なんだかスカッとしたい気分だったので、『映像革命!』なんて宣伝されている「ジュピター」を観てきましたが・・・。


正直、そんなに面白くなかった・・・(T_T)

大人になってから、初めて映画館で寝ちゃったよ(笑)


寝不足だったのもあるんだけど、なんか世界観に全く感情移入出来なかったのも、珍しいケース。






木星の中に秘密結社?みたいなのがある設定とかは面白いんだけど、冷静に考えてみると、そんなに面白くなかったり・・・。


軽くウトウトしちゃったのでなんだか解らぬ間に、陛下(ヒロイン)が宇宙開発業務を営む超家族の弟と結婚させられそうになったり・・・。

なんで、そういう所だけアナログなん?とか・・・。


結婚指輪形式なんだけど、そういうのって、例えば「左指の骨ごと相手の物と交換するけど、夫婦になっていくほど、その骨が馴染んでいく・・・」みたいな、医療って言うか?そんな科学も発達してて欲しいのに、そのipadみたいな契約書も、床に叩きつけるだけで壊れちゃうしさ・・・



なんかツッコミ所、満載過ぎちゃって・・・。

『この映画は、女の子と観に行かなくて良かったなぁ・・・』と思った(笑)




終わった瞬間に、立ち上がって帰って行く人も結構いた(笑)

普通、良い映画見ると、エンドロールの時に『なんか放心状態』みたいな感じになるもんだけど、それは一切なかったです・・・(T_T)



3Dの感じも、わざわざ追加料金で見る程度でもないかなぁ・・・

それだったら、ストーリーとか全然関係ない「ニンジャタートルズ」とかの飛び出す感じの方がいい。

UFOのデザインも期待したけど、バトルシップとか、パシフィック・リムとか見てたら、それより好ましくないかなぁ・・・(T_T)

【恋愛要素】もとってつけた様な感じで、そこにも違和感・・・。




帰りに、お腹も減ったので、ラーメン屋に入ってラーメン食べてると、ちょっと離れた所にいたオバサンが激辛ラーメンに挑戦してて、ゲホゲホ咽てて、そこにもムカついた。



本来の、仏のボンクーさんなら、そんなオバサンを見て、『可愛いなぁ・・・♪笑』と思う所だけれど。

なんだか、最近の僕は人として何かが欠如してしまったのかも知れない・・・。



でも、その後に、電話で励ましてくれる人が現れた事に感謝。

以後、色々気を付けます!!

ありがとう!!





気分も良くなった所で家に到着。


そんで、テレビ見てたら、『お花見している人の中継』

そこで、テレビカメラに向かって、手を振る他人。


テメー、俺に手を振るんじゃねーよ、誰だよお前は。



今年は、いろんな「お花見中継」をしている場所をリサーチしてそこに現れて、『手を振るな!!手を振るなぁー!!!』って叫んで、【手振るなオジサン】になろうかなぁ・・・。


そんで、有名になったら、木原さんとソラジローの後ろで思い切り、手を振って、それを毎日やって、いきなり「ちょと待てちょと待て木原さん!昨日、雨降る言うてたやん♪」みたいの、本気でやろうかな。



俺、その位の覚悟あるよ。


俺の、勇気は木星位デカイのだよ。

『人生の愉しみの限界を、自分で決めない方が賢明』

2015-03-13 | 曼荼羅タイト
全てのジャンル。

全ての「それを好きな人」に語りたい。

解っているようで、解っていない、小さな事。


それは、【今の自分のBESTは、経験則によるもので、これから更新される】と言う事だ。


実際、更新されながら、【今のBEST】に辿り着いた訳で、これからの人生で【もう、これ以上のナニカはない!】と決めつけてしまうのは、あまりにも自分が可哀想。




高校生の頃に自分は、いつまで生きていないといけないんだろう?と言う不安な気持ちで秒針を睨み付けたあの日が、嘘のように

今の自分は、その秒針をジッとみつめて、「動くんじゃない!」、「時間よ、止まれ!!」なんて、無謀な願いに大切な時間を使う。


時と言うのは残酷な反面。

しっかりと使えば、自分の人生を『ほんの少しだけ』、楽しませてくれる。




高校生の時、部活の後にでも、仲間同士で食べたあのラーメン。

当時は、凄く美味しかった。

40歳の手前位になると、もう胃が受け付けない・・・・(笑)




