本書は、詩人竹内浩三の詩、お姉さん宛の手紙及び短編小説が記載されている。
巻末の略年譜によれば、詩人竹内さんは、1921年(大正10年)5月に生まれ、1942年10月に軍隊に入り、1944年12月にルソン島に移動。その後、1945年4月に戦死したと、1947年6月の戦死公報に掲載された。
本書の題名は、竹内さんの詩「骨のうたう」の冒頭の言葉である。竹内さんの訴えたかったことの一つだろう。 . . . 本文を読む
本書は、戦後の日本の外交史についてかかれている。特徴は、「『米国からの圧力』を軸に、日本の戦後史を読み解いた」点です(iiiページ)。このような観点からの本がこれまでなった理由として、「『米国の意向』について論じることは、日本の言論界ではタブーだから」と、孫崎さんはいう(同ページ)。
具体的には、本書では、自主外交路線と対米追随(または対米従属)路線の二つにわけて、戦後史が描かれています。
また、 . . . 本文を読む