こんにちわ、滑川地域日本共産党後援会です

子育て支援で先駆的な滑川町。非核平和都市宣言もしっかり。こんな町です

福山候補に希望 広がる期待 ― 京都市長選2.2決戦

2020-01-27 | 政党・選挙

給付制奨学金政策「心強い」

 大激戦の京都市長選(2月2日投開票)。序盤から全力疾走する「つなぐ京都2020」の福山和人候補を追い、広がる期待の声を聞きました。(京都府・岡本大介)


写真

(写真)商店街で激励を受ける福山候補=21日、京都市下京区・七条中央サービス会

 澄み切った青空となった告示日(19日)の朝。市役所前の出発式には680人の市民。「待ってました」「福ちゃーん」の掛け声が飛ぶ中、福山候補が第一声。声を詰まらせ「奨学金で破産することになった若者、『はよ死にたい』と言ったお年寄り、『もう限界や。店たたむ』と言ったかばん屋さん。パートをいくつも掛け持ちし『子どもに弁当をつくってやれない私はだめな母親でしょうか』と言ったお母さん。しんどいのはみなさんのせいやない。政治がまっとうに働く市民を支えてないからや」と訴え歓声が湧きました。

 出発式には2年前の府知事選から共同を発展させる多数の市民、立憲民主サポーターも参加。「福山市長で希望を取り戻そうと、みんなが一体になり涙が出た」と、市民グループに加わる女性(58)。「つなぐ京都2020」の共同代表についた西郷南海子(みなこ)さんは「もう善戦はいらない。マニフェスト(公約)をともに練り上げたものとして勝利に全力を挙げる」と気合たっぷり。

 「ないのはお金でなく、やる気」。共感を広げるのが全員制の中学給食など市予算の1%でできる「すぐやるパッケージ」。中でも反響を呼ぶのが、中学卒業までの医療費無料化や、市独自の給付制奨学金(国公立大年7万2千円、私立大年10万8千円)、奨学金返済の利息分補助、地下鉄定期の割引率アップなどです。

 「普通に生活しているだけなのに余裕がない。子どもを大学に行かせられるか相談する日々。給付制奨学金ができれば助かる。福山さんはいつも気さく。頑張って」。19日昼、福山候補の地元・左京区修学院の演説で、近所の女性(43)=パート=はこうエールを送りました。

 京都大学前(20日)では、演説を調べて来た同大2回生が「実家は苦しく、年7万円あれば買えなかった本も買える。この政策に言及するのは福山さんだけ。心強い」と熱っぽく語りました。

現職に投票してきた人も“まちこわし止めて”

 「観光公害」やまちこわしをめぐり、焦点となる世界遺産・仁和寺(にんなじ)前のホテル計画。反対を掲げる福山候補は「市長は特例で造ろうとし、別の候補は容認。京都破壊を止められるのは私だけ」と訴え、「京都のまちを守って」と保守や幅広い層に支持を広げています。

 左京区の演説会(19日夜)では、日本庭園の名勝「無鄰菴(むりんあん)」隣のホテル計画に反対する東村美紀子さんが、現職に投票してきたことを悔やみ「京都市は住民の声に耳を貸さない。それなら市長選で頭をとり換えればいい」と呼びかけ、どっと拍手が起こりました。

初めて選挙応援

 西京区役所前(21日昼)では「下鴨神社のマンションから仁和寺前まで、市民の方を向かない市政に黙っていられなくなった」という会社員女性(43)が駆け付け、「今朝からLINE(ライン)でママ友に広げている」と初めての選挙応援に奮起。

 北野白梅町駅前(21日夕)で、足を止めた勤務医の女性(38)は「観光政策と同じで、この駅舎改修とバス路線変更の問題でも市民の意見を聞かない。3候補の主張も読み比べたがリニアやカジノでは京都がダメになる。今回は9割方、福山さんに決めた」。

 ずばり、「政治とは庶民の財布をどう温めるかの問題」と福山候補。各地で京都経済の落ち込みを告発し「毎年700件が倒産・休廃業。『乾いたタオルをしぼる』と言った現市政12年の結果だ。リニアや北陸新幹線延伸ではスーパーゼネコンがもうかるだけ。市民のふところをあたため、中小企業をしっかり支え京都にお金を回す」と力説します。

業者からも激励

 告示翌日に歩いた新大宮商店街(北区)。天然魚を扱う店主(61)は「いまの政治は中小企業の方を向いていない。大きな店だけ強くなって、このままでは商店街はなくなる。変わってほしいね」と期待を込めました。

