マンガのある日常茶飯事

マンガ好きのマンガばかによる、マンガ紹介案内所。

GIANT KILLING 見所2の続き

2010-05-31 07:07:00 | 見所紹介
みなさん、こんにちは。

風来でございます。

有言実行。
毎日更新できるように努力していきますので
お付き合いくださいな。

本当は言わないでできる方が
かっちょいいんですけどねぇ(笑)


さてさて。
昨日の続き。

GIANT KILLING 見所2の
最終コーナーをご紹介していきます。

改めて9巻表紙。




VS 大阪ガンナーズ編。

前半2点リードされながらも
後半ついに
同点に追いついたETU。

もともと
達海の作戦では大阪を1点に押さえての
2-1の逆転プランだった。

それゆえ3点目の難しさを感じながらも、
達海には期待している選手がいた。

このチームに足りない粘り強さを変えてくれる期待。


世良(せら)というFWの選手だった。



世良はゴール前でこぼれ球に反応し、
攻めているが今一歩ゴールを割れない。


世良はなぜこんな自分を監督は使うのかわからない、と思う。


自分はガタイがないから当たりに弱い。
テクニックもない。
身長もない。
頭も悪い。

自分にはないもんばっかりだ・・
プロ選手に必要なもんが・・・

俺に
才能なんてもんはない・・・


しかし達海はわかっていた。
世良がどういう選手かを。


「確かに世良は体格的には
 恵まれてないかもしれない」

「でもね
 世良みたいな選手ってのは
 自分に何ができないかを知ってる

 それはつまり 
 自分にできる限られたことがわかってるってことだ」


「だからピッチで迷わない
 選択肢がない分
 プレー中の判断が早い」
 

だから世良はゴール前のこぼれ球にいち早く
反応することができたのだ。

 

「おそらく世良みたいな連中は・・
 劣等感から始まってる」


「できないことを
 消去法で削ぎ落とし
 できることだけを磨いてプレーしてる」

 


「磨いて輝かないものなんてない」




「だから期待するんだ 俺は
 
 そういう奴が才能ってもんを凌駕すんのを」



「そういう選手の頑張りが
 チームを強くするんだ」 




そして
試合展開は。


世良は自分に才能なんてもんはないと思います。

プロでやれてるだけで奇跡だ。

けど
監督はこんな俺を使ってくれる・・


それなら

信じてみてもいいかもしれない


俺が
俺っていう選手のことを・・・



そして見事に世良は
ゴール際に突っ込み逆転ゴールを決めます。


まさに
達海の期待に応える見事な活躍ぶり。



そしてホイッスルが鳴り、


ETU、3-2の大逆転勝利!!


今季負けなしの大阪相手に大金星です。


やーほんとにおもしろかった。
VS 大阪ガンナーズ編。

おおいに盛り上がる9巻。
この言葉が心に残りました。



「磨いて輝かないもんなんてない。」


このタッツミーの言葉。
染みました。


自分に言われた気がしたのかもしれません。


あれもこれも自分には
必要なものが足りないと感じるわけですわ。
日々の日常の中で。


だけど自分にできる一点を
磨き続けること。

それで
輝かないもんはないんだ。


うん。
背中を後押しされた気がしました。



だから
このブログも頑張ります。
マンガしか能がないのですよ(笑)
これが輝きに変われるように
日々精進ですね。



では
次回はGIANT KILLING 最新刊について
熱く語っていこうと思います。
タッツミーカッコイイよね・・!!(笑)

かなりネタバレなのでご注意を。


今日も読んでいただいてありがとうございます。
ではまた明日~。

GIANT KILLING 見所2

2010-05-30 19:59:20 | 見所紹介
みなさん、こんにちは。


風来です。

お久しぶりになってしまいました・・・。


いかん、いかん。

気持ちに余裕がないとつい書くのが
遅くなります・・・。


そんな人間なので、

あえてこれから毎日更新することを
誓います!!


うおう。
言ってしまった(笑)

前から考えてはいたんですが、
逃げるのはやめて挑戦しようと(笑)

言ってしまったからには逃げ場がないので
やると思います(笑)



