goo

原子力空母ロナルド・レーガンに不具合発生か・・・・硫黄島での空母艦載機の着陸訓練が再度の延期

 本日・17日、「試験航海」に出ていた原子力空母ロナルド・レーガンが予定通りに横須賀基地に戻ってきました。本来なら2日から3日後に本格出港に出ることになります。ところが、本日、南関東防衛局から神奈川県や基地周辺自治体に下記のような在日米海軍からとする情報提供がありました。
 その情報は
横須賀-米海軍は、硫黄島における第5空母航空団のパイロットの空母洋上運用資格取得を目的とした陸上模擬着艦訓練(FCLP)を延期することを、ここに発表いたします。この訓練は第5空母航空団所属のパイロットが、空母での洋上運用を行うための資格取得に必須の訓練です。この延期は運用上の理由によるものであり、FCLPは後日再開されます。昼夜共に訓練の大部分が硫黄島で実施される見込みです。」とするものです。
   この情報は、空母洋上資格取得訓練(CQ)ができなくなったために硫黄島でのFCLPが延期になったことを示しています。それは原子力空母ロナルド・レーガンに何らかの不具合が生じて出港できないことが今回の「試験航海」で明らかになったからと思われます。
 
空母のパイロットは「FCLPが終了した10日以内に空母に着艦しなければならない」(10日間ルール)とされています。この訓練がCQ(空母洋上着艦資格取得訓練)です。CQは空母が横須賀基地から出港しなければ実施することはできません。これまでは大島沖の訓練空域(R116・チャーリー、R599)で実施していましたが、今後は九州沖で行うと米海軍は4月18日に発表しています。原子力空母ロナルド・レーガンに何らかの不具合が明らかになり、しかもその不具合を直すには一定の時間がかかり「10間ルール」を守ることができないので、「FCLPは後日再開」としてスケジュールを明らかにしなかったのではないかと思われます。
 当初、硫黄島でのFCLPは5月3日から13日までとしていましたが、18日までに延期されました。そして、今回の再度の延期です。硫黄島の天候に異常があったとの情報はありませんので、空母ロナルド・レーガンに何らかの不具合があったと考えるのまともな考えではないでしょうか。新たにCQの空域に設定されたこととの関連も考えられますが、いずれにしても米海軍は「運用上の理由」として今回も実態を国民に明らかにしていません。なぜ、硫黄島でのFCLPが再度の延期になったのか、また、原子力空母に何か問題が生じていないのかを明らかにすべきです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海兵隊第242前天候戦闘攻撃中隊の3機と海兵隊251戦闘攻撃飛行隊の1機が厚木基地に飛来・・・・そして、大島沖の空域での訓練に厚木基地を離着陸

 5月11日に厚木基地に飛来した空母艦載機3機は14日8時45分に厚木基地滑走路北側から離陸して岩国基地に帰投しました。
   その代わりに14日に海兵隊第242全天候戦闘攻撃中隊のFAー18Dホーネット3機と海兵隊第251戦闘攻撃飛行隊のFAー18Cホーネット1機が厚木基地に飛来、14日に4機、15日に4機、16日に4機、延べ12機が大島沖のR116(チャーリー)とR599の訓練空域での訓練のために厚木基地を離着しました。また、15日には午後にローカル飛行も行っています。空母艦載機の飛行は少なくなっても海兵隊などの外来機がしばしば厚木基地に飛来、激しい爆音を基地周辺にもたらしています。米軍にとっては、「厚木基地の重要性は変わらない」ことなのです。


5月14日15時5分 右旋回飛行で厚木基地滑走路に向かうFAー18Dホーネット
                         (海兵隊第242前天候戦闘攻撃中隊所属)


5月15日10時43分 厚木基地に向かう海兵隊第242前天候戦闘攻撃中隊の
    FAー18Dホーネットと第251戦闘攻撃隊のFAー18Cホーネット


5月15日11時27分 右旋回しながら滑走路北側に向かうFAー18Dホーネット
                           (第242前天候戦闘攻撃中隊所属)


5月15日14時23分 2機編隊から着陸へ向けて離れるFAー18Dホーネット
                           とFAー18Cホーネット

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原子力空母ロナルド・レーガンが本日・17日に試験航海を終えて横須賀基地に帰港予定

 5月11日に横須賀基地を「試験航海」のために横須賀基地を出港していた原子力空母ロナルド・レーガンが本日・17日10時45分に横須賀基地に帰港する予定であることが分かりました。昨年までは3日~4日間の「試験航海」でしたが、今回は7日間の「試験航海」でした。なぜ、7日間になったのかは不明ですが、本格出港の後に行われるCQ(着艦資格取得訓練)が今回から大島沖から九州沖に変更になったことと関連があるかもしれません。
   また、「試験航海」が7日間になったために5月3日~13日まで硫黄島で行うとしていたFCLP(陸上空母着陸訓練)も18日まで行うこと、また、天候等の事情で硫黄島でのFCLPができなかった場合は厚木基地においても5月9日から13日までFCLPを行うとしていた日程も13日までと変更されています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする