旧日本軍のことを分析した「失敗の本質」という本の要約を読んだ。何故、このコロナ禍の対応を政府が間違い続けるのだろうかと思っていたが、80年前から日本人の体質は大して変わっていないと思った。
① 目的が不明瞭
行き当たりばったりで、目的が二重性を持つ(これに対して、米軍は、個々の経験を集めて問題を普遍化する帰納的な方法により、戦略を策定した。)
② 異端・偶然を排除した結果、硬直化
日本軍は(安倍・菅政権は)、自らの政策に疑問を呈する異端者を徹底的に排除した結果、周辺は、何も言えなくなった。
③ 環境の変化に適応できるか。
トライ&エラーを常に続けることによって、柔軟な対応が可能だが、日本軍にはそれが苦手であった。
④ 成功体験に捉われない。
⑤ 自己革新力の鍛え方。
環境は常に変わっていくものであることを念頭に置き、現実、現状を見つつ柔軟に物事を見直していくこと。
⑥ 現場を知らない指揮官の危険性。
⑦ 空気に左右される日本人気質の罠。
⑧ 権威主義のリスク。
官僚は、前例主義、縦割り主義、横並びという癖から抜けきれない。ところが、これを是正していくべき政治家は、自らの利害に捉われ、官僚のこの悪弊を是正することが出来ない。そこに日本の根本的な問題があり、今に至るまで続いている失敗の本質があると考えている。更に言えば、木を見て森を見ないのは、日本人の特質なんだろうか。