穀田氏・多彩な弁士熱弁
下京区で演説会
![]() (写真)福山和人・京都市長候補の応援で熱弁をふるう穀田国対委員長=29日夜、京都市下京区 |
2月2日投票の京都市長選で現職を激しく追い上げている、「つなぐ京都2020」の福山和人候補の勝利を何としてもと、日本共産党の穀田恵二国対委員長が29日夜、下京区での演説会で、多彩な市民弁士らとともに熱弁をふるいました。
穀田氏は、京都新聞に掲載された現職陣営の反共新聞広告に名前を連ねた9人のうち、28日までの同紙の取材に「内容を承知していた」としたのは1人だけだったと紹介。「選挙を汚しただけじゃなく、結局ウソだった」と厳しく批判し、今回の選挙は「京都の人間の沽券(こけん)にかかわるたたかいだ」と強調しました。
穀田氏は、福山候補が
▽中学校卒業までの子ども医療費無料化
▽温かいみんなで食べる中学校給食▽返さなくてもいい奨学金の創設
▽老人医療費の窓口負担軽減▽子ども分の国保料(均等割分)の免除
―などを掲げていることを紹介。「これを『独裁』だの『独善』だのといって攻撃する現職陣営のやり方は、市民の要求を足蹴(あしげ)にする態度だ」と指摘し「民主主義の名において勝とうやないですか」と訴えました。
演説会では、協同組合しんまち副理事長の松井康浩さん、植柳(しょくりゅう)校跡地問題を考える会世話人の大屋峻さん、新日本婦人の会京都府本部の江本佳世子さん、「つなぐ京都2020」共同代表でフリージャーナリストの守田敏也さんら多彩な市民が応援弁士に立ちました。さらに評論家の佐高信さんが訴え、会場は熱気に包まれました。
福山候補は、暮らしを応援する自らの「すぐやるパッケージ」は市予算の1%(80億円)でできると述べ「市長が市民の暮らしを守ると腹をくくったときにどんな景色が見えるのか。あともうひと踏ん張りです。みんなでその景色を見ようではありませんか」と呼びかけ、盛んな拍手に包まれました。
京都市長選2.2決戦
これが私たちの「YES」
「つなぐ京都2020」新聞広告に反響
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京都市長選(2月2日投開票)で福山和人候補の勝利へ奮闘する「つなぐ京都2020」が30日、「京都新聞」等に「大切な京都だから 全ての市民の声を聴く市長に『YES』」とする紙面広告を掲載。市民から大きな反響が寄せられています。
インターネット上でもSNSなどで「どんな広告が出るのかなと思っていたけれど、門川反共広告と同じようなデザインでさりげなく皮肉をきかせながら、ポジティブなメッセージ。素晴らしい」「今日の京都新聞。泣いた。久々に泣いた。みんなの寄付でこの広告が出せたんやって。よかった」など、歓迎の声が起こっています。
一方、現職陣営は新しいビラを配布。大きな批判をよんだ「大切な京都に共産党の市長は『NO』」の新聞広告と同じレイアウトですが、「共産党の市長は『NO』」の文字は消え、「ONE TEAMで前へ」と相乗り「オール京都」を強調するものになっています。また新聞広告では9人並んでいた推薦人は、立石義雄氏、西脇隆俊府知事の2人になっています。