獨協医科大学の研究不正問題

獨協医科大学内分泌代謝内科研究室における 論文捏造・二重投稿の疑惑追及ブログ

論文#9

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#9 Suzuki K, Uchida K, Nakanishi N, Hattori Y. Cilostazol activates AMP-activated protein kinase and restores endothelial function in diabetes. American Journal of Hypertension 21(4) 451-457 2008

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#9 指摘項目No.1
指摘項目No.2
指摘項目No.3-a,b
指摘項目No.4
Figure 1(a)
Figure 1(a)
Fgure 1(b)
Figure 1(a)

 

(A)- 指摘項目No.1
論文#4のFigure 4(A)の最上段のIkBαの画像の右3列分(左から4列目、5列目、6列目)の画像は、
同論文#4のFigure 1(A)のpAMPKの画像の左から2列目、3列目、4列目の画像と類似しています。
さらに、論文#4のFigure 4(A)の最上段のIkBαの画像(最上段の)の左から1列目、2列目の画像は、
同論文#4のFigure 1(A)のpAMPKの画像の左から5列目、6列目の画像や、
論文#9のFigure 1(a)のpAMPK画像の左から5列目、6列目の画像と、
類似しています(縦横比が改変されています。)
また、この論文#4のFigure1(A)のpAMPKの全7列分の画像は、
論文#9のFigure 1(a)のp-AMPKの全7列分の画像と類似しており、
また、これら#4,#9の二つの画像の左6列分と、
論文#4のFigure 1(D)のpAMPKのCilostazolの画像全6列分や、
論文#3のFigure 2(A)のpAMPKの画像全6列分や、
論文#5のFigure 3(b)のMetformin pAMPKの画像全6列分とも
類似していることから、データの捏造(流用)が疑われます。
また、この論文#3のFigure 2(A)のpAMPKの画像の右5列分(2.5 min~60 minの画像)を、
上下左右逆にしたものが、同論文#3のFigure 3 (A)のpAMPKの画像に類似しています。
以上より、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.2
論文#4のFigure 1(A)のAMPKの画像の全7列分は、
論文#9のFigure 1(a)のAMPKの画像の全7列分と類似しています。
さらに、この論文#4と#9の画像のうち、左6列分(左から1,2,3,4,5,6列目)が、
論文#3のFigure 2(A)のAMPKの画像に類似しています。
さらに、この論文#3のFigure 2(A)のAMPKの画像6列分のうち、右5列分が、
同論文#3のFigure 3(A)のAMPKの画像に類似しています。
さらに、上記の論文#4と#9の画像のうち、右6列分(左から2,3,4,5,6,7列目)が、
論文#4のFigure 1(D)のpAMPKのMilrinoneの画像に類似しています(コントラストと縦横比を変更しています。)
以上より、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.3-a
論文#4のFigure 1(B)のAMPKの画像10列分のうち、右側5列分が、
論文#3のFigure 2(B)のAMPKの画像全5列分や、
論文#9のFigure 1(b)のAMPKの画像全5列分に、類似しています(縦横比が変更されてます。)。
(A)- 指摘項目No.3-b
同様に、
論文#4のFigure 1(B)のpAMPKの画像10列分のうち、左から2,3,4,5,6,列目の5列分が、
論文#3のFigure 2(B)のpAMPKの画像全5列分や、
論文#9のFigure 1(b)のpAMPKの画像全5列分に、
類似しており、データの捏造(流用)が疑われます(縦横比が変更されてます。)。

 

(A)- 指摘項目No.4
さらに、
論文#4のFigure 1(A)のACC画像と、pACC画像の全7列分は、
論文#9のFigure 1(a)のACC画像と、pACC画像 の全7列分と、類似しています。
さらに、これら#4, #9の画像の左側6列分の画像が、
論文#3のFigure 2(A)のACC画像と、p-ACC画像の全6列分と、類似しており、
データの捏造(流用)が疑われます。




研究不正に関連する図(Figure)

 

↓論文#9のFigure 1

Figure 1 | Cilostazol activates AMP-activated protein kinase (AMPK) in
vascular endothelial cells. (a) human umbilical vein endothelial cells (HUVECs)
were treated with 100 μmol/l cilostazol for the indicated time periods before
lysis, after which cell lysates were probed with antibodies specific for AMPK,
acetyl-CoA carboxylase (ACC), Akt, or endothelial nitric oxide synthase
(eNOS), or their phosphorylated forms.




