本日、午後2時から講演会を実施した。以前、しぶや美術館から依頼を受けていた件で、YAC分団の児玉先生にお願いをしていたもの。「宇宙に関する話を」とのことだったが、美術館側の依頼とは言え展示されている作品とまったく関わりがなく、よって集客も難しかった。今日はMOA美術館の子どもの作品が展示されていて、それを見に来た方が何名か案内されてきた。写真は講演の一コマで、最初は講師の児玉先生、次は聴衆のコマである。
話は児玉先生のこれまでの活躍で撮影された天体写真をTVに写しながら進められたが、映像が素晴らしくて聴いている人を魅了した。世界各地へ出向かれての撮影ではあるが、撮影技量も素晴らしい。「あ~あっ、天体ってあんなに美しいんだ」と、感じられた方々がほとんどだっただろう。話の中で私の名前が出たのでびっくりしたが、YACの教材として依頼した天体の映像、具体的には「月の満ち欠けが分かる資料」(写真3)であった。
こんな素晴らしい資料が作れるのも、児玉先生ならではなかろうか。1時間の講演と30分の質疑の予定だったが、準備された資料が多く、質疑の時間はほとんどなかった。でも、十分に満足されたようで、感謝の気持ちを言われながら会場を後にされていた。子どもの参加は4名だったが、その4名にYAC入団を打診しておいたが、さて結果はどのようになるだろうか。11月10日の「秋の天体観測」に参加してくれれば脈があるというものだ。
晴れた時のために太陽を観察できるよう望遠鏡を設置されていたが、残念なことに晴れなかった。
私はこの“しぶや美術館”に入るのは初めてだったが、常設展示作品はどのようなものなのだろうか。渋谷といえば福山通運となるが、福山通運=渋谷 昇さんは多くの小林和作さんの作品をお持ちであったが、その作品は倉庫に眠っているのだろうか。久しぶりに小林 和作の作品を見たくなった。
第1回目の講演会は無事終了したが、さて2回目以降の依頼はくるだろうか。帰り際に館長の渋谷さんに「今後ともよろしく。どんな依頼にもお応えできますから」と伝えておいたが、真意が伝わっただろうか。