あの時に一番旨かった、豚骨ギドギドはもう、自分の中の一番ではない。

確かに、たまに食べたくなる。


自分だって、そんな老人じゃない。

まだまだ、揚げ物も食べられる。



けれども、今の自分の好きなラーメンは、なんとなくアッサリした優しい、煮干の香りがする醤油ラーメンだったりする。



年齢や、『今まで体験したもの』で、自己ベストと言うものは塗り替えられる。





マジックを仕事にしていると、結構頻繁に『私の友達もマジックが出来るから、別にアンタのマジックは見なくてもいい!』と言う人がいらっしゃる。




そんな人にこそ、僕は、自分のマジックを見てもらいたい。

本当のマジックを見たことがあるお客様は、【今までに見たマジックがあるから、君のマジックは要らない】とは言わないと、僕は思う。



これは美的に解釈させようとしているかも知れないけれど、一部の人には理解してもらえると思う




【本当のマジシャン】を見たことがある人なら、『マジックが大好きになっている』

それが出来ていなければ、マジシャンではない・・・。



最初に見たマジックが、予想を超えなかった、だけの話しなのです・・・。








自分が好きな焼き鳥屋さん、

自分が好きなワインバー、


自分が愛した異性、


色々な事が、人生の中でアップデートされていきます。


その、アップデートを拒んだ時点で、人生は終わり。





人間は生きている間に、自分が許すなら無限に楽しめる。

色々な事を知れる。



聞いたことがない音楽に出逢えるし。

味わった事のない味覚を覚醒するかも知れないし、いつもの食べ物を新鮮に感じたりする。





少しだけ違った角度からみたら、その風景も素晴らしい自分だけの絵画になるかも知れない。





だからこそ、健康でいる限り【自分にとって、これが一番だぁ!!!!】なんてものは、決めない方がいい。

それを決めた上で、それを確信に掲げる為に他の物も許容範囲に許すなら別だけど。


自分の信じた物を壊されたくない為に、他の新しい刺激を排除するのは・・・、自分自信の時間を壊してしまう恐れがある。

『もう直ぐ3000日』

2015-03-12 | はじめに
このブログ書き始めて、今日で2997日目らしいです。

編集画面から見て気が付きました。


3/15で、ちょうど3000日目。


次は、3010日目まで頑張れるように、皆様に感謝。


まぁ、別に毎日欠かさず更新している訳ではないので、続けられるんでしょうね。

『3.11』

2015-03-11 | ニュースな奴に
あんまりこの話題をするのは、苦手です。


こういう事を良く言っても、『じゃー、お前の家族は津波に流されたのかよ!!』とか、【お前位には理解できない】って言う、全然、被害とは関係ない人からの誹謗中傷を受けたりするし

