軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

スーパークロス野辺山2019②男子エリート

2019-11-25 21:25:47 | 日記

スーパークロス野辺山男子エリートのスタート前です。

スタートしました。ニュートラル区間の無いロードレースのスタートと昨年の記事で表しましたが、それよりも凄い。位置取りのために全員が猛ダッシュ!

スタート地点付近の舗装路には砂ぼこりが舞います。

大集団の猛ダッシュ。そして砂ぼこりが舞う中で、ブレーキング、急減速でコーナーにに突っ込みます。                                     シクロクロスは舗装路でのロードレース程スビートが上がらないので落車しても大事にならないという見方がありますが、ここで落車があったら大事になりそうです。                                                                                                                                                                         

 しかし、ここで落車が起こらないのは参加選手の技量が高いことを示しています。ホビーレースやエンデューロイベントでの重大事故では、技量の低いライダーが事故の引き金になっている可能性もあると思いますが、UCIの1クラスのレースに出る選手は流石ですね。

レース時点では雨は降っていませんでしたが、コースの中にはご覧の通り、お田植えができそうな個所もありました…いやあひどい。私もオフロードが嫌いなわけではありませんがここまでひどいのは嫌ですね。

自転車を担いでランニングで越えていく選手もいれば、ライディングで何とか乗り切る選手もいました。また、落車する選手も何人もいましたが、低速で軟らかい泥の上に落ちるので大事にならず、再びレースに復帰しています。ここが一般のロードレースと違うところですね。

全日本チャンピオンの前田 公平選手はライディングで泥田の中を乗り切りました。

二人の選手がもつれ合って落車した後ですが、二人ともレースに復帰しました。

ここでもトラブル発生!数人が落車です。

コースを示すテープも選手が落車した時に切れてしまいました。真ん中をランニングしている慶応大の選手も落車から復帰したところです。

ランニングを選択するか、ライディングを選択するか難しい所です。ランニングの場合も、重い泥に足を取られて辛い所です…

このようなコースコンディションでの観戦では長靴は必須です。今日のお土産は滝沢牧場さんの泥です。

泥田の前には溝のシケインが設定されています。ライディングのままジャンプして飛び越えるか、無難にランニングで通過するか判断は難しいですが、ジャンプで失敗するともちろん落車です。

ジャンプするなら躊躇すると失敗します。加速できる状態でないと難しいので、集団が混んでいると当然ジャンプは困難でしょう。      

オンロードで小さな穴を飛び越えるための小ジャンプは、私もかつてはよくやりましたが、昔のパーツだとハブの中の中空シャフトが曲がってしまいました。

現在においても自転車が可哀そうなのは変わりありませんが、豪快に飛び越えるのを楽しみに通の観客が集まっています。

ジャンプ越えが決まりました。

観客により近い所を通るのがシクロクロスの魅力です。

沢山の観客が集まり南牧村の地域振興にも役立っています。私は会場で一銭も消費しない近隣住民の観客です。すみません。

後ろから追突されたのでしょうか?リアエンドがもげてしまいました。変速機もだめになっているでしょうか…

このシケインの下をくぐって通行できるようになっています。

シクロクロスの大会では自転車を見るのも楽しみの一つです。

フロントはシングルギヤの選手もいますし、通常のロードバイク同様にダブルの選手もいます。                                    私ならチェーン落下のトラブル回避のためシングルを選択すると思います。

当然ながらリアはかなりのワイドレシオです。ディスクブレーキの使用も標準になってきています。

チェコのエミル・ヘケレ選手がレースを引っ張り。

前田 公平選手を22秒引き離してのゴールです。

2位に入った前田 公平選手です。

お疲れ様でした。

勝利を喜ぶエミル・ヘケレ選手です。

自転車はもちろん泥まみれです。

洗車待ちの選手たちです。普通のロードレースでは見れない風景です。

負傷者のために待機していただいていた救急車ですが、少なくとも男女エリートクラスでは出番はなかったようです。大会開催には多くの方たち、関係機関の協力をいただいています。                                              

今年も楽しく観戦させていただきました。ありがとうございました!

おまけです。帰路佐久市の樫山工業さんのイルミネーションです。車中からなのではっきりしませんがとても華やかです! 