論文#10

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#10 Kase H, Hattori Y, Jojima T, Okayasu T, Tomizawa A, Suzuki K, Banba N, Monden T, Satoh H, Akimoto K, Kasai K. Globular adiponectin induces adhesion molecule expression through the sphingosine kinase pathway in vascular endothelial cells. Life Sciences 81(11) 939-943 2007

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#10 指摘項目No.27
Figure 3 (C)
(A)- 指摘項目No.27
論文#10のFigure 3 (C)の再下段のMCP-1の画像全6列分は、
論文#13のFigure 4 (A)のiNOSの画像全6列分(Fruct, Fruct/BH4の画像)や、
論文#16のFigure 5 (b)のiNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。



研究不正に関連する図(Figure)

↓論文#10のFigure 3 (C)

Copyright (C) Elsevier Inc. All rights reserved.
Life Sciences 81 (2007) 939–943
Fig. 3. SKase activation is involved in globular adiponectin-induced activation
of NF-κB and adhesion molecule expression. (A) Treatment of cells with SKase
siRNA inhibited globular adiponectin-induced NF-κB activation. Data are
means±SD of at least three independent repetitions. ⁎Pb0.01 compared with
the value of gAd. (B) Treatment of cells with SKase siRNA markedly decreased
adiponectin-induced mRNA levels of adhesion protein expression. White bars:
control, grey bars: control treated with SKase siRNA, black bars: gAd, hatched
bars: gAd treated with SKase siRNA. Data are means±SD of at least three
independent repetitions and are shown as ratios against GAPDH. ⁎Pb0.01
compared with the value of gAd. (C) Treatment of cells with siRNA suppressed
globular adiponectin-induced protein levels of VCAM-1, ICAM-1, E-selectin,
and MCP-1. Experiments were performed in duplicate.




論文#11

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#11 Hattori Y, Hattori S, Wang X, Satoh H, Nakanishi N, Kasai K. Oral administration of tetrahydrobiopterin slows the progression of atherosclerosis in apolipoprotein E-knockout mice. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 27(4) 865-870 2007

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#11 指摘項目No.41 Figure 1,2,3,4、Sup. Fig. I

 

(B) - 指摘項目No.41

論文#12(Pteridines誌)のFigure 3と、論文#11(ATVB誌)のFigure 3は、同一データ(同一画像と同一棒グラフ)を用いています。
また、論文#12のFigure 5と、論文#11のSupplemental Figure Iも、全て、同一データです。
論文#12のFigure 2と、論文#11のFigure 2も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 4と、論文#11のFigure 4も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 1と、論文#11のFigure 1も、同一サンプルのデータである可能性があります(分母を組織g当たりから、タンパク質量mg当たりに変更しています)。
また、論文#11の、Abstract, Introduction, Results, Figure legends, Discussionの文章の大部分が、論文#12の文章と同一です。
これらのことから、二重投稿が疑われます。

 





研究不正に関連する図(Figure) 論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。

・ 左側のパネルはATVB論文(#12)のFigure3で、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure3です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#12)の補足図Iで、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure5です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。

論文#12

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#12 Suzuki K, Hattori Y, Jojima T, Tomizawa A, Okayasu T, Kase H, Kawagoe Y, Banba N, Monden T, Nakanishi N, Kasai K Tetrahydrobiopterin Slows the Progression of Atherosclerosis Pteridines 18(4) 115-121 2007

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#12 指摘項目No.41 Figure 1,2,3,4、Sup. Fig. I

 

