人のお世話に夢中になる人

人のことをやたらと監視したり
干渉してくる人って、いますよね。

セッションでもよく
ご相談を受けるテーマですが、
ご近所さんや親戚関係、恋人など、
近しい関係であるほど、
バッサリ切れないし、悩ましいですね。

そういう人たちがなぜそこまで
他人のプライベートに干渉してくるのか、
その根本を言えば、

自分自身の人生を生きていないから、
という一言に尽きます。

自分の現実に向き合うと辛いとか
居心地が悪いので、外に目を向けて、
そちらにかまけることで、
紛らわせているんですね。

人を不快にさせる過干渉や
おせっかいは、ほぼ
このパターンです。

こういう方が身近にいる時、
どういう風に対処すればいいのか
というと、

その人に直接言っても変わらないし、
そもそも関係を悪化させたくないので
言えないで我慢している、という方も
多いです。

感情解放ワークの観点から言えば、
その人と引き合っている
自分の中の要素に対処します。

つまり、その人のその問題の根っこ
にあるのと同じ要素が自分の中に無いか、
それに対する態度を改めるわけです。

すると、自分の中でその人と
引き合っている要素が消え、
その人の態度が自然に改善されたり、

その人と関わらなくても良くなる
ような現実に変化していったりします。

あるいは、苦痛だった相手の態度は
変わらないけれど、自分の感じ方が変化して、
それほど苦痛でもなくなる、という
変化の仕方の場合もあります。

引き寄せの種となっているのが
何なのかを知るには、イメージの中で
相手の意識に入ってみて、

もしその人が自分に対する干渉を
止めたとしたら、その人の中に
どんな感情が浮上してくるか？
というのを見て行きます。

そわそわしたり重苦しい気持ちになったり、
とにかく、あまり心地の良くない
感情が浮上してくると思います。

これが、他者に干渉することで
紛らわせていた感情のエネルギー
ということになります。

この感覚、質感を良～く感じてみると、
多分、自分の中に、全く同じ質感の
エネルギーがあることに気づくでしょう。

これが、この両者を引き合わせている
種なんですね。
これを統合すれば良いわけです。

あなたが日々この気持ちを抱えながら
過ごしているのと同じように、
その相手も同じものを抱えていたわけで、

だからといって、あなたは
その人のようなことはしていない
かもしれませんが、

表に出ている態度、在り様は違っても、
根っこに持っているものは
同じなのです。

こういう構造は、表面を見ているだけでは
気付けませんし、頭だけで納得しても、
感情のエネルギーを統合せず、
収まっていないのなら変化はありません。

自分の人生に嫌気がさして、
まともに向き合えていないその在り様を
改めましょう。

逃げてきたものにしっかり向き合って、
誠実に、責任ある態度で
応答しましょう。

そのようにして在るとき、
あなたは自身の力を取り戻します。

自分の人生から逃げている人に
力はありませんし、生きる充足感、
喜びも無いでしょう。

自分の人生から逃げ、
責任を投げ出し、誰かや何かに
主導権を丸投げしてゾンビのように
生きている人を大勢見てきましたが、

そのようにして生きても、
幸せではないし、結局別の地獄に
移動しただけです。

あるいは、以前よりも
もっと深い苦悩を抱えている
かもしれません。

自分の人生にしっかり直面するのも
楽ではないかもしれませんが、
自分を生きている実感と充足感は
ありますし、

それは後々になっても、
ちゃんと身になり、宝になる
経験となります。

そうやって自分の人生を
夢中で生きていたなら、
他者の人生に必要以上にかまけている
暇なんてないですよね。

他者が気になりすぎる自分を
自覚しているのなら、
他者のお世話にエネルギーを注ぐより、
自分自身をしっかり生きましょう。

自身の現実に過干渉な人が現れたら、
ぜひご自身の在り様を振り返ってみて
ください。

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