日曜10時30分からの「NHKテレビ将棋トーナメント」は、
必ず録画し、早回しで観戦するのが楽しい。
本日の対戦は、船江恒平(六段)と里見香奈(女流五冠)
なので、里見君の善戦を応援しながらの観戦になった。
肩書「女流五冠」と如何にも強そうだが、実は将棋世界
では男と女の実力差には大きな開きがある。
女性はプロと言うよりも、サッカー等の二部リーグ程度の
実力、と理解して頂くといいだろう。
だから、そんなに有名じゃない船江六段とて女性棋士に
負けるわけにはいかない。
ところが、ところが、終盤戦で船江君は読みを間違えた。
それまでAIは60%以上の確率で「船江君有利」と見て
いたのだが、或る一手を打った瞬間に、96%の確率で
「里見君有利」との見解を示したのだった。
残念ながらアマチュア初段程度の私は、「えっ、何?」と
驚いただけで何が何だか解らなかったが、解説を聞くと
(あっホント)とやっと理解したのだが、同時に(よっしゃ、
頑張れ!)と里見君を応援したのだった。
そして、見事に相手を攻め、里見香奈君の逆転勝ち。
次に戦うのが恐らく久保利明(九段)だから、ほぼ100%
負けるのだが、本日の一勝は一勝である。
きっと晴れ晴れとした嬉しさに彼女は包まれるだろう。
・・・ おめでとう! ・・・
将棋人口が圧倒的に少ないから女性は劣性なのだ。
将棋でも男女が対等に勝ち負けできる、その日を待とう。
まっ、私はもう死んでいるだろうけどさ(笑)。
さて、ここから話を将棋界から競馬界にワープさせる。
(女性は騎手になるもんじゃない)と、私は思っていた。
危険過ぎて、父親になった気分で観ているからだ。
若いのに、死ぬかもしれぬし、死ななくても一生障害を
抱えてしまう可能性があるからだ。
でも、彼女らは私が呆気に取られるほど頑張っている。
同性同士が良いライバルになっているようだ。
だから、競馬界でも大きな変革がようやく始まったような
気がしないでもない。
本日は春の天皇賞(京都競馬場)で、騎手は男ばかり。
最もグレードが高い「GⅠレース」には乗せても貰えない
のが現状である。
でも、「GⅠレース」でも騎乗でき、優勝できる日を待とう。
ただ、やはり私は死んでいるとは思うけど(笑)。