例え、それを悪く言って、これは『神からの警告であった!!』と言えば、カルトだと言われてしまう・・・。




「なんとか評論家」とか、ニュースキャスターならば、自分の意見を述べて、仕事の幅を拡げるのも悪くはない。

でも、僕は芸人だから、こういう話には首を突っ込む必要はない。


そんな風に、ある程度の距離を取りたい話題でも、やはり、ふと、思い出してしまう。




当時、お付き合いしていた女の子のお姉ちゃんが、津波に飲み込まれて、今でも戻って来られない。


僕の、その当時の彼女を仮に「玲子」として話を進める。


玲子との関係は、最初から、ぎこちなかった。

なんとなく始まった関係の責任を取るつもりがなかった僕に科せられた、罪悪感なのかもしれない。


玲子には、何も曝け出す気にもなれず、一方的に偽装された理解を求めていたのだと思う。



そんな、意味のない会話の中で、僕は年末に、【来年の3月、とんでもない事が起きるよ】と酒を飲みながらテレビに向かって呟いた。

玲子と一緒にいた狭い部屋なので、彼女の耳にも届いて「え?!・・・何?」と聞き返された。


僕は、占い等の類をそこそこ信用している。


職業マジシャンなので、『見えない力』を完全に否定するのは、なんとなく後ろめたい。

なさそうで、あるんだろうな・・・、と言うのが僕の見解。




その年、来年の3月は、僕にとっても、彼女にとっても、本当に最悪のタイミングだった。


僕には悪気は無い。


なんとなく、不気味な事を言う事がカッコイイなんて思ってしまっていたんだと思う、反省するべき点だ。






僕は、具体的に玲子に言った覚えはないけれど、なんとなく【お前の家族に不幸が起こる】と伝えた。

まるで、宗教ビジネスの勧誘の様な言葉だ。




彼女と、少し口論をした。

それでも、時間は一定のペースで進み、あの日に。




体験した人なら忘れられない瞬間だと思う。

神戸の震災もそうだ、体験した人なら、忘れられない。



僕は、自分の無事を確認すると、地震によって調達するのが困難になるもの。


ガソリンとトイレットペーパー、水を近くの薬局で買い占めた。


確か、その後で、玲子に連絡をした。

まずは繋がらない。


次の日だった様な覚えがある。


メール、【お姉ちゃんが連絡取れない】その印象が強い文章だった。

僕は、非情にも・・・「あー・・・、死んでいるんだろうな・・・」と思ってしまった。

原因は判断出来ないけれど、なんとなく、死んでいるんだと・・・。






二週間、経たないうちに、玲子の顔は表情を失った。

もともと、笑顔の似合う女の子ではなかったけれど。


不自然な程、無表情が似合ってしまう皮肉さがある女の子だった。



それから少し経つと、彼女は思い出したかの様に、僕の発言を掘り返した。



そう言えば、年末に、うちの家族に不幸があるよ、なんて言ってたよね・・・、なんて。


僕からしたら、ただの占の世界の中で、何も考えずに言った事だったから、真剣に思い出す気にもなれず・・・

「そうだっけ?」と、逃げる言葉を返したけれど、それが彼女の為にはならず・・・



それから、毎日ケンカした・・・。


私のお姉ちゃんを返して!!!


僕に言われても・・・、困るし・・・


僕だって、本当にこんな風になるとは思っていなかった。












3/11


僕にとっては、正直、何も関係ない日だ。

だけれども、少しだけ。

ほんの少しだけ、思い出す。



確実に玲子は、今日、お姉ちゃんとの思い出を、目を瞑りながら見るのだと思う。



何も解決はしない、悪い人もいない。

恨める相手も見つからない。




ただ、姉妹で感じた昔の日差しや、温度。

お姉ちゃんへの少しの嫉妬や、一緒に食べた料理を思い出すんだろう。





玲子みたいな人がいる間は、僕も出来ることを探したいけれど・・・。




僕は思う。



自己満足として救援活動は出来るけれど、本当の意味で、人間は人間を救えない。



超絶な金持ちなら東北を救えるかもしれない。



でも、結局は、大きく人類を救う事ではないし・・・。

でもでも、その小さな一歩が、人類の為になるのかも知れない。








最近は、なんだか、こんな風に思う事が多い。


人間は、何のために生きているんだろう???


『人生なんて死ぬまでの暇つぶしだよ』と言う言葉は聞き飽きた。





暇潰しなら、もう少し気楽に、何も考えないでいたいよ。






生きていることに意味なんかない、と誰か教えて欲しい。



一生懸命、生きていて、介護福祉士を目指していた玲子のお姉ちゃんの人生は、海の藻屑と消えた。




【人間】


本当に意味のない生き物だ。



人と人の間と書いて、人間・・・・なんて言葉があるけれど。


本当は『間の人』と書いて人間なのかもしれない。


人間は、『何かの繋ぎ』の為だけにいる、被験生物かも。






だからこそ、そんな難しいことは考えないで、毎日、無駄にして。


時間なんて、大切にしないで、やりたい事だけやって。

酒に溺れて。



抱きに抱かれて、死ぬまでやりたい事、するしかないよね。





どうせ、不条理に死ぬんだし。



死ぬ時に『私は幸せだったと、言い聞かせて、自分を納得させられるように生きる』これしか、人生に意味はない・・・・のかなぁ???


