『明日につづくリズム』 八束澄子/著
埼玉県の中学校の課題図書。
このところ、中学校も小学校も、なんとも子どもに媚びたような(失礼!)ものが選ばれているようで
少々読む気の起こらないものが並ぶことも多かった。もちろん個人的な趣味ではあるけれど・・・。
今年選ばれていた3冊(*)は、この本以外の、「ビーバー族のしるし」は以前読んで(*)とても感動的
な1冊だったし、「奇跡のプレーボール」も、戦中と戦後の現在を結ぶドキュメンタリーでもあり、
気持ちを揺らすことには違いないものだと思っていた。
が、この「明日につづくリズム」についてはいつもの印象通りで、「作者がポルノのファンなのかなー?
こういうのが課題図書って、どうなの?」と思わないでもなかったのが本音。
それでも、中学3年生が自分自身の進路を考える時期に向き合ったとき、カナラズ起こるであろう葛藤や
しかも登場人物たちは閉鎖的な島育ちで、家庭環境や様々な愛情の形に紆余曲折しながら成長
する様が、とても清清しく描かれていて、思春期の子どもたちが目にするには程よい深さなのかもし
れないと思えてきた。
ヒット曲をいくつも持つポルノグラフィティが、凱旋ライブを行い(地元の子どもたちを無料で招待!)
その模様がテレビ放映され、それを目にした同郷の作者が、そのときの感動に動かされて書いた小説。
進路に悩む子どもも、悩まずに「とりあえず」安易な道を選んだ子どもも、きっと「その場を体験して
みたかった」と思うのでは? みんな きっと 「感動」して「パワー」をもらいたいと願っているから。
埼玉県の中学校の課題図書。
このところ、中学校も小学校も、なんとも子どもに媚びたような(失礼!)ものが選ばれているようで
少々読む気の起こらないものが並ぶことも多かった。もちろん個人的な趣味ではあるけれど・・・。
今年選ばれていた3冊(*)は、この本以外の、「ビーバー族のしるし」は以前読んで(*)とても感動的
な1冊だったし、「奇跡のプレーボール」も、戦中と戦後の現在を結ぶドキュメンタリーでもあり、
気持ちを揺らすことには違いないものだと思っていた。
が、この「明日につづくリズム」についてはいつもの印象通りで、「作者がポルノのファンなのかなー?
こういうのが課題図書って、どうなの?」と思わないでもなかったのが本音。
それでも、中学3年生が自分自身の進路を考える時期に向き合ったとき、カナラズ起こるであろう葛藤や
しかも登場人物たちは閉鎖的な島育ちで、家庭環境や様々な愛情の形に紆余曲折しながら成長
する様が、とても清清しく描かれていて、思春期の子どもたちが目にするには程よい深さなのかもし
れないと思えてきた。
ヒット曲をいくつも持つポルノグラフィティが、凱旋ライブを行い(地元の子どもたちを無料で招待!)
その模様がテレビ放映され、それを目にした同郷の作者が、そのときの感動に動かされて書いた小説。
進路に悩む子どもも、悩まずに「とりあえず」安易な道を選んだ子どもも、きっと「その場を体験して
みたかった」と思うのでは? みんな きっと 「感動」して「パワー」をもらいたいと願っているから。
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