(B) - 指摘項目No.41

論文#12(Pteridines誌)のFigure 3と、論文#11(ATVB誌)のFigure 3は、同一データ(同一画像と同一棒グラフ)を用いています。
また、論文#12のFigure 5と、論文#11のSupplemental Figure Iも、全て、同一データです。
論文#12のFigure 2と、論文#11のFigure 2も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 4と、論文#11のFigure 4も、一部、同一データです。
論文#12のFigure 1と、論文#11のFigure 1も、同一サンプルのデータである可能性があります(分母を組織g当たりから、タンパク質量mg当たりに変更しています)。
また、論文#11の、Abstract, Introduction, Results, Figure legends, Discussionの文章の大部分が、論文#12の文章と同一です。
これらのことから、二重投稿が疑われます。


 

 


 

研究不正に関連する図(Figure)

論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。

・ 左側のパネルはATVB論文(#12)のFigure3で、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure3です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#12)の補足図Iで、右側のパネルがPteridines論文(#11)のFigure5です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。

論文#13

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#13 Wang X, Hattori Y, Satoh H, Iwata C, Banba N, Monden T, Uchida K, Kamikawa Y, Kasai K. Tetrahydrobiopterin prevents endothelial dysfunction and restores adiponectin levels in rats. Eur J Pharmacol. 555(1) 48-53 2007

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#13 指摘項目No.27
指摘項目No.28
Figure 4 (A)
Figure 4 (A)

(A)- 指摘項目No.27
論文#10のFigure 3 (C)の再下段のMCP-1の画像全6列分は、
論文#13のFigure 4 (A)のiNOSの画像全6列分(Fruct, Fruct/BH4の画像)や、
論文#16のFigure 5 (b)のiNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.28
論文#13のFigure 4 (A) のeNOSの画像全6列分は、
論文#16のFigure 5 (a)のeNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、類似している。
さらに、この二つの画像は、
論文#14のFigure 4(B)のMCP-1の画像の左から3,4,5,6,7,8列目の6列分の画像を左右逆にした画像にも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#13のFigure 4

Copyright (C) 2006 Elsevier B.V. All rights reserved.
European Journal of Pharmacology 555 (2007) 48–53
Fig. 4. Protein levels of eNOS and iNOS in aortic tissue were evaluated by
Western blot analysis. Results are expressed as means±S.D. of n=4 rats.
aPb0.05 vs. control rats. bPb0.05 vs. fructose+BH4 rats. C: control, F: fructose,
F/B: fructose/BH4.





捏造の解説図:指摘項目No.28

論文#14

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#14 Hattori Y, Suzuki K, Hattori S, Kasai K. Metformin inhibits Cytokine-Induced NF-kB Activation via AMPK Activation in Vascular Endothelial Cells Hypertension 47(6) 1183-1188 2006

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#14 指摘項目No.5
指摘項目No.7
指摘項目No.13
指摘項目No.14
指摘項目No.16
指摘項目No.17
指摘項目No.28
Figure 3(A)
Figure 3(B)
Figure 3(A)
Figure 3(C)
Figure 3(C)
Figure 3(C)
Figure 4(B)

 

(A)- 指摘項目No.5
論文#4のFigure 4(A)のPhospho-IkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(A)のPhospho-IkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(A)のPhospho-IkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)の上から2段目のPhospho IκB-αの画像の、
4つの画像は全て類似しており、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.7
論文#4のFigure 4(B)のIkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(B)のIkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(B)のIkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のONOO- IκB-αの画像の左4列の画像の、
4つの画像は全て類似しており、データの捏造(流用)が疑われます

 

