ＭＶ―２２オスプレイの新たな整備募集説明会に日本飛行機など５社が参加 整備業務に放射性物質を管理、そして、ハワイ配備のオスプレイも整備対象

   今年１月、米海軍がＭＶ―22オスプレイの新たな整備拠点の設置を検討し、参加企業を募集していることが明らかになりました。

  その整備企業に対する説明会が２月20日に厚木基地で行われましたが、その説明会の内容が公表されました。説明会に参加した企業は、スバル（富士工業）、日本飛行機、オスプレイを製造するベル・ボーリング、大韓航空、エリクソンの５社でした。

   米海軍は、▲ 整備拠点は受注企業が沖縄から約1600キロ以内で探すこと。▲現在、整備拠点となっている千葉県の陸上自衛隊木更津駐屯地ではオスプレイの収容スペースが限られているため、複数業者に委託すること。▲ 木更津駐屯地に追加の整備施設を設けず、山口県の岩国基地は整備場所に適さないこと。▲ 整備業務に放射性物質の管理が含まれること（ＣＨ53大型輸送ヘリコプターと同様、ローター部分に放射性物質が使用されている可能性が高い）などを説明や企業との質疑・応答の中で明らかにしました。

   更に米海軍の説明では ▲ 普天間飛行場に所属する全24機うち10機を今後5年間に整備する予定であること。理由について米軍は「定期整備が必要な飛行時間に全機体が達している訳ではない。ただ、海兵隊はオスプレイの利用を増やしているので、今後必要となるだろう」としました。この件に関して、３月20日の新聞「赤旗」の報道では、２月20日の説明会で示した資料には整備対象に普天間基地配備の２部隊24機に加えてハワイ配備の２部隊も含まれているとしています。

   今回の募集で日本企業が受注した場合は、放射能物質の管理に加えて、ハワイ配備のオスプレイまでも整備対象とする新たな整備拠点が国内に誕生することになります。

   米海軍は、整備業務の契約期間は最長10年。今年9月か10月に正式に募集し、募集から1年後に契約を始める予定としていますが、こんなことは絶対に許すことができません。

   木更津駐屯地では米軍普天間基地所属のオスプレイが１昨年２月に１機、昨年７月に１機、併せて２機が飛来して整備が行われていました。そのうち１機が試験飛行の後に３月５日に木更津駐屯地を離陸、普天間基地に戻りましたが、約7カ月の整備予定が2年超かかっています。そして、３月25日以降、ＭＶ―22オスプレイ１機が木更津駐屯地駐屯地に飛来、29日に定期整備が開始される予定とのことです。

  厚木基地をオスプレイの整備拠点にするな !

  日本のどこにもオスプレイはいらない !

 

海上自衛隊厚木基地所属のＣー130Ｒが部品落下・紛失事故・・・・・繰り返される自衛隊機の部品落下・紛失事故に強く抗議する !

   本日・３月11日、海上自衛隊第４航空群司令部広報室から綾瀬市、大和市などに対して海上自衛隊厚木航空基地所属の航空機の部品紛失について下記の様な情報提供がありました。

　平成３１年３月１０日　　第４航空群司令部広報室                                                 

航空機部品の紛失について

海上自衛隊厚木航空基地に所在する航空機（Ｃ－１３０Ｒ：９０５３号）の部品を紛失しましたのでお知らせします。細部は次のとおりです。 

１　確認日時

３１．３．１０（日）１８時２０分頃

厚木飛行場着陸後の飛行後点検にて、紛失を確認

２　飛行経路、飛行高度

（１）飛行経路

　　　南鳥島航空基地→洋上→横浜市→町田市→相模原市→大和市→厚木飛行場

（２）飛行高度
　　　約９００ｍ～５，５００ｍ

３　所属及び機種
　　第６１航空隊　Ｃ－１３０Ｒ型輸送機

４　紛失部品

（１） 脚室ドア固定ピンチェーンアッシー

（２） 長さ約３００ｍｍ×太さ約７ｍｍ

      重さ約１５ｇ　材質：ステンレス製

５　紛失の原因
      調査中

６　その他

（１） 南鳥島航空基地離陸　１３時１８分　厚木航空基地着陸　１７時３４分（２） 飛行経路上の関係各部に通報するとともに、南鳥島航空基地内及び厚木飛行場内を捜索しましたが、当該部品は発見できていません。

   今年２月７日にも厚木基地所属の自衛隊機Ｐー１哨戒機が部品落下・紛失事故を起こしています。繰り返される部品落下・紛失事故に強く抗議するものです。また、原因究明と安全の確保がされるまで同機種の飛行中止を強く求めます。