 「京都の食を支える市場の整備に全力で取り組む。工事に地元業者が参加できるかもチェックしていく」。21日早朝には、運搬車が走り回り活気づく京都市中央卸売市場で訴え。長靴姿で駆け巡る福山候補に、マグロをさばく職人や業者から「もう門川さんではあかん」「がんばって」と激励の声が相次ぎました。

 府知事選から重視してきたのが京都の伝統産業の振興です。22日には宣伝の合間を縫い、全国で唯一、伝統的工法で「京瓦」をつくる浅田晶久さん(71)=伏見区=の工場を訪問。浅田さんは火が残る窯を前に「いったん技術が途絶えたら取り戻すのは大変。一企業だけで継承は無理。頑張ってほしい」と期待を表明。福山候補は「地元自治体でこそきめ細かい支援ができる」と応じました。

 序盤を終え、「知事選の最終盤よりも手応えを感じる」と福山候補。こぶしを握りしめ「市民の暮らし底上げの仕事、何が何でもやり抜かせてほしい。そのために、みなさんの力がどうしても必要です。僕も最後の最後まで全力で頑張る」と力が入ります。

 

 

福山和人さんの勝利で“市民の暮らし 必死で守る市政”に

志位委員長・山本れいわ代表が訴え

 大激戦となっている京都市長選(2月2日投票)で、「つなぐ京都2020」の福山和人候補を必ず押し上げようと、日本共産党の志位和夫委員長は25日、市内3カ所を駆けめぐり、支援を訴えました。志位氏が「『市民のくらしを必死のパッチで守る当たり前の市政を』と訴える福山和人さんを、みんなの力で必ず市長にしよう」と力を込め、四条烏丸では、福山候補、志位氏、応援に駆け付けたれいわ新選組の山本太郎代表、法政大学教授で、市民連合呼びかけ人の山口二郎氏らが手を結ぶと、盛大な拍手に包まれました。


写真

(写真)声援にこたえる(左から)守田敏也、山口二郎、山本太郎、福山和人、志位和夫、白坂有子の各氏=25日、京都市下京区

 福山候補は、市民のくらしには乗り越えられない壁があり、しんどい思いをしていると話し、「その壁を削るのが政治の仕事」と強調。「くらし応援すぐやるパッケージ」で、普通の市民生活を送ってもらい、それが京都経済を温めることになるとして、「京都を再生させる大チャンス。大きなお力添えを」と訴えました。

 志位氏は、「いま京都ではしんどいくらしをしている方、商売をたたもうかと悩んでおられる方、未来に希望がもてない若者がたくさんいると思います」と語りかけ、「その時に、しんどいのはあなたのせいじゃない、政治の責任だ、市民のくらしを必死で守る市政をつくる」と言い切る福山候補こそ市長にふさわしいと訴えました。

 福山候補の「くらし応援すぐやるパッケージ」が大評判になっていると話した志位氏は、「かゆいところに手がとどくものではないでしょうか」と語りかけ、市民と何度も相談してつくったもので、「すぐに実行できるものばかりです」と強調。その内容として、「みんなで食べる温かい中学校給食」、「子どもの医療費を中学校卒業まで無料にする」、子ども1人あたり3万3000円という「子ども分の国民健康保険料は免除」、「返さなくてもいい奨学金制度」などについて紹介。奨学金の公約では、「これで大学に進学できる」「読みたい本が買える」と大評判となっており、福山市長で実現をと訴えました。

 「すぐやるパッケージ」は、市の年間予算1%である80億円でできると指摘。討論会で現職市長が「200億円足りない」と語り、福山候補が「市の財政当局に確認している」と計算根拠をただすと、現職市長は「またあらためて」と答えず、いまだに根拠を示していないとのべて、「このやりとりではっきりしたことがあります。京都市政にないのはお金ではありません。やる気ではないでしょうか。やる気のある人に代わってもらおうではありませんか」「いくらかかるかわからないリニアや北陸新幹線(延伸)に使うカネがあったら、市民の福祉とくらしに使うべきです」と訴えました。

街頭演説に声援

 志位氏は、京都のまちを守ることも大争点だと指摘。安倍政権が「インバウンド」(訪日外国人)を増やせ、ホテルを建てろと大号令をかけ、真っ先にこたえたのが京都市だと批判しました。

 南禅寺や名勝・無鄰菴(むりんあん)、老舗料亭「瓢亭」のある地域や、世界遺産・仁和寺の門前での大型ホテル計画で景観が壊されると批判し、「福山さんの勝利で、京都の景観を守れ、世界遺産を守れの声をあげよう」と呼びかけました。

