「栄光の奇跡」(トワ・エ・モワ)というLPは大学の時、例のフォーク好きから借りた。
今回40年弱になるが録ってみると、非常に良い音で驚いた。
レコードはCDより音が良いのは、音楽仲間では当たり前の話だが、ここまで良いとは。
サ行のすれた音までしっかりきこえる。
おそらくヘッドの位置がピッタリあったせいだろう。
テープも普通のものだったのだが。
栄光の軌跡 トワエモワ DISC1
01:或る日突然
02:見知らぬバス
03: 愛の理由
04:「ア」がつくもの
05:さよならと云わせて
06:二人が平和をなくす日
07:空よ
08:美しい誤解
09:バラとリンゴ
10:幼い頃
11:おいでおいで
12:谷間の村
13:タンポポ舞う頃
14:初恋の人に似ている
15:地球は回るよ
16:初めての哀しみ
17:美しい星
18:トワエモワの子守唄
19:あんな娘がいいな
20:雨が降る日
21:愛の泉
栄光の軌跡 トワエモワ DISC2
01:虹と雪のバラード
02:柿の実
03:友だちならば
04:おへそ
05:夕焼をおいかけて
06:春の子供達
07:誰もいない海
08:はじめに愛があった
09:結婚讃歌/五月になれば
10:夜行列車
11:雨が…
12:今は
13:特別な望みなど
ないけれど
<トワエモワ フェアウェル コンサートより>
14:さよならと云わせて
15:七つの水仙
16:ロミオとジュリエット
17:会話
18:ある愛の詩
19:誰もいない海
山室英美子(現、白鳥)と芥川澄夫のデュエット。
じつは芥川澄夫の声が嫌いでねえ。
反面、山室英美子は大好き。
どうすりゃいいんだ!
最初「或る日突然」で出て来た時、二人ともギターを持って歌っていたので、フォークだと思っていたが、さもあらん歌謡曲だったらしい。
そういえば、社会を批判するような歌が皆無だし、曲も綺麗に纏まっていた。
フォークと言えば、岡林信康、吉田拓郎etc.だが、無茶苦茶な詩でまとまりのない曲も多数ある。
あまり聴かなかったのは、そういう事情がある。
高校の頃は、拓郎に溺れていたし。
赤い鳥 は綺麗すぎたし。
やはり高校の頃はエネルギーがあったのかな。
今、年をとって衰えてくると、トワ・エ・モワがわかるようになった。
曲はいいし。
このLPは「フェアウェル・コンサート」まで入っている。
どちらも胸がいっぱいで、声がつまったりしている。
感動的だ。
今は、また組んで活動しているようだ。
数回見たが、芥川が以前のように声を張り上げないで、白鳥の後ろに隠れている。
私からすると、今の方が昔より良いかも知れない。
男と女のデュエットは男がさがった方が良い。
チェリッシュはその好例だ。
ヒデとロザンナはヒデが出すぎだが、ロザンナが惚れていたからバランスがとれたのだろう。
本当はロザンナの方がうまいと思いますが。
ダ・カーポは娘さんが笛を吹いて、家庭的で最高の雰囲気を醸し出しています。
組んでいる男もあんなに面白いとは思わなかった。
ヴォーカルもチェリッシュのエッチャンのように衰えていないし、時間がたっているのにこういう人もいるんだなと尊敬の念を持ってテレビを眺めていました。
上にあげたデュエットは皆、結婚しています。
トワエモワは仲が悪いので有名でした。
芥川は言ってました。
「彼女があんな人だから(清純という意味)、僕は煙草を吸っている事も言えなかった。まして、へんな事をできるわけがない」
案外、苦しんでいたのは芥川かもしれない。
所々に張り合って歌っているところが見受けられるのは、そのせいだろう。
でも、こうして皆に愛された曲を残したのは、偉大な功績であろう。
トワ・エ・モワ、これからも応援しています。
私は気が付くと、歌謡曲をきいています。
楽なんです。
ロックとか外国の名曲もいいのですが、やはり日本人のせいか、歌謡曲が大好きです。
ブログには書きませんが、奥村チヨのCDは群を抜いて多い。
一時、あのフェロモンにやられて、殆ど全曲を集めましたから。
「くやしいけれど幸せよ」の歌い方は天才ではないでしょうか。
あそこまであからさまに!
こちらが恥ずかしくなる。
岡崎友紀さんも歌謡曲だし…
このLPは、私が最初に買ったLPでした。
当時は、オーディオも無く、寮の同室の仲間のプレイヤーで何度も掛けて聴いていました。
友達には飽きたと嫌がられてました。
白鳥英美子さん、ソロでも良かったけれど、
やっぱり、後ろに芥川澄夫さんが居る方が
心地よいです。
唯一結婚しなかった男女デュオ、
そんな事情があったんですね。
大体男女の組で何かをしていると結婚するのが通常のようで、最近では「オグシオ」の潮田玲子さんが組んでいた男の人と結婚したのには驚きましたが。
トワ・エ・モワは不仲が有名ですので、なるべく仲良さそうな画像を選びました。
手をつないでいる画像を探していて、やっと見つけた時は本当に嬉しかった。
昔の音を聴いていると、やはり芥川がケンカをうっているようにきこえます。
ダ・カーポとかチェリッシュは男が縁の下で女性を持ち上げていますし、ヒデとロザンナはヒデをロザンナが支えています。
でもト・ワ・エ・モワは曲がいいので、その存在は消えることはないでしょう。