では。
お知らせのような前置きはこのへんで。


今回は前回ご紹介した
GIANT KILLINGの見所
パート2を書いていきたいと思います。






おすすめどころ。9巻の盛り上がりです。


シーズン開幕後。

ETU VS いまだ無敗、首位独走中の大阪ガンナーズ。


前半は大阪の強烈な攻撃にETUは苦戦。

大阪はFWが四人、しかもセカンドボール(攻撃をクリアしたあとのボール)
を確保する才能に溢れた、
大阪の選手・窪田が活躍。

前半に2点リードされ、
ハーフタイム中のETUは意気消沈気味。


しかし。

後半戦。


その強敵大阪に対する達海の作戦が
見事にはまります。


達海は前半からしっかり大阪のスキをついていた。
その効果が後半に現れてくる。

窪田は体力がないことが弱点であり、
そこにETUで1対1に強い杉江(すぎえ)をあて、
通常よりも早くガス欠にさせ交代させる。

これによって、攻撃的な大阪のスタイルは変えざるをえない。


そして大阪のキャプテン、平賀(ひらが)には
あえて足の早い椿とぎりぎりのところで競うように
ジーノにパスを出させ、平賀の体力を奪う。

なぜ平賀の体力を奪う必要があるのか。


平賀は、大阪のチームにとって
交代させられない、
絶対的な存在であるからだ。


実は平賀は、大阪の監督・ダルファーの就任以降、
累積警告や怪我での欠場があったものの、
途中交代したことはない。

大阪はスタメンが固定性で
選手の交代のパターンも決まっている。

相手にあわせるよりも、
自分たちのスタイル、哲学を貫くのが
監督ダルファーの自信に満ちたチーム作りだ。


そう。だからこそ平賀を変えられない。


平賀はキャプテン・チームの大黒柱で
ダルファー監督の理想をピッチで背負っている存在なのだ。

そんな選手を変えてまで
この試合を確実なものにするか。

このまま理想を貫き通し、
これからの糧にするか。

ダルファー監督は相当苦悩することになる。


そうなのだ。

達海が作戦を立てる上で矛先をむけたのは、

実は窪田でも平賀でもなく・・

大阪のベンチワーク、ダルファー監督の采配そのものだったのだ。

そして、ついにETUは
同点に追いつきます。

ひゃっほー!!
同点だーー!!
思わず叫びたくなります(笑)

うーん、見事!!
すげえ!タッツミー!!


後半戦ETUの逆襲にワクワクする場面です。


しかしですね。

これで終わらせませんて。

ここまで盛り上げといて、
最後がまたいいのだ。

もー最後が私一番すきなんですよ。


でも少し長くなりそうだから、
次回に続けます(笑)


