9月の最終日曜日、天気は“晴れ”。町内会行事の「秋の溝掃除」。「新型コロナウイルス禍」で春は中止したが、今回は実施。町内会の会員も高齢化し、溝掃除に出てくる人も減ってきた。都合で欠席する場合は2000円の負担があるが、皆が2000円支払った時にはこの事業は成り立たなくなるのだが…。午前8時に現地集合で、割り当てられた範囲の用水路(排水路でもあるが)を10時まで作業を続ける。早めに済めば終了となるが、何せ参加者が少なく、高齢化しているために作業ははかどらない。作業の様子を写真に収めたが、作業の困難さが見て取れる。
流れる水の量は多くはないが、何せ溝が深すぎる。底に繁茂している水草を鋤簾で剥がし取り、上の道路まで上げる作業が辛い。深いところでは大人の背丈を超え、浅いところでもほぼ背丈位。年に春と秋に実施しているが、住民の年齢も上がり参加しているのは敬老会で表彰されるようなお年寄りばかり。行政の施策として、市がやってくれるのが良いのだが、なかなかそうもいかないみたいだ。今日も事故なく無事に終えたが、参加された皆さん、今夜は体が痛みを訴えるのではなかろうか。
用水路の中には蛍の幼虫の餌となる貝がたくさん見られたが、用水路は三面コンクリート造りなので、蛍の幼虫は生息できない。蛍が飛べばまた地域の様子も変わろうが、かと言って「用水路を土造り」にするわけにはいかない。当面、体を鞭打ちながら作業を続けるしか方法はないのだろう。そんなことを思いながらの、今年の勤労奉仕であった。