早朝の庭には薄っすらと雪が残っていた。でも、空はすっきりと晴れ渡っていた。「天気予報が外れて、暖かくなるのかなあ」と思っていたが、風は冷たく気温は上がらなかった。
大晦日で明日からの新年3ヶ日に備え、おせち料理の準備。寒い朝に負けずに「黒豆を炊くから」と言われて、七輪に豆炭を熾す。準備中に「エアコンの掃除に来ました」と、デオデオから。「年末押し迫っているので、年明けでいいですよ」と遠慮したが、「綺麗に掃除されて新年を迎えるほうがいいですよ」と晦日に掃除に来られた。2台の掃除に、昼前までかかっていた。
黒豆を炊き、昨日搗いた豆餅とミカン餅を切った。そして娘の嫁ぎ先へ送っておいた。
昼過ぎに電話がかかり、「鯛と蛸を貰ったから事務局まで取りに来て」と。折角の好意をありがたくいただいて事務局へ取りに行くと、大きな鯛一匹と蛸を1匹いただいた。鯛はウロコを取り、内臓も外してあった。蛸も内臓は処理されていた。生きが良いので早速調理。鯛は3枚に下ろし、あらは冷凍にしておいた。身は半身は息子にやり、半身は我が家に。蛸は「生」だったので滅多にできない「刺身」にするために、脚(手かな?)を処理。生きのよさが分るくらい、吸盤が吸い付いてくる。皮と吸盤をはずして、所謂「丸棒」状態に。息子を始めとしてご近所さまへおすそ分け。年の終わりに、珍しいもの(?)を食べていただけよう。
処理が済んだのが15時過ぎ、次の仕事として娘の旦那を迎えに福山駅へ行った。が、何と人と車の多いこと。迎車待機スペースは満車で、近くの路地まで溢れていた。「さすがに年末」と、変な感心。
あとは夜の「紅白歌合戦」だろうが、私の趣味に合わない。それは、最近の若手の歌手や歌が嫌いだから(本当は分らない)である。穏やかに暮れていきそうな2010年だが、雲の流れは速い。本当に「目まぐるしく変わる天気」である。明日は、どんな一年のスタートとなるだろうか。「初日の出」を見ることは出来るだろうか。