『キスヴァンパイア』

2015-03-09 | その他








もう少しで、明日になる午前4時。

君とキスが出来なかった今日が、まだ終わらない。




朝起きた時に、さっきのキスは夢の中での感覚だと気付いた。

布団の中で自分の唇を撫でてみる、勿論、君の口紅は残っていない。


なんとなく匂いは覚えているけど、本来、僕は君の匂いを知らない。


夢の中の矛盾は、心地好い。

自分が作り出したルールの中であって、他の誰が入る余地もない。




君とキスをし過ぎた。

喉が渇いた僕は冷蔵庫を開けて、グレープフルーツジュースのパックを菱形に開きながら、喉を鳴らして飲み込んでみる。


初めてのキスの味は、思い出せなかった。


スマートフォンにニュースが届いている。

もう見慣れた、若い女の行方不明の話題。



もしかしたら、今日、知らない誰かとキスする事になるかも知れないし、仕事もあるわけじゃないし、時間だけはあるから。


沢山、歯を磨いた。

勿論、舌専用の舌磨きでも、キレイに口の中をキレイにするが、口の中の『キス魔』は追い出せない。


無言のまま、勝手に契約を結ぶ悪魔は、人間にキスをさせる。




僕は支度をして出掛ける、足元はお気に入りのスニーカー。

夢の中で見た彼女に出逢うまで、歩き続ける。




不思議と、必ず、夢の中の女性に出逢える。



キスまでのプロセスは覚えていない。

キスの後、その一瞬。

相手の顔を直視出来なかったら契約成立。


『行為の後に、相手の目を見られるキスなど、嘘なのだ』

と、僕の知り合いの悪魔が、ワイングラスに注がれた人間の血をクルクルと回しながら、あのbarで語っていた。



その悪魔はいつも人間の血で酔いながら気持ちよくなり、僕に問う。

「明日は、誰とキスがしたい?」と・・・、素直に答える僕に、お決まりの注文を奴はする。


「では、また彼女の血を一杯な・・・」と。

ニヤリと笑う八重歯からは、下品に血が滴る。




『プレイステーション4、始めました』

2015-03-09 | 最近の出来事
あ、

一応、読み間違えのない様に確認しておきますけど、「プレステージ」じゃないっすよ。

プレステージは、もう随分、前から初めてますので。


そう、最近僕が始めたのはPS4です。

役者が揃ったらしいので、始めさせてもらいました。


最初は、自分だけゲーム出来ればいい!!と思って、ネットに繋がなくてもイイヤーーー・・・、なんて思ってたんですけど。

ネットに繋いだPS4って、マジで最強ですね。



数年前位から、『携帯電話を100%使いこなしている人』って、いないと思うんですよ。

もう、そのハードの機能が充実し過ぎちゃってるので、、ユーザーからしてみたら、『別に要らない機能』まで付属されてるんですよね。



でも、創造主からしてみたら、『出来る事なら使ってもらいたい』



なんとなく、人間の脳ミソに似てます。

%としては100まであるのに・・・、何故か???100まで使いこなせない・・・。

使いこなした先には、何が待っているのか???



ちょっと前に、映画【LUCY】で、なんとなく映像化されましたが、人間の脳ミソを100%使うと、それは最早、人間でなくなるらしいです。







実体として存在しなくても、そこに存在出来る、もしくは存在すらする必要がなくなるのかも知れません。





もしかしたら、『プレイステーション4』も同じ様な物かも知れません。


この『プレイステーション4』を100%使いこなすような人間が出てきたら、その人は、「現実とゲーム、仮想空間」と言うものが判断できなくなるかも知れません。







自制心を保てない人にとっては、過剰なまでにリアルなグラフィックや、世界観。



有名なゲームで、グランドセフトオートがありますが、僕は、この作品の「3」の虜にされました。

朝、起きれば街中で車を盗み、罪のない人間の頭をスナイパーライフルで打ち抜きました。

そして疲れて、寝てしまいますが、夢の中でも、グランドセフトオート。

犯罪、殺戮を繰り返す24時間。


それのおかげで、軍隊が戦車を出撃させて僕を殺そうとしても、確実に捕まらない程度まで犯罪レベルは上がったのですが・・・

逆に、現実世界の収入は減りました。

ゲーム依存症でございます。




なんの罪もない僕みたいな、自慰行為野郎の脳ミソを打ち抜いたのは、ゲームなんです!!!