(A)- 指摘項目No.13
論文#8のFigure 5(A)のIkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(A)のIkB-aの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のIkB-αの画像とが、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.14
論文#14のFigure 3(C)の最上段のIkB-aの画像の右3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の最上段のIκB-αの画像の中央3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像とが、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.16
また、
論文#14のFigure 3(C)のIKKa/bの画像4列分は、
論文#21のFigure 6(B)の下から5段目のIKKα/βの画像の左4列分(左から1列目、2列目、3列目、4列目)の画像と類似しています。
さらに、これらの画像の左3列分が、
論文#21のFigure 6(B)の下から2段目のIKKα/βの画像とも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.17
論文#14のFigure 3(C)の最下段のIkB-aの画像4列分は、
論文#21のFigure 6(B)の下から4段目のIκB-αの画像の左4列分(左から1列目、2列目、3列目、4列目)の画像と類似しています。
さらに、これらの画像の左3列分が、
論文#21のFigure 6(B)の最下段のIκB-αの画像とも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.28
論文#13のFigure 4 (A) のeNOSの画像全6列分は、
論文#16のFigure 5 (a)のeNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、類似している。
さらに、この二つの画像は、
論文#14のFigure 4(B)のMCP-1の画像の左から3,4,5,6,7,8列目の6列分の画像を左右逆にした画像にも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。


研究不正に関連する図(Figure)



↓論文#14のFigure 3 (画像クリックで解像度の高い画像が表示されます。)

Hattori, Y. et al. Hypertension 2006;47:1183-1188
Copyright ©2006 American Heart Association
Figure 3. (A) HUVECs were incubated with TNF- for 0 to 180 minutes. The cells were lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IkB- and anti-phospho-IkB- antibodies. (B) The effect of metformin on IB-degradation in HUVECs. Cells were incubated for 30 minutes with metformin (3 and 10 mmol/L), followed by TNF- for 30 minutes. Cells were then lysed and subjected to Western blot analysis using anti-IkB- antibody. (C) The effect of metformin on IKK activity in HUVECs. Cells were incubated for 30 minutes with metformin (3 and 10 mmol/L), followed by TNF- for 15 minutes. Cells were then lysed and immunoprecipitated with anti-IKK/ß antibody and used for kinase assay using recombinant IkB- as a substrate. Note that equal band densities for IKK/ß and IkB- were observed.





↓上記論文#14のFigure 4





Hypertension. 2006;47:1183-1188 © 2006 American Heart Association, Inc. Figure 4. (A) Effects of metformin on TNF-–induced VCAM-1, E-selectin, ICAM-1, and MCP-1 mRNA expression. Metformin dose-dependently inhibited VCAM-1, E-selectin, ICAM-1, and MCP-1 mRNA levels. Each bar represents the meanSEM (n4). *P0.01. (B) Effects of metformin on TNF-–induced MCP-1 expression. Metformin dose-dependently inhibited MCP-1 protein levels.

捏造の解説図:指摘項目No.28

論文#15

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#15 Hattori Y, Nakanishi Statin increases GTP cyclohydrolase I mRNA and 5,6,7,8-tetrahydrobiopterin in vascular endothelial cells. Pteridines 17(3) 65-68 2006

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#15 指摘項目No.42
Figure 2, 3

(B) - 指摘項目No.42
論文#15のFigure 2と、論文#24のFigure 3Aが、同一データです。
論文#15のFigure 3と、論文#24のFigure 4が、同一データです。
さらに、大部分の文章で共通部分が認められます。
これらのことから、二重投稿が疑われます。




研究不正に関連する図(Figure)


論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure3Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure2です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Aです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Bで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Bです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。

論文#16

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#16 Kase H, Hashikabe Y, Uchida K, Nakanishi N, Hattori Y. Supplementation with tetrahydrobiopterin prevents the cardiovascular effects of angiotensin II-induced oxidative and nitrosative stress J Hypertens 23 1375-1382 2005

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#16 指摘項目No.27
指摘項目No.28
Figure 5(b)
Figure 5(a)

 

(A)- 指摘項目No.27
論文#10のFigure 3 (C)の再下段のMCP-1の画像全6列分は、
論文#13のFigure 4 (A)のiNOSの画像全6列分(Fruct, Fruct/BH4の画像)や、
論文#16のFigure 5 (b)のiNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.28
論文#13のFigure 4 (A) のeNOSの画像全6列分は、
論文#16のFigure 5 (a)のeNOS Proteinの画像右6列分(BH4 only, AngII, AngII/BH4の画像)と、類似している。
さらに、この二つの画像は、
論文#14のFigure 4(B)のMCP-1の画像の左から3,4,5,6,7,8列目の6列分の画像を左右逆にした画像にも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。


研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#16のFigure 5

Copyright (C) 2005 Lippincott Williams & Wilkins
Journal of Hypertension 2005, 23:1375–1382






捏造の解説図:指摘項目No.28

論文#17

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#17 Hattori Y, Akimoto K, Gross SS, Hattori S, Kasai K Angiotensin-II-induced oxidative stress elicits hypoadiponectinaemia in rats Diabetologia 48(6) 1066-1074 2005

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#17 指摘項目No.23
指摘項目No.24
指摘項目No.25
指摘項目No.26
Figure 3(B)
Figure 3(B)
Figure 3(B)
Figure 3(C)

(A)- 指摘項目No.23
論文#17のFigure 3(B)のadiponectinのmRNAの6列の画像のうち、右3列(左から4列目、5列目、6列目)がそれぞれ互いに類似しており、極めて不自然なため、画像の流用(データ捏造)が疑われます。


(A)- 指摘項目No.24
さらに、論文#17のFigure 3(B)が、論文#19のFigure 2(B)と、類似しています。
論文#17では、AngIIとAngII+Tempol(or BH4)の効果を見ているのに対し、
論文#19では、L-NAMEの効果を見ています。
それにもかかわらず、二つの画像が類似していることは不自然であり、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.25
また、
論文#17のFigure 3(C)が、論文#19のFigure 3(B),(C)と、類似しています。
論文#17では、AngIIと、AngII+Tempol(or BH4)の効果を見ているのに対し、
論文#19では、L-NAMEと、L-NAME+pioglitazone(or allopurinol)の効果を見ています。
それにもかかわらず、二つの画像が類似していることは極めて不自然であり、少なくともどちらかの論文が捏造されたものであると断定できます(データの流用)。

 

(A)- 指摘項目No.26
また、
この論文#17のFigure 3(C)のAdiponectinのAngIIの二つの画像(上の画像と下の画像)は、互いに類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。


研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#17のFigure 3(a)


Hattori Y et. al. DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3b
Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg
Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value





↓上記論文#17のFigure 3(b) Hattori Y et. al. DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3b Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value



↓上記論文#17のFigure 3(c)


Copyright © 2005, Springer Berlin / Heidelberg
Hattori Y et. al.DIABETOLOGIA Volume 48, Number 6, 1066-1074, Figure 3c
Fig. 3 a Plasma adiponectin levels in adipose tissue as determined by ELISA using a kit for the measurement of rat/mouse adiponectin. The results are expressed as means±SEM (n=7). b, c Adiponectin mRNA levels in adipose tissue as assessed by northern blot analysis. The results are expressed as means±SEM (n=3). *p<0.01 vs the control value





論文#18

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#18 Xi W, Satoh H, Kase H, Suzuki K, Hattori Y Stimulated HSP90 binding to eNOS and activation of the PI3-Akt pathway contribute to globular adiponectin-induced NO production: Vasorelaxation in response to globular adiponectin Biochem Biophys Res Common 332 200-205 2005

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#18 指摘項目No.37

 

Figure 2(A)


 

(A)- 指摘項目No.18
また、
論文#21のFigure 6(A)のNOR3 IκB-αの画像(上から3つ目の画像)の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像は、
同論文のFigure 6(B)の下から5段目のIKKα/βの右3列分(左から3列目、4列目、5列目)の画像と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#18のFigure 2


(C) 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Biochemical and Biophysical Research Communications 332 (2005) 200–205
Fig. 2. (A) Time course of eNOS–HSP90–Akt complex formation. BAE were stimulated with globular adiponectin for the indicated times. eNOS
was immunoprecipitated at each time point, and eNