ふいに、この手からこぼれおちた。
昔あなたがくれた、大切なもの。
無造作につかんで、確かにここに置いたはずなのに。
どうして、どこへいったのか。 もう、わからない。
もう気持ちは違っていたけれど、離れるとやはり辛い。 ただ、そばにおいておきたかった。
そのときの、きみの気持ちを、なくしてしまいたくなかった。
たった一つの、記憶のカタチが。
なくしたその時に、苦しく、かすかに光る。
なくしたものには、意味があるのか。
ただ、切なく。
それでも、慣れて。
振り切って。
変わるしかないと。
わかっている自分が、なんだか悲しい。
昔あなたがくれた、大切なもの。
無造作につかんで、確かにここに置いたはずなのに。
どうして、どこへいったのか。 もう、わからない。
もう気持ちは違っていたけれど、離れるとやはり辛い。 ただ、そばにおいておきたかった。
そのときの、きみの気持ちを、なくしてしまいたくなかった。
たった一つの、記憶のカタチが。
なくしたその時に、苦しく、かすかに光る。
なくしたものには、意味があるのか。
ただ、切なく。
それでも、慣れて。
振り切って。
変わるしかないと。
わかっている自分が、なんだか悲しい。