次回は
このVS大阪ガンナーズ戦の大見所、
ご紹介いたします。

今日も読んでいただいて
ありがとうございます。


明日もよろしくどうぞ~。

GIANT KILLING 見所1

2010-05-08 16:51:21 | 見所紹介
みなさま、こんにちは。

風来です。

最近すっかり暖かいですね。
夏が好きな人間としてはうれしいです。
晴れてる日も多いし
洗濯物もよく乾くし。



では今日は前回ご紹介した
GIANT KILLING の見所を
書いていこうかと思います。



このマンガもなかなか巻数でているため
見所絞ることができないので、
何個かあげていこうかなと。


全体としていえるのは、
受け入れ拒否みたいな感じだった達海が
だんだんみんなとチームになっていくところが
いいなぁと思います。


最初は連敗も続いて
達海を解任しろなんて
過激なサポーターの声もあるし・・・。


いまや達海の力が認められてきて
本当にうれしい限りですね。



さて、最初に語る見所は。

序盤である2巻の話。








新チーム、ETUは
シーズン開幕のプレシーズンマッチで
チャンピオンチームである東京ビクトリーと対戦することになる。


そこで注目を浴びる、一人の選手。

椿 大介。

彼は好不調の波が激しく
いいものを持っていながらポカも多く
実力をいまいち発揮できないでいた。


そんな椿に声をかけた達海監督の言葉が好きです。


シーズン前にキャンプを行っていたETU。
キャンプ最後の晩、
達海は部屋にこもって作戦を立てていたが、
考えがまとまらないのでグラウンドに出向く。

考え事をするとき
達海はよくグラウンドをうろうろすることがあった。



ピッチの上からしかわからないものがある。




そこで自主練習をする選手に出くわす。


それはとても楽しそうにいきいきとボールを蹴る


椿だった。


そんな椿に達海は声をかけ、
自主練付き合うと言い出す。

しかし椿は監督を前に
極度に緊張。

ミスを繰り返し
達海にもういいと言われてしまう。


椿は、重度のチキンだったのだ。
プレッシャーに弱く、キャンプでも散々な出来だった。


しかし、そんな椿も好調な面を見せるときがあり、
キャンプ前のチームの紅白戦では
キャプテン・村越(むらこし)をぶっちぎるほどの
実力をみせていた。

なぜ紅白戦ではそんな実力が出せたのかと
達海に聞かれた椿は、
監督の言葉がおおきかったと話す。

紅白戦前、達海は
いつも控えでレギュラーになれない選手たちに、
「これはお前たちのジャイアントキリングのはじまりだ」と
選手を奮い立たせていた。


その言葉に紅白戦では実力を発揮できたのだ。


椿は昔から、こういう自分がいやで
変わりたいと思ってきていた。

しかし、そんな椿に達海は言う。


お前はそれでいい。


椿は昔からそんな自分がいやで
イメージトレーニングしながら
練習後一人でボールを蹴っていた。

それを達海は中高のサッカー部の先生や
サテライトのコーチに電話で聞いて知っていたのだ。


自分にコンプレックスを持ってるやつは強い。

自分を変えたいと思ってきたその想いは
ものすごいパワーを持っている。

そう達海は椿の背中を押します。


「お前には過去の実績は何もねえ」

「それでもお前は今プロクラブのトップチームにいる」

「お前を育てた人達は皆同じようなことを言ったよ」


「10回のうち9回はヘマをするが
 たった1回・・・輝かしいプレーですべての人を魅了する」





「お前に魅せられた人達が・・・
 ここまでお前の背中を押したんだ」




「お前の実力だ  椿」






「そのままいけ
 何度でもしくじれ」


「その代わり
 1回のプレーで観客を酔わせろ
 敵の度肝を抜け」




「お前ん中のジャイアント・キリングを起こせ」




そして椿はプレシーズンマッチの試合で
敵から警戒されるほどの実力を発揮していきます。




達海が椿にかけたこの言葉が、
私はものすごく好きです。


わざわざ、過去に彼にサッカーを教えた人達から、
椿がどんな選手なのかきいていて、
彼を理解しようとしていてくれていたこと。

そして
お前にはちゃんと実力があるんだと。
今のままでいいからどんどんいけと
勇気付けてくれる。


自分をこんなに見ていてくれるなんて、
うれしいですよねぇ。

達海かっこいい!!!(笑)


そんな
プレシーズンマッチ、
村越さんの見所もありかなりの盛り上がりでした。


うーん、おもしろい!!


キャラや、その台詞もいいんだけど、
やっぱりストーリーもおもしろいんだよなぁ。


ETUから目が離せなくなります。




ではでは。
次回はもっと巻数進んでの
見所を語っていきます。

見所っていうか、個人敵に
すごく好きな箇所ですけどね(笑)




今日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします~。

GIANT KILLING

2010-05-05 21:58:45 | 内容紹介
みなさま、こんにちは。
風来です。

またしても更新が遅くなってしまいました・・。
すいません。

はやくも5月ですね。
五月病に負けずに
はりきっていきましょう!!


ではでは、
今回ご紹介しますのは・・・・。










『GIANT KILLING』



著者・ツジトモ
原案・取材協力 綱本将也



モーニングKC 講談社



現在1~14巻 以下既刊






内容はですね。
簡単に言うとサッカーマンガ。



でもただのサッカーマンガじゃ
もちろんありません。




日本のプロのサッカーチーム、
ETU(イースト・トウキョウ・ユナイテッド)は
万年最下位争いの常連。


そこのジェネラルマネージャー・後藤と
広報の永田有里はある人物を探しに
イングランドを訪れます。



ある人物とは。


達海 猛(たつみ たけし)。35歳。


かつてETUで
エース選手として活躍した男だ。

達海は現在、
イングランドでアマチュアクラブの
監督をしていた。

それを耳に挟んだ後藤が、
達海にETUの監督を頼もうと乗り込んできたのだ。


現役の頃、
達海はチームのここぞというときに力を発揮してきた。

まだ監督としての采配を見ていない後藤だったが、
達海なら今のETUの状況を変えてくれると確信があった。



達海はそのイングランドで監督としての力を発揮し、
日本でETUの監督に就任し
物語は始まります。





GIANT KILLING、とは
弱いやつらが強いやつらをやっつける、ということ。

達海はそれが一番面白いと、
選手の頃から実行して来ました。


しかし、
ETUの監督になったものの、
課題や問題は山積み。


しかも、
達海は現役時代、
自分中心のチームであったのに海外からのオファーで
移籍していったという過去があります。

サポーターや現役の選手からは反感を買っていました。


そんな中、
達海は一つづつ解決しチームを強くしていきます。



チームの成長、
選手の各々の成長、
チーム全体の絆、
見ごたえたっぷりです。


やはり面白いのは、

選手じゃなくて監督目線で話が進んでいくことですかね。

監督が主人公のサッカーマンガって
珍しい気がします。

しかも
達海は変わり者で先が読めないから、
話の展開もわくわくします。


ためしに1~3巻くらいまで
読んでみてください。
続きが気になって止まらなくなりますよー!!


気づけば
君もETUファンになってしまうかも。



次回は、
GIANT KILLINGの見所を
ご紹介します。


ねたばれするんじゃないかなぁ・・。
お気をつけくださいな。


今日も読んでいただいてありがとうございます。
次回もよろしくです。