軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

骨折!

2019-03-16 18:13:38 | 日記

(明治神宮外苑クリテリウム:自転車ではレースが最高の練習)
新城 幸也選手がタイでの個人合宿中、下り坂を走行中に道路に飛び出した犬を避けようとして転倒、肘と大腿骨を骨折したらしいとの情報が、自転車サイトで報じられました。
いつぞやの中東のレースでの大腿骨骨折、そして昨年ツアー・オブ・ジャパンでの肩峰の骨折に続いてまたしても…
タイでの個人合宿でのコースは交通量も少なく、信号もない、練習には適した場所らしいのですが、そのようなタイの地方道路であっても、一般道である限り何が起こるかわかりません。
よく自転車競技の世界、特にロードレースにおいてはレースを走ることが最善の練習ということが言われています。
どのような競技でも、練習においては、危険でない限り、身体を生理的限界まで追い込まなければ、フィジカル面の進歩は期待できないと考えられます。
しかし、ロードバイクでの一般道路を使用しての練習では、交通事故や交通規則遵守の立場からも困難な場合もあるのではないでしょうか。
長い下りではブレーキを掛けず、何もしなければ時速70キロ以上になることもあります。
道路を交通規制したレースではあるまいし、安全面を考えれば一般道での練習では、そこまでやるべきではないと思います。
練習と試合の差ということを考えると、確かに私の経験でも、トラックレースでもあるいは自転車以外の競技でも、試合の疲れ方は練習とはまったく違います。
集中の度合いがまったく異なりますので。
しかし、ロードレースの場合、レースが最高の練習だという根拠は、それだけではなく、交通規制された道路で、あるいはクローズされた専用サーキットで思い切り走れるというところにあると考えています。

(日本サイクルスポーツセンターのような専用コースがもっと必要だと考えています)
一般道路ではどのように考えても限界があるのではないでしょうか?
モータースポーツのドライバーが、あるいは二輪レースのライダーが、一般道路で走行練習をするのでしょうか?
もちろん、自転車の場合まったく公道での練習をやらないという訳にはいきません。
また、少なくとも山岳コースでのヒルクライムの練習は、平地や下りのようなスピードは出ないので安全性は高いでしょう。
しかし、平地でのスピード練習や、スプリントの練習で限界まで追い込む場合は、専用コースが必要なのではないかと考えています。
私も専門種目は1,000mTTやスプリントでしたので、ロードでもスプリントの練習をたくさんやりました。
もちろん交通量の少ない所、歩行者が歩いていない所を選んでですが、そのような場所は地方でさえ少なくなってきています。
一般サイクリストのためだけでなく、選手が安全に練習をできる環境作りのためにも、伊豆や群馬の様な専用サーキットを後何か所か作るべきだと思います。また、自転車競技場での練習を増やすことは、ロードレースの選手にとっても無駄ではないと思います。
大腿骨骨折は大怪我です!
彼はこれまで本当に頑張ってきましたが、私としては頑張ってとはもう言えません。
無理しないで、ゆっくり養生してほしいと願っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする