「名古屋レインボープライド2019」(同実行委員会主催)が6、7の両日、名古屋市中区栄で開かれました。性的指向や性自認にかかわらず誰もが自分らしく誇りを持って生きられる社会をめざし、7日には約600人がパレードしました。
多様性を象徴する虹色の旗などを掲げた人たちが休日でにぎわう栄のまちをパレード。沿道から手をふる人やハイタッチする人の姿も。「ハッピープライド」の声が飛び交いました。
「ぼくは女の体でうまれたけど男性のように生きている」という名古屋市在住の23歳は、「こういう人がいると知ってほしい。自分は自分らしく生きて、それでいいという社会になってほしい」と語りました。トランスジェンダーのパートナーや友人と一緒に大阪から参加した会社員の女性(45)は「パートナーがもし亡くなっても遺族年金が受け取れないなど問題を多くの人に知ってほしい。差別がなくなるといいなと思う」と話しました。
沿道から虹色の旗を振っていた名古屋市の自営業の夫婦は、「こういうイベントがやれるように変化したと思うけど、まだ偏見はある」「性別関係なく自由に生きられるようになってほしい」と語りました。イベントではステージでのトークショーやライブが行われ、さまざまなブースが出展しました。