 これまで市内乗り入れの高速道路、大文字山へのゴルフ場など、京都こわしの建設計画が持ち上がった際、「それを許さなかったのは、京都を愛する市民の運動でした。今度は、福山和人さんで、世界に誇る歴史文化都市を未来に引き継ごう」と訴えました。

 現職市長陣営が、福山候補が勝てば「市庁舎に赤旗が立つ」と攻撃していることについて、「半世紀前と少しも進歩がありません」と批判。共産党が与党の全国63自治体で赤旗が立っているところは一つもないとして、「建ったのは、保育園であり介護施設です」と紹介。市長選は国政にも大きな影響を与えるとして、「桜を見る会」疑惑にこたえない安倍首相の姿勢を批判し、「野党共闘で徹底追及し、総辞職においこみます。福山和人さんで日本の政治に『福』を呼ぶ勝利を勝ち取ろう」と訴えると、大きな拍手と声援が響きました。

 れいわの山本氏は、「素晴らしい候補がいることを知ってもらうために京都に来た」と訴え。市民生活が困窮しているとして「京都を変えるには京都の市民の力が必要。あなたの力を貸してほしい」と強調し、福山候補の「すぐやるパッケージ」を紹介。中小企業が相次いで休廃業し、非正規雇用率は政令市でワースト1位だとして「これを変えるには、政治で変えるしかない。だから福山さんを市長にするしかない。福山さんの政策にはあなたが、京都が底上げされるメニューであふれている」と訴えました。

 市民連合の山口氏は「日本の民主政治を立て直す大仕事を京都から始めていただきたい」と訴えました。

 

 

京都市長選 現職陣営

ヘイト広告 新聞掲載に批判の声相次ぐ

写真

(写真)門川陣営の新聞広告

 京都市長選(2月2日投票)で現職の門川大作候補(69)を担ぐ「未来の京都をつくる会」は「大切な京都に共産党の市長は『NO』」との大見出しの新聞広告を26日付の「京都新聞」などに掲載しました。

 これに、市民の共同候補、福山和人候補(58)=無所属新、日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党府本部・緑の党府本部支持=の勝利で市政転換をと奮闘する「つなぐ京都2020」の共同代表、西郷南海子さんが、ツイッターで「ひぇーー!!」「こんなデマ広告ってありなんですか??」とつぶやくと、瞬く間に拡散。「とにかく酷(ひど)い広告」「ヤケクソだな、よっぽどヤバいんだろうけど」などのコメントが相次いでいます。国民民主党の原口一博衆院議員も「良識を疑う広告。ヘイトではないか?」「この広告に国民民主党や立憲民主党の名前? どういう経緯で名前が出ているのか?」とツイートしました。

 同広告では「京都はいま大きな岐路に立たされています。わたしたちの京都を共産党による独善的な市政に陥らせてはいけません」などとしています。

 日本共産党の志位和夫委員長はツイッターで「現職市長陣営が、政策論争から逃亡して、ヘイト広告で選挙を汚すとは。福山和人さんの政策のどこが『独善的』? 市民の切実な願いをもとに、市民のみなさんと相談を重ねてつくったものじゃないですか? 民主主義を汚す人たちに負けるわけにいきません」とツイートしました。

 

フェイク発言 保育所詰め込み認めず攻撃

 京都市長選(2月2日投票)で、「つなぐ京都2020」は25日、福山和人候補(58)がツイッターで保育所の待機児問題をめぐって「そもそも1882人も定員外で詰め込んでいる」と発信したことに対し、現職候補がツイッターで「真っ赤なウソ」と述べた問題についてコメントを発表しました。

 福山候補は、現職が「6年連続、待機児童ゼロ」と宣伝していることに、市当局の資料(昨年10月1日現在)も示して「潜在的待機児童は1259人もいるし、そもそも1882人も定員外で詰め込んでいる。保育所の増設と保育士の配置基準・処遇の改善が焦眉の課題だ」と主張。これに、現職は「真っ赤なウソ」と述べた上で「当然面積は国基準を厳守」と“反論”しました。

 この現職のツイッターについて、「つなぐ京都2020」は「待機児童ゼロを描くために定員超過を容認する市政運営は問題だ」「国基準がどうであれ、定員を超えて詰め込んでいる事実は認めるべきだ」と批判。

 福山候補も再度、「京都市自身のデータに基づくもので、ウソではない」と指摘し市当局の資料を示しましたが、現職はいまも何も答えていません。

 現職は、京都新聞の紙上討論で、福山候補の「すぐやるパッケージ」に「200億円足らない」と難癖をつけたものの、いまだにその根拠を示さないまま。福山候補は「『200億足りない』発言に続くフェイク発言。選挙の公正を害するものに市長の資格があるか」と述べています。

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。