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憲法98条「憲法は国の最高法規である」---したがって、安保法案は理論上、無効である。

2015-09-21 00:30:00 | 社会
こんばんは。連休ですが、ブログを書いています。

安全保障関連法案が、可決されました。

安全保障関連法 参院本会議で可決・成立
9月19日 2時22分 NHKニュース

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今の国会の最大の焦点である、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法は、19日未明の参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決され、成立しました。
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私は、ツイッターで、参院本会議の前に連日連夜行われた(採決後も)、市民によるデモの様子を見たり、他の人のつぶやき(発言)を見たり、応援したりしていました。

参議院本会議で可決する(と言っても、その前の参院の、平和安全法制特別委員会での鴻池委員長のやり方を見ていると、私は中継で見ていましたが何を言っているのか聞き取れない状態での「可決」は手続き上有効なのかどうか疑わしいと思ってしまった)前後、
ツイッターで、2,3人の方の、以下のような、とても重要なつぶやきを目にしました。(2,3人の方のつぶやきを混ぜて表示、原文そのまま)


安保法案は採決されても無効です。
【憲法第98条】
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。


これは、非常に重要なことです。

98条に書いてあるとおり、「国の最高法規に反する法律」(安全保障関連法案)は、無効、なのです・・。

憲法は、権力を縛ります。権力が暴走しないためにあります。

問題はまず、1年前の夏(2014年7月1日)、政府が集団的自衛権の行使容認を閣議決定してしまったことです。
そして、あれよという間に、「平和安全法制」という名称にまで、置き換わっています。
(平和のために戦争、とは、どこかで聞いた言い回しです)
繰り返しますが、安全保障関連法案は明確な憲法違反なのです。
これをただ「政府がやることだから」と見過ごしていては、権力は暴走してしまうでしょう。
私は、安全保障関連法案が採決されたとしても、政府の横暴を見過ごすわけにはいかないと思っています。
憲法違反だからです。国民の方を向いていません。

すでに、違憲訴訟を起こすという動きがあるようです。
こちら→
安保法案に集団違憲訴訟へ 弁護団長の小林節氏、安倍首相を厳しく批判(更新: 2015年09月20日 ハフィントンポスト)
===9月19日未明に成立した安全保障関連法案に対し、反対するグループは年内にも集団違憲訴訟を起こそうと準備を進めている。===
三重・松阪市長「安保法案は違憲」 議決差し止めへ提訴(2015年9月17日 朝日デジタル)
===参院で審議中の安全保障関連法案は憲法9条に違反するとして、三重県松阪市の山中光茂市長(39)が16日、参院での議決などの差し止めを国に求める訴訟を東京地裁に起こした。同時に、差し止めの仮処分も申し立てた。===

もちろん、これらだけではなく、全国のあちこちで訴訟が起きることが予想されます。
違憲訴訟で勝訴するかどうかはまた別の話ですが(過去の違憲訴訟では、負けている例も多い)、私は少し希望を持っているのですが、違憲訴訟の全部が全部、敗訴ということもないのではないか、と思います。  

委員会での採決の際に、どういう作戦というのか知らないが、与党議員は卑怯な手を使ったと思っています。
そういう議員は、次に議員に当選されては困ります。
そこで、(これはツイッターで見かけたのですが)「落選運動をしよう」という動きがあるようです。
私自身は、「落選運動」、どうやってするのか、など、まだ詳しく知らないのですが、その前に、立ちはだかっていることがあります。
それは、有権者の、投票率の低さです。どのようにすれば上がるのか。分かりません。
次回は、投票率のことについても、書いてみようと思います。


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