先週の土曜日(24日)、10時半から16時半までの日程で標記の「参加体験型自然体験学習の進め方」の研修会に参加した。会場は「広島県立福山少年自然の家」で、市内から興味・関心のある方々が参加した。ポカポカ陽気の一日で、正に“小春日和”だった。午前中は研修室での講義だったが、今回の研修の内容は「フィールドのポテンシャルを活かした参加体験型自然体験学習を体験し、その体験を振り返りながら、体験学習のプログラムの作り方の理論を学んでいきます。」というもので、具体的には
① 参加体験型自然体験学習~体験編:五感を使った自然体験プログラムを体験してみます。
② 参加体験型自然体験学習~理論編:自然体験学習の意図開きをしながら、学習プログラムの校正や作り方のポイントを紐解いていきます。
というものである。講師は“NPO法人ひろしま自然学校”の志賀誠治さん。
午前中の座学では、写真に見られるような内容の講座であった。一枚目の方が志賀さんである。
一枚目から順に見ていくと、3枚目がまとめの写真となる。項目を一コマ一コマ追いながら、復習をしている現状である。
正午前に講義を終えて、参加者は各自が持参した昼食弁当などを施設の食堂で頂いた。午後は12時40分頃に施設の玄関前に集合し、実際に野外での活動体験をした。最初は二人組になり「ブラインド・ウォーク」体験。具体的には相方が“アイマスク”で目隠しをし、もう一人が背や腕を持って無言で庭を案内するもの。途中にある段差や障害物などを避けながら、植木や構造物に触れさせる、という活動。相方を信じられなければ、この活動は巧く行かない。
次は写真の様なガラス板を2枚使い、適当な間隔で広げて“万華鏡”で見るような状況を作り出すこと。
私は鏡の前にヤシャブシの枯れた実を置き、その上にヤツデの花を置いて中央にガマズミの赤い実を一つ置いてみた。鏡の間隔の開き方で、対象物が変わって見える。なかなか面白く、楽しめる活動だった。その後も何種類かの活動を体験した後、最後は短冊に適当な歌(俳句)をひねる活動。その俳句を全くの他人が受け取り(誰の物か分からないままに)、色紙に絵を添え俳句を転写し(自筆で書く)、落款じみたものを添えておく。そして感想を述べた後で、俳句を詠んだ本人に手渡す、という活動。これもなかなか面白かったが、適当に済ませる参加者がいて味気なかった。
最後に一日のまとめをして、お互いが感想などを出し合って終えた。
常時、こうした活動が取り組めれば有意義な時間が過ごせるだろうが、なかなかこうはいくまい。それでも、この学びを今後の私の活動に生かしていきたいと思った一日の研修だった。