ORIZZONTE

君が僕を信じてる。

泥棒猫

2004年06月23日 | 過去の日記
ゴトッと音がして、
思わず振り返った。

風で物が落ちたのかと思った。
いや、それにしては重い音がした。


・・・まさか、泥棒!?


6月22日、
弟はまだ帰ってこない。
今は、私ひとり。

夜も更けてきた。
・・・怖い。


私は、恐怖のあまりかたまってしまった。
怖いけど、相手が来るであろう方向から
目が離せない。


次の瞬間、私は思わず悲鳴をあげた。
闇の中光る目は、
まっすぐに私をみつめていた。

・・・あ。


「にゃ~ん」


それは、猫だった。


正体がわかっても、私はしばらく
呆然としていた。
どうやら、お風呂場の窓の
わずかな隙間から侵入してきたようだ。
っていうか、よく考えたら
猫ぐらいしか通れない。


その猫を抱っこして、
外に出た。

自分から入ってきたくせに、暴れる猫。
生き物をだっこしたのは久しぶりだな・・・
なんて、ぼんやりと考えた。

鍵の音がして、ちょうどその時
弟が帰ってきた。
猫を抱いている私をみて、
今度は弟が驚いていた。


ちなみに、近所の猫でした。
そして、奴には前科がありました。

そのときは、床に足跡つけられました。


・・・肉球ぐらいさわっときゃよかったなあ。


お騒がせな猫でした。


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1 コメント

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昆虫最凶。 ()
2004-06-24 00:35:55
「家に侵入する」つながりで思い出した。

昔住んでた家に奴は現れた。

黒い光沢と細長い触覚を持ち

すさまじいスピードで壁をつたい家具の隙間に隠れる。

羽をひらき飛んだら最悪。



奴が現れると俺は石化する。

何も動けなくなる。

新聞丸めてぶっ叩くなんて不可能。



困った俺は掃除機で何とか吸おうとしたものの失敗に終わる。



しかしおかんが実家から持ってきた市販されてない強力な薬。

その薬設置後奴の姿を見ることは無くなった。



以来俺はその薬を使い続けている。



お食事中の方、すみません。
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