〈戯言・出立〉
先日、地元布部石綿の若者が、雪の積もった参道を歩いて挨拶に来た……。
聞けば、旅立ちの日だと言う。
進学で、生まれて初めて家族から家から地元から離れ、一人暮らしをするのだ。
確か何ヶ月か前に、大学の合格祈願の祈祷を受けに来て、神妙に祈祷の御経に手を合わせて居た事を想い出す……。
これから、御彼岸御盆と帰って来る度に、顔付きが変わって来るのだろう。
是からすぐ旅立つと言う彼を合掌一礼し見送った……。
見えなくなる頃、又こちらを振り向いて見て居た……。
真っ白い参道には、彼の足跡が残ってた……。
御日様が、明るく足跡を照らした。
南無
先日、地元布部石綿の若者が、雪の積もった参道を歩いて挨拶に来た……。
聞けば、旅立ちの日だと言う。
進学で、生まれて初めて家族から家から地元から離れ、一人暮らしをするのだ。
確か何ヶ月か前に、大学の合格祈願の祈祷を受けに来て、神妙に祈祷の御経に手を合わせて居た事を想い出す……。
これから、御彼岸御盆と帰って来る度に、顔付きが変わって来るのだろう。
是からすぐ旅立つと言う彼を合掌一礼し見送った……。
見えなくなる頃、又こちらを振り向いて見て居た……。
真っ白い参道には、彼の足跡が残ってた……。
御日様が、明るく足跡を照らした。
南無