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スーパークロス野辺山2019 ①女子エリート

2019-11-24 10:43:09 | 日記

(スーパークロス野辺山会場の滝沢牧場)

今年もスーパークロス野辺山の観戦に行ってきました。

途中佐久市内で買い物をして、かっぱ寿司で昼食を食べてから行ったので、着いた時には女子エリートクラスがスタートしていました。

前のレースを走った後の自転車はドロドロです。

レース当日は雨は降っていませんでしたが、前日は天気が悪かったので、シクロクロスらしいコースコンディションのようです…

この大会はUCI公認、昨年からワールドカップに次ぐ1クラスのカテゴリーであります。日本の選手としては上位に入ってUCIポイントをガッツリと貯めておきたいところです。

ゴール地点です。

女子エリートは、私もお世話になっている安中市のCO2バイシクルさんがサポートしている今井 美穂選手がぶっちぎりの勝利でした。2位とのタイム差は1分4秒という圧倒的勝利でした。

2位のテイラー・ホワイト選手(アメリカ)

3位の赤松綾選手

6位に入った渡部春雅選手(駒澤大学高等学校)に注目しましょう。ジュニアではなくエリート枠で6位は立派です。シクロクロスだけでなく、今後のロードレース等での活躍に大いに期待しましょう!

現日本チャンピオンの松本璃奈選手は失速して4位でした。

見事な走りを見せてくれた今井選手。お疲れ様でした!

この大会のメダルはカウベルです。何しろ会場が牧場ですから。

2位のホワイト選手の足はバリバリにタトゥーが入ってます。文化の差です。

今井選手の自転車は見事に泥まみれです。

自転車もお疲れ様でした。

一般のロードレースと異なり、個の力が勝敗に影響する要素が強そうなシクロクロスですが、メカニックのサポートもシクロクロスでは不可欠であり、やはりチームで戦う競技だと思います。

メカニックのCO2バイシクルさんも大変お疲れ様でした!

次回は男子エリートのレースを紹介します。

 

 

 

 

 

 

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秋の軽井沢

2019-11-21 23:16:36 | 日記

11月3日(日)連休の中日、軽く町内を走ってみました。

紅葉の名所の雲場池です。

地元の人間としては珍しくはないのですが、美しい風景です。

しかし、すごい人出です。自転車で走るのも大変なぐらい車も渋滞しています。

雲場池から流れ出る水の量がかなり多いです。

台風19号の影響で池の水量も多くなっているようです。

ちなみに雲場池は紅葉だけでなく新緑の季節も素晴らしいです。

台風19号の影響が心配された碓氷峠は通行可能になっていました。

自転車乗りとしてもうれしい限りです!

あまりの人出で地元の人間としては近づきたくないプリンスショッピングプラザです。

車で行くのは困難ですが、自転車なら楽々ですので、のぞいてみました。

ナイキの他アディダス、アンダーアーマー、デサントなどスポーツ用品のアウトレットショップも並んでいます。

のぞいてみるとどこも凄い人出です。

軽井沢駅南口には自転車も並んでいます。

身近な交通手段としても、その便利さが再認識されている自転車ですが、中にはチェーンが錆びていたりして、粗末に扱われている自転車もあるのが残念です。

しかし、軽井沢という街は、自転車という乗り物が似合っていると思うのは私だけでしょうか?

この日は、どこへ行っても軽井沢は人で埋め尽くされていました。

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私のツール・ド・フランス

2019-11-11 21:16:33 | 日記

(練習コーススタートの中軽井沢地区)

猛威を振るい大きな災害をもたらした台風19号が去った1週間後、時に台風の傷後の凄まじさを目の当たりにしながらも、若き日に走った練習コースを久しぶりに走ってみました。

部分的には走っているのですが、フルに走るのは多分30年ぶりぐらいでしょうか?

軽井沢の自宅をスタート、危険回避のため裏道があるところはなるべくそちらを通るようにします。

以前もブログで紹介しましたが、追分地区から茂沢地区に下る道は台風被害がかなりひどい状況です。

(軽井沢を流れる千曲川の支流である湯川も増水していました)

(茂沢地区を流れる茂沢川の水量もいつもより多いようです)

 

茂沢地区から軽井沢大橋付近へ抜ける坂道、ここはアウターギアだけで力で登り切ります。

(坂を上り切ると御代田町に入ります)

森泉郷別荘地から御代田町豊昇地区へ抜ける道には、今はゴルフ場もできています。

(ムラサキシキブの実が色づいてきました)

かつては道幅も狭く、舗装は痛み、大げさに言えばパリ・ルーベの石畳区間のような個所もありましたが良い道になりました。

御代田町面替地区からスキー場パラダ前を通り、佐久市岩村田に抜ける道です。

(枯れてしまい何度か植え直した一本松)

(高速道路はこの時点では通行止め、一台の車も走っていません)

(佐久市岩村田地区)

岩村田から小諸に抜ける道は路側帯がほとんどなく、交通量も多い為、裏道や歩道を通り小諸市乙女まで走ります。

(光ってしまいましたが、動物病院の窓から、かわいいねこちゃんが!)