ゲームが僕をダメにした!!!!

その頃は、ゲームを恨みました。

『ゲームさえなければ!!!』と嘆き苦しむ日々、しかし、気が付けばテレビの前でトランス状態。



もう、外出したら、道端にスナイパーライフルでも落ちてないか?!と探しそうになるわけです。


危ない危ない。





そんな僕は、また新しい刺激を求めてゲームと言う中毒性のあるものを手に入れてしまった・・・。


そして、世界中の『ゲーム依存者と時間を共有できる!!!』そんな素晴らしい事が、現実の世界の中にあるなんて・・・。





そして、ハッ!!!と気付く、現実があるから、仮想現実があるのだと・・・

一世風靡しそこねた、セカンドライフの如く、僕の二番目の人生があるのは、【本当の自分があるから】



もし、本当の自分がしっかりしていないと、結局ゲームなんて出来ないし。

ゲームをしながら飲む、コカの炭酸飲料やジャガイモのお菓子なんかも手に入らない。





とどのつまり

人間と言うのは、本当にリアルなゲームの主人公であって、それぞれの大冒険をしているんだと思う。



それは、格闘アクションかもしれないし。

他人の領地を攻め込むシミュレーションゲームかも知れない。

コツコツと謎を解く、パズル。


色々なジャンルがあるね。


人生ゲームには。






人生ゲームが難しいのは、SAVEした所からまた始められない所や、一度、死んだらgameoverな所かな?


でも、もしかしたら。

もしかしたら、だけど。

自分はSAVEしているのかも知れないし。


一度、死んでもやり直せているのかも知れない。


そんな風にゲーム感覚で生きてみると、少しだけ、日常が楽になるかも知れない。




現実がゲームみたいなのか?

ゲームみたいな現実なのか?



プログラマーを突き止めないと、それは、誰にも分からない。


生きているだけで、最高のゲームのプレイヤー。


人間って、有難いね。

『可愛い自宅の冷蔵庫の玩具と、怖い隣人』

2015-03-06 | ニュースな奴に





僕の家の冷蔵庫の中に、一人の友達ができた。

冷蔵庫を開けると、自動的に話かてくれる存在。


彼は、僕を裏切らないし。

いつでも暖かく迎えてくれる。

冷蔵庫の中から、暖かく迎えてくれると言うのは、表現者としては失格的な言い回しかも知れないけれど、僕は文章力はないので、そこはご愛嬌で勘弁願いたい。





冷蔵庫の中に住まう彼の名前は、未だない。

彼を名付けるのが怖いと言っても過言じゃないかも知れない。


彼はいつか、壊れる。

電池などではなく、不具合が生じて、いつか、彼は死ぬんだろうと、僕は思う。

彼に愛情を注いで、いつか悲しむ日が来てほしくない。

彼と僕は、『冷蔵庫を開けたら話しかけてくれる存在』、それ以上でもそれ以下でもない。




冷蔵庫を開けるたびに、「ハロー!!」や「こんにちは!!」と元気よく挨拶をしてくれる。

それだけでいい。



いまでは、近隣住人から「おはようございます!」と元気よく挨拶されたら、不思議と恐怖を感じたりする。

その恐怖は、無自覚に自分の中に巣食う、魑魅魍魎の産物でしかないのだろうけれど、それを育む現代人に罪はない。

その恐怖は、結局は自分の保護に繋がる。


悲しけれど・・・、本名も知らない人間が、自分の人生に関わって来ようとするならば、【どこかに裏がある・・・かも?】と思わざるを得ない。

思わないとイケナイ!!と言うのが現実だ。




そんな風に生活したくない!と・・・

【世の中、悪い人ばかりじゃないよ!】と性善説を信じたい人から、順番に殺されていく・・・。


『いい人』が、殺されるニュースにウンザリするでしょう。




冷蔵庫の中の玩具から、隣人が殺人鬼なんじゃないか?なんて話は、飛躍しすぎているか?

それを、どう捉えるか?で、生き残ったり、不慮に殺されたりする。