空と風と、月と、星。

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辺見庸さんのブログ記事の「デモ批判」について

2015-10-01 17:00:00 | 日記
こんにちは。

辺見庸さんのブログは、なぜかブックマークしていなくて、「辺見庸ブログ」と検索して読んでいる私ですが・・・
辺見さんについて書かれた記事(辺見庸―わたしの気になる人⑥(ちきゅう座))を発見し、
私は辺見庸さんについて、こんなに的確に奥深く話すことはできないが・・・(無謀でもあるかも)
辺見さんがこの前、国会前の安保法制反対デモについてブログ(「日録・私事片々」)に書いていたので、感想を、と思いました。

気がつかなかったのですが、デモの最中の9月15日に、最初の記事が書かれていました。
辺見庸ブログ→http://yo-hemmi.net/

『おい、大江、このクニに戦前も戦後もいちどだって民主主義なんてありえたためしがないことぐらい知っているだろうが。まもるものなんてヘチマもない。ならば、大江よ、なぜそう言わないのだ。』(9月15日)
という部分には、その通りだ、と言わざるを得ないし、
『たとえ50万いや100万のヒツジさんたちが、ペンライトをケツの穴から夜空に照らして、メ―メ―メ―メ―、ミンシュテキに鳴いてみたところで、takaichi gas-hyenaの屁いっぱつ、たちまち異臭さわぎで全員気絶だぜ。おい、大江、もうちょっとましな演説ができないのかね。』
という部分、辺見さん・・・鋭い部分を突いている・・その通りだな・・
(私は大江さんの演説を聞いていないのでその部分は何とも言えないが、
警察に「守られた」デモ、というのは民主的ではなく「ミンシュテキ」だろう)(といっても、「民主的」が最初から無い、という意味でもあるか)

否、その通りだな、などとのんびり言っていられない。
辺見さんの言うとおりなら、事態は深刻すぎるから。深刻なのは前から分かっていたけれども。


そして、ブログでは、デモで逮捕者が出たことにも触れています。

『だまっていればすっかりつけあがって、いったいどこの世界に、不当逮捕されたデモ参加者にたいし「帰れ!」コールをくりかえし浴びせ、警察に感謝するなどという反戦運動があるのだ?だまっていればいい気になりおって、いったいどこの世の中に、気にくわないデモ参加者の物理的排除を警察当局にお願いする反戦平和活動があるのだ。』

私もこれは、警察は強大な権力を持ち(合法的に人を拘束できるのです)、暴力装置であるので(これは当たり前のことですが)、
辺見さんに同意です。逮捕されたデモ参加者に「帰れ!」コールをしたのは、なぜ?なんで?と思いました。
これでは、「デモ・ファッショ」です。

「デモ・ファッショ」に陥っている人たちは、自分が反安倍の中でも意見の違う人を排除しているのだということに気がつきません。
と、デモの風景の一面を見てそう感じました。

なぜ、私は「デモ・ファッショ」と言ったのか。
それは、反原発デモに対しても、そう感じていました。
デモ主催者のメンバーは、「原発と戦争や貧困はすべてつながっている」とした反原発以外のことをデモで訴えようとした人たちを、排除しようとした。
「旗は持ってくるな」とか。
なんじゃそりゃ、と思いました。反原連(首都圏反原発連合)に対して、私はそう思いました。


これは、ツイッターで見かけて、「なんか、これ、かっこいい」と思って7月下旬ごろに購入したTシャツです。
見ての通り、「アンチ・ファシスト」とプリントされています。
これを、SEALDs(「自由と民主主義のための学生緊急行動」と名づけられている)の人だろうか、分からないが、
若い人が着ているのをツイッターで見かけました。
「C.R.A.C.」(Counter-Racist Action Collective)から購入できるとのこと、私は、デモには無理でも、出かけるときに着ていたら主張にもなるだろう、いいな、カッコいい、それに、デモを主催する人への応援にもなると思って、ネットで購入したのでした。


(確かに私が購入したという証拠に、アイコンの茶熊も写しました)

「ご注文ありがとうございました」というメールがきて、3,4日で届きました。
C.R.A.C.の人のお名前と、事務所だろうか、住所がありました。
で、開けてTシャツを見た瞬間、私は、
「もしかして、間違えた・・・・?」と思ったのです。
サイズとか色とか、そういう意味じゃない。
このTシャツを買うなら(2000円ちょっとくらいだったと思う)、山谷に寄付金を送るか原発裁判のカンパに回した方が良かったのではないか・・・
そう思ってしまったのです。


私自身は、辺見さんが批判した、メエメエヒツジさんたちの中に入っているだろうか?
少し、入っていると思います・・。
Tシャツを買った時点で、そうなっていた気がします。
それに、運動を引っ張る人たちが、デモで訴える内容を「反原発」から「安保法制反対」へ切り替えたのに、
気付きもしなかった。・・気付かなかったのです・・。


辺見さんは、『おまえたちの、ほぼ官製・完全順法管理無害ハナクソデモ。ジンコウモタカズヘモヒラズのテレビ撮影用のパレード。』(9月30日)
と昨日のブログで書いている。
分かるんだけど、ただ、あのデモの中にいた人たち全員が、そうだったとは思えないです。
何とかしたい、安保法制を通させてはならない、という切実な気持ちで行った人も多いはずです。
私も、そういう個人を(自分が参加できない分)応援したくて、せめてツイッターを見てつぶやき、情報を拡散くらいはしようと、
ネットを見ていました。

しかし、何というか、辺見さんも大病を患いながら、本を執筆したりしています。
「能天気な」と思われるかもしれませんが、辺見庸ブログにも、励まされる思いでいます。
といっても、辺見さんを頼ってばかりじゃいけませんが。

文章が中途半端なようになってしまい、申し訳ないです。
いつも読んでくださる方、ありがとうございます。


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