渡辺 喜美の造反

渡辺 喜美（わたなべ よしみ、1952年3月17日 ）
24日の衆議院本会議で民主党提出の衆議院解散要求決議案に賛成の起立をした。
処分は8項目あるうちで2番目に軽い「戒告」。

年が私より一つ下（５４歳）で、一般には年寄りだが政治家としては若いほうか。
野党とか民主党は自民党以上に嫌いだが、このヨッシーの行動には感動した。
男らしいというか、権力にたてついた勇気、いやーすごいね。
自民党は保守的な人の集まりなのに、このような行動がとれる人がいたとは。
これで異端的な地位になったわけだが、自民党にいてこのような事をするのに意味があって、野党は何か批判するだけで何も出来ない。
加藤とか山崎なんかは、ほとんど民主党なので、こんな人間は自民党にはいらないが、渡辺喜美は面白い存在だねえ。
彼が言うように、党の先に国民がいるのだから。

でも一体50をすぎて体制にたてをつけるのだろうか。
私たち庶民は無理だろう。
ただでさえ50を過ぎると職に就けなくなってくる。
私の職場でも不満はいくらでもあるが、やめたら働く職場がないので、結局我慢するしかない。
みな、そう言う。
実際、やめてから職がなくて困っている人もいる。
60過ぎで面接を繰り返した人は35回位で今の職場を探した。
その人は自殺を考えたという。
だって、食えないんだから。
「今の仕事はきつくない」と聞くと「平気だよ、仕事がないことを思えばなんてことないよ」と言う。

このあたりが政治家と私たちとの違いか。
でも渡辺喜美って、やっぱり凄いと思う。