春になり九州では雪が降ることもなくなったので、草花を愛でる登山シーズンへと入って行きます。
先日、山登りの道具を売っているお店を覗きに愛車に乗って出かけました。
その途中で、『花とみどりの市』の看板を見かけたのでした。
『へぇー、今年はやってるんだー… 』
と、看板をチラッと見ただけで通り過ぎたのですが、やっぱり気になりUターンして戻ってきてしまいました。
私は昨年の秋に侘助のTANEを鉢に植えたのですが、まだ芽が出てきません。
また、我が家の庭にはピンク色の椿は植えてあるのですが、真っ赤な椿も欲しいと思っていたのです。
そして、孫がキンカンを喜んで食べるという話も聞いていて、
『キンカンも植えてみたいなぁー… 』
とも思っていたのでした。
300台駐車できる臨時駐車場はガラガラでお客さんは少なそうです。
入口で手の消毒と非接触による検温、さらには名前と連絡先の電話番号を記入してからの入園です。
『ちゃんとコロナ対策やってるんだー… 』
と感心しつつ、チャチャっと見て回りたかったので、すでに私の目は椿とキンカンを探しています。
20区画ほどの中に10軒ほどの植木屋さんがところ狭しと苗木や鉢植えを並べています。
残りの区間は鎌や鍬などの金物店、籠や笊や箒などの庭掃除道具店、豆菓子や煎餅などを売るお店でした。
お目当ての椿やキンカンも並んでいましたが、私の目に留まったのはピンク色の “コブシ” でした。
お財布の中の現金を確認したら、大丈夫、セーフ!です。
お店の人に植え方と手入れの仕方を聞き、花を傷つけないように車に乗せました。
なるべく揺らさないように安全運転で家まで戻ったのでした。
昼ご飯を済ませたら、長靴に履き替え早速庭に植えました。
植えた場所はお座敷の真正面。
昨年作った手づくりの塀の前です。
山登りの道具とキンカンや赤い椿の苗木は次の機会までお預けになりましたが、庭に新しい仲間が加わり楽しみが増えました。
緑の五葉松と織部灯籠に挟まれて、可憐な薄ピンクの花を咲かせています。