(JR小海線踏切)

(小海線乙女駅手前)

(寅さん映画の舞台にもなった小諸市の街並み)

小諸警察署から小諸高校までは結構きつい登りです。ここはインナーギアを使います。

そして裏道を通って軽井沢町追分経由で一周するのが、かつての定番練習コースです。

(道祖神でしょうか?とても素朴な感じです)

私はトラック短距離が専門でしたが、ロード練習もそれなりに行ってはいました。

しかし、たまに出走したロードレースでは何一つ良い思い出はなく、私にとっては一番遠い世界です。

(のどかな田舎の道ですが、私にとってはグランツールのステージに等しい場所です)

ロードの選手ならば、ツール・ド・フランスは何と言っても憧れのレースなのではないでしょうか?

そしてトラックの選手ならば五輪や世界戦を夢見るのだと思います。もちろん私もそうでした。

ツール・ド・フランスは五輪、サッカーワールドカップと並ぶ世界三大スポーツに数えられる大イベントです。

ジロ・デ・イタリア、ヴエルタ・イスパーニャといった他のグランツールもレースの難度では引けを取りませんが、歴史が一番古く、世界の注目が集まるのはやはりツールです。

(このコースを走ると時間が戻る思いがします)

ロード、トラックといった種目を超越して自転車競技の頂点に位置する大会といってよいと考えています。

自転車選手ならば私のような短距離選手であっても心のどこかにツールに対する憧れはあるのではないでしょうか。

そして、私達人間を人生という長いステージレースを走り続けるライダーに例えるならば、1人1人が最高の舞台、最高のレースを走るエース選手なのだと思います。

ささやかな練習コースですが、ここは確かに私にとってのツール・ド・フランスのステージの1つでした。

学生時代に走った川崎市や稲城市の丘陵地帯も、碓氷峠もこのコースも松本を始めとする各地のベロドロームもすべて私にとってのツール・ド・フランスのステージの1つでした。

(この付近の景色は高校生の頃と何も変わりません…)

このコースも、当時と異なりゴルフ場やスキー場、高速道路もできて風景が変わり、私も年を取りましたが、この道を走るとやはり当時に時間が戻る感覚になり、感慨深いものがあります。

(旧中山道追分宿もきれいに整備されました。電柱がなくなりました)

1周して中軽井沢に到着すると走行距離46㎞でした。

途中交通量が多い所は別ルートを走ったので昔のままのコースなら43㎞ぐらいでしょうか。夏休み中はこれが午前の練習。

午後はブレーキ付きトラックレーサーに乗り換えて5~6㎞離れた農道コースで周回、スタート、スプリントの練習…

スプリントも周回を回りながらやっていましたから、往復も含めれば40㎞ぐらいの走行距離、午前のロード練習と合わせると80kmぐらいの走行距離です。

(かつての練習を支えてくれたミヤタのクロモリフレームのロード)

短距離の選手としてはよく走った方です。

それを毎日繰り返しても疲れることもなかったのに…

登りを力で押し切ったのが災いしたのか、実は練習後しばらくしてからひどい筋肉痛に見舞われ大変でしたが、ようやく改善してきました。

そんな時にどうしても年齢を感じてしまいます。

自転車生活に復帰しては見たものの、やはりいつかは本当の引退の日が来ることでしょう。

(シマノが初めて発売したカセット式のフリーギヤですが7段です。デュラエースですが7段ですよ…そんな時代でした。今は11段の時代です。変速機も当時のデュラエースですが、今とはあまりにも違いますね)

しかし、それでも人生というステージレースはまだ続きます。人生は終わりの日が来るまで引退はありません!

