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天皇の生前退位は違憲行為か、高齢化社会の象徴か。天皇にも人権はあるかどうか。

2017-06-03 16:07:31 | 社会
こんにちは。ブログではお久しぶりになってしまいました。
またよろしくお願いいたします。

今回は、現天皇の、「天皇の生前退位」について、です。

昨年8月の毎日新聞の記事です。全文転載、引用。

天皇陛下 お気持ち表明 象徴の務め「難しくなる」
毎日新聞2016年8月8日 15時11分
 生前退位の意向を持たれている天皇陛下は8日、象徴としての務めに関するお気持ちをビデオメッセージで表明された。高齢に伴う「身体の衰え」を考慮し、「全身全霊をもって務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じている」との思いを明らかにしたうえで、高齢化への対処の仕方として公務を限りなく縮小していくことには「無理があろう」との考えを示した。「天皇は国政に関する権能を有しない」との憲法の規定を踏まえて制度に関わる具体的な文言を避けつつ、退位の意向がにじむ表現となった。

 お気持ちの題は「象徴としてのお務めについての天皇陛下お言葉」。陛下は「天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、これまでに考えて来たことを話したい」と述べ、即位以来、象徴天皇としてのあり方を模索しながら過ごされてきたことを振り返った。
 そのうえで、「既に八十を越え、次第に進む身体の衰えを考慮する時、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と、現在82歳であるご自身の年齢に対するお気持ちを語った。
 さらに、「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには無理があろうと思われる」と述べ、高齢になったときの対応として公務を減らしていくことには限界があるとの考えを表した。「天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられる」と述べる一方で、「天皇が十分に務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはない」と語り、「摂政を置くことと、皇位を譲ることとの違いに言及した。
 また、天皇が重篤となった場合は「社会が停滞」し、国民の暮らしに影響することや、天皇の生涯の「終焉(しゅうえん)」に当たっては葬儀に関する行事が1年間続くことなどを挙げ、「その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行する」ことで関係する人々や家族が困難な状況に置かれることを「避けることは出来ないものだろうか」と述べた。
 「憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません」と改めて述べたうえで、象徴天皇の務めが途切れることなく安定的に続くことを念じるとし、ご自身の気持ちについて「国民の理解を得られることを、切に願っています」と締めくくった。
 天皇陛下が皇太子さまに皇位を譲る意向を宮内庁関係者に示されていることが報じられたのは先月13日。その後、陛下の真意を巡ってさまざまに論じられ、宮内庁は陛下自らがお気持ちを表明する機会を早めに設ける方向で調整してきた。
 宮内庁は、海外にもお気持ちを伝えるため英訳をホームページで公表する。ビデオメッセージで陛下が思いを伝えるのは、東日本大震災の際の2011年3月以来、2回目。【高島博之、山田奈緒】

(下線は私による)

私は過去、天皇の引退について、二つ、ブログ記事を書いています。
天皇はもう、「天皇」を引退した方がいいと思います。2011年11月19日 (土)
天皇の引退について2012年02月25日 (土)
これらの内容は、今の天皇(明仁さん)が昨年8月に発表した「お気持ち」に近いものです。
「もう、体力が限界ではないか」ということです。
高齢になった天皇が国事行為を執り行う様子は、私にはあまりにも痛々しく見えて、「もっとご自身の好きなことをして余生を過ごして欲しい」と感じるのです。
とか、
天皇も、一人の高齢者ですよね・・・。
と、私は書きました。

ツイッターを見ると、「天皇のお気持ち表明」は違憲だという意見も見られます。

例えば、このアカウントの方。
-共謀罪絶対反対の法大文化連盟 @jinmin1991- 午後1:21 · 2017年6月3日
ちなみに共産党も賛成している。違憲行為に過ぎない天皇の「お気持ち」を忖度し、全党派一致で天皇制強化を図る総翼賛体制。もとより野党など存在しないのだ。

違憲行為、と言っています。

これは判断が分かれるところです。「違憲行為」といえば違憲行為になってしまう。
しかし、私個人の意見ですが、確かに、私の近所の高齢者とは違って普通の人ではない天皇明仁さんは、「天皇の、象徴としての務めを果たせない」と言ったのですが、それはその通りだろうと思います。また、憲法とは矛盾しますが天皇を一個人の人間として見た場合、高齢なのに老体に鞭(むち)打って公務を果たそうとする姿は、痛々しい。
しかしただ、「痛々しい」では分かりにくい。
天皇に人権は・・あるかどうか。
国民かどうか?
国民ではない。
なので、やはり、違憲行為になるかもしれない。ただ、これについては「憲法を現状に合わせる」というわけにもいかず、天皇の人間としての加齢という避けられない状況があるのです。それで、全党派一致ということになったのでしょう。か。
それで私はというと、生前退位に賛成の立場です。

ただし、、今回天皇明仁さんが「お気持ち」を発表したことによる、忖度(そんたく)と言えば忖度になる「生前退位」、いつでも天皇の「お気持ち」があればそれでいいのか、という、今後天皇が政治に利用される危険を考えると、手放しでは賛成できないかもしれませんが、天皇の、一人の人間としての尊厳を考えた場合、今回の「生前退位」はやむを得ないでしょう。
約30年前、昭和天皇が病気で入院し、下血状態になったときに、輸血を繰り返して延命処置をされました。私はその時、むごいことだと思ったのを記憶しています。
人間の尊厳を尊重するならば、天皇はもう、天皇を引退する方がいいです。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-06-25 18:23:40
以前からのブログのファンです。

>天皇明仁さん

相変わらず、特定のフィルターに掛かった言論ですね。

以前「天ちゃん」と天皇陛下を呼んでいたのを覚えています。
言葉のセンスがおかしい人だなと思っていたのですが、後で知ったのですがバリバリの左翼用語だったみたいですね。
某宗教、に左翼という、あと一つで役満になりそうな方の発言は、非情に興味深いです。

ところで、お亡くなりになったお母様のお名前を教えて頂けないでしょうか?
どうすれば、こういう人が生まれ育つのかについて、いつかコメントしたいのですが、その際にお母様の事は「母親XXさん」と呼んで上げようと思っています。
私としては、失礼に当たる気がするのですが、どうやらこのように呼ばれる方がお好きなようなので。

違憲を叫ぶ割には、じぶんがそう「思う」だけで簡単に意見を変えてしまう人を見るのは、本当に興味深いです。
これからもブログの更新頑張って下さいね。

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