本書は、1985年7月の笠松刑務所、1986年10月の京都刑務所、1992年12月の沖縄刑務所、1999年3月の笠松刑務所での講演、吉田勇吉さん、小森重三さん、海渡雄一弁護士との対談を収めている。
吉田さんの、「あたしは字が読めん人間です。字が読めんから字は信用しない。(中略)字が読める人間が増えて、勉強はするが約束は守らない。身体を張らないで、すぐだまそうとする」(203ページ)という言葉に強い印象が残った。今の政治家には、そんな人間が多いのではないだろうか。
吉田さんの、「あたしは字が読めん人間です。字が読めんから字は信用しない。(中略)字が読める人間が増えて、勉強はするが約束は守らない。身体を張らないで、すぐだまそうとする」(203ページ)という言葉に強い印象が残った。今の政治家には、そんな人間が多いのではないだろうか。