前を向いて走り続けなければいけないのです。

人生と言うステージレースでは誰もがエース選手なのだと考えています。悔いなく完走したいものです。

人生は、長いステージレース、そして走り続ける人はみんながエース選手であり、完走すれば誰もが勝者であり、敗者はいないのだと考えています。

そして、自転車乗りは誰もが自分だけのツール・ド・フランスを持っている。

私はそんな想いで走り続けています。

皆さんもご自分のツール・ド・フランスを持っているでしょうか?

そして、どうか自分だけのツール・ド・フランスを大切にしていただきたいと思います。

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さいたまクリテリウム③レースとイベントの評価

2019-11-02 21:16:20 | 日記

 

 (偉大なるベルナール・イノーの顔をプリントしたマイヨ―・ジョーヌ)

二人のグランツールのチャンピオンを始めとしたワールドツアーチームの有力選手+ほぼワールドツアーチームクラスのフランスのプロコンチネンタルチームのトタルディレクトエネルジーチーム、これだけのメンバーを揃えるというのは大変な事で、開催にはスポンサーが付いても莫大な費用がかかるとは思います。

(今年も来ました悪魔おじさん)

しかし、その経済的効果もすごいのは言うまでもないでしょう。観客や同時開催のサイタマルシェに来た人達を加えれば10万人ぐらいは集まったはずです。

レースの放送も世界190か国ということで、世界中に「SAITAMA CITY」をPRすることができました。

(サイクルフェスタ会場。オープニングの市長さんの挨拶そっちのけで、安売りウェア類等の出店にサイクリストが群がってました。私もその一人です)

レースに関しては、私は三昔以上前の日米野球とか、ヨーロッパや南米のサッカーのビッグクラブが来日して行った親善試合と同じだかな?と考えています。

今でこそ野球では多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍していますが、かつてのアメリカ球界は日本の野球など一段も二段も低いレベルに見ていたはずです。

サッカーではかつてはワールドカップに出場することすらできないレベルでしたが、今はワールドカップ常連国になり、ヨーロッパ各国のリーグで日本人選手が活躍できるようになりました。

(普通のお父さんになるために引退したマルセル・キッテル氏、あなたの猛烈なスプリントを私は忘れません)

さいたまのコースでは、アンダーパスの登りは結構足に辛いとは思いますが、平坦路のクリテリウムですから、現在の日本選手のレベルでも早いペースに着いていくことは可能でした。また、今回参加の選手は日本の中では選りすぐった精鋭ばかりでした。

しかし、多分30年前でしたら、精鋭を集めたとしても、今回のレースのスピードには付いて行けず何人もの選手がリタイアしたと思っています。

日本の選手が逃げてスピードを引き上げることができるようになったので、昔から比べればそれなりのレベルアップはあったのだと思います。

ただし、今回1位の新城選手に関しては別格であることは言うまでもありません。

新城選手は堂々としたワールドツアーライダーです。何回もグランツールを完走して、世界選手権でも9位になった大選手です。彼に負けるのは仕方ないと他のワールドツアーの選手達も納得でしょう。

しかし、さいたまクリテリウムはあくまでオフシーズンの興業レースです。

(ゴール前の新城選手、追走するフルサング選手とその後に続くのはマイヨ・ホロのログリッチェ選手とマイヨ―・ジョーヌのベルナル選手、オフシーズンの親善的なレースとしてもなんとも凄い光景です!)

同じ国内開催レースであっても、山坂があり、UCIポイントが取得できる公式戦のジャパンカップで、日本選手がワールドツアーチームを撃破してトップでゴールできる日が来てこそ、本当に日本のロードレースが進歩したと言えるのではないでしょうか?

(エガン・ベルナルのような才能を持った選手は必ず日本のどこかにいると確信しています!)

ちなみに、今回新城選手の次に高い順位でゴールしたのは、新城選手と同郷の後輩、沖縄県出身、チーム右京の内間 康平選手でした。リオ五輪の日本チームはこの2人で走ったのですね。彼にもどうか頑張ってほしいです。

この大会で活躍した新城選手、内間選手の故郷では、なんと首里城が火災に遭ってしまいました!

何ということでしょう。これは沖縄だけでなく日本国民全体にとって大きな損失です。

しかし、沖縄には何度倒れても不死鳥のように立ち上がる新城 幸也選手がいます。

どんな困難があっても首里城は再建できると信じています。

偉大なアスリート新城選手のように! 

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