本書の冒頭部分では、政治学者丸山真男が唱えた「古層論」(日本の伝統的思考の同一性が千数百年もの間維持されてきたこと)をとりあげ、著者は「歴史を貫く一貫した<古層>を認めず」、古層は「歴史的に形成されたもの」と、丸山氏の「古層論」を批判する(4頁)。
宗教は「より深層のダイナミズムを明らかに」するので(7頁)、その思想面を中心にして検討することにより、著者の古層に関する主張の正しさを示そうとしてい . . . 本文を読む
各報道によれば、先日世田谷区の住宅街で検出された高い空間放射線量は、福島原発事故ではなく、民家の床下にあった瓶の中に入っていたラジウムから放出された放射線が原因となったようだ。
毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/select/today/news/20111014k0000m040083000c.html?toprank=onehour . . . 本文を読む
本書は、話題にあげることがためわれることが多いと思われる「障害者と性」について書かれている。具体的には、風俗店に通う脳性まひの男性、障害者の男性とセックスをボランティアとして行った既婚の女性、障害者専門のデリヘル、出張ホストを依頼する障害者の女性、オランダにある障害者に有料で性の相手を派遣する組織(SAR)などである。
著者は大変だったとは思うものの、どこか表面的なところを滑っているだけのような . . . 本文を読む