マンガのある日常茶飯事

マンガ好きのマンガばかによる、マンガ紹介案内所。

GIANT KILLING 最新刊

2010-06-01 18:48:46 | 感想など
みなさま、こんにちは。

風来です。


いやぁ、今週いい天気ですねえ。

空が青いぞ、空気がきもちいい!


自然に充電されながら
今日も元気にご紹介していきたいです。



ではでは、今日は。

前回までたっぷり紹介してきた
GIANT KILLING の最新刊近辺について
感想というかなんというか、
思うがままに書いていきます。


こちらは最新刊15巻表紙。






いやー、一言で言うと、

おもしろいですね!

そんなん新刊出るたび感じてるんですけど(笑)

タッツミーの過去編がおもろいです。


いままで、実は達海の過去って
あんまりあきらかになってなかったじゃないですか。


これまで随所随所に出てきた言葉が
これで解明されていきます。



3巻で、ブラン監督に言った、
フットボールの神様に借りがあるって言葉。


まだ現役でいけそうな歳なのに
監督をやってる所以。


そうなのかなぁと思っていたけど、
やはり怪我が原因ですよね。


13・14巻で、その予感が
確信へと変わっていきます。

13巻、因縁の東京ダービー。

怪我で休んでいた東京ヴィクトリーのエース、持田。

彼が交代でピッチに出ると、
ヴィクトリー全体の空気が変わった。

その持田の不気味なオーラはなんなのか、
持田を見た達海は表情を変える。


持田は怪我をした足を押さえて、
「よし、いいこだ」とつぶやきます。


おそらく、達海にもこの光景は
覚えがあったんじゃないかと思います。


それは、過去の自分。


そう、かつて達海も、
足に不調を持ちながらプレーしていたのではないか。





そして、14巻の平泉監督の言葉で確信しました。


オールスター戦終了後。

ヴィクトリーの選手、
持田の怪我の具合、今後の彼について話す二人。

そんな中、平泉監督の言葉に
様子を変える達海。


「お前もそうだったんだろ? 達海」

「お前も異常を抱えたまま
 
 両足が壊れるまで走り抜けたんだろ?」


その後、
珍しい顔をしているとジーノに言われて
そんなことないとはぐらかしていたりと、
達海はこのときなにを考えていたんでしょうか。


過去を思い返していたんでしょうか。

やっぱりもっと現役でプレーしていたかったですよね。
複雑な想いがありそうです。



そこに、
ETUの石浜に、甲府のチームからのオファーの話。

監督としての達海、フットボーラーとしての達海が描かれてます。


フットボーラーとしての達海は、
決して石浜が出て行くことを止めません。

石浜が自分のフットボーラー人生を懸ける事に
反対しませんでした。

やはり、かつて達海もそうだったんだろうと思いました。

足に異常がありながらも、プレーヤーとして足掻き続けて。
自分の人生を懸けて、ETUを出て行ったんじゃないか。


この石浜の話の後に、達海の過去編が始まります。
うーん。すごい。
当たり前だけど、流れが考えられてますよね。


達海がすごく選手のこと考え見ててくれるのって、
やっぱり過去の自分がいるからなんですよね。



次巻で過去編終わるみたいですが、
ずっと気になってた達海の過去がわかって、
なんだか前より達海を好きになりました。


何を想い、何を考えていたのか。
どう生きてきたのか。

彼という人物がようやくわかった気がしました。



あと、過去編、
達海若いですよね!
10年前ならあたりまえだけど(笑)

ちゃんと描き分けてて、
ちゃんと時間の経過がわかるように描いてます。

同じ絵描きとしてすげえなあと思います。
髪型若干違うし。


個人的には過去編みたいな
降ろしてる髪が好きです(笑)

今だと、夜とか雨のときに濡れた髪型なんか
昔に近いですね。よいです。



15巻では怪我を負いながらも
チームのために動く達海。
その一方で、食い違い始める周りの環境。

少しずつ歯車が狂っていってしまうのが、
読んでて苦しいです。


ETUは達海のワンマンチームだ、
そう若いサポーターに言われた時の達海。


「そんなつもりでプレーしたこと・・・
 一度もないんだけどな・・・」


この言葉。この達海の表情が切なすぎます。


ここが最新刊の見所↑(笑)


試合の劇的な盛り上がりよりもここかい!(笑)

でもここは押したいとこですわ。

あのいつもひょうひょうとした達海に
こんな表情、そうそうないですよ。

ので、見所でございます。



こんな感じで、新刊出るたび
感想を書いていく気がしますので、お付き合いください。



次回は、
私が好き勝手に語る独り言のコーナー。

おそらく、達海とジーノに関してだと思います。
でもタッツミーに関しては、
今回結構語ってしまった気がする(笑)


では、
よかったら、
また明日もお付き合いください。

今日も読んでいただいてありがとうございます。