生々流転を体験する不変なる命

人生、学ぶ意識がなくなったら、停滞するどころか落ちていく一方だとつくづく思います。もちろん、自身を振り返ってみての感慨ですが。(^^;

ヒーリングを仕事にするようになって、ある時期から次々に出てくる新しいヒーリングやテクニックを追いかけるのを止めました。レナード・ジェイコブソンという素晴らしい師を得て、もうプレゼンス以上のものはないと深く確信したからです。

「プレゼンス」というのは、今この瞬間にいること、目覚めた状態のことです。レナードは、実際に彼自身の臨在をもってみんなをそのプレゼンスに導きます。これがそうなのだ、と深い沈黙による、言葉では言い表すことのできない力によって、体験させるのです。

2011年に開かれた初めての彼のワークショップに参加したときは、一体何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。私だけではなく、多分会場の誰しもがプレゼンスをはっきりと感じられたわけではなかったと思います。それにも拘らず、何かとても重要なことに触れているということだけは分かりました。

それから毎年彼のイベントにはできる限り参加しているのですが、回を追うごとに会場のみんなのプレゼンスも深まっていき、そしてそこに到達する時間も早くなっています。今では会場にレナードが入った瞬間に、既にみんながぴたりとプレゼンスに入っています。初めて参加される方が半数も居たとしても、です。

彼の初来日のときには考えられなかったことです。確実に、この地に植えられたプレゼンスの芽が育ってきた証拠だと言えるでしょう。

ただ沈黙して、今ここに居ることの一体何がそんなにも重要だというのか？と、私も最初は思いました。私が目覚めを意識したきっかけは、ヒーリングや癒しを追究していくと、人間という存在そのものを知る必要性にぶち当たったからであり、最初から興味があったわけではなかったのです。

けれど、そうした意識の探求へと導かれたのは、今となっては幸運な必然でした。

一時期は、自身のヒーリングをどう位置付けたらいいのか、プレゼンスの教えとの間で深く葛藤した時期もありました。とても悩み、苦しみましたが、結果的に今みなさんにさせていただいている感情解放ワークを構築する流れになりました。

今はワークの中でヒーリングのエネルギーを組み込みながらセッションなどをさせていただいていますが、レナードのプレゼンスの教えは、私自身の人生のあらゆるところで常に分かつことのできないものになっています。

今でも、毎日雑に過ごしてしまうことも多いのですが、日々精進だな～と思います。

とは言っても、いつの間にか気持ちのタガが弛んで自分でも気づかない内に怠惰になっているものです。もう何度も見聞きして知っているから、分かったのだと錯覚したり、これ以上努力するものが見つからないなどと思ってしまったり。

私の場合は、あるひとつの方向に長いこと向いていると鈍って来るものもあるようで、全く違ったことをしてみることで、これまで自分のやって来たことで見落としていたものに気づくことがありました。似たものではなく、これまでの自分が最もやりそうもないことだったのが良かったのかもしれません。

私には未開拓の分野だったので、素直に吸収できるのが良かったですね。どんなことからも、何を通しても、人生の本質を学ぶことができるのだと、しみじみ思います。

ただ、それができるためには「学ぶものを見出す目」が育っていなければなりません。そうでなければ、怒涛のようにやって来るものにただ飲み込まれ、翻弄されるばかりでしょう。

命の本質は永遠不変である、と同時に、人生は永遠に生々流転するものである。これらを生きる私たちは、まさに奇蹟である、と思います。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年10月12日（水）、29日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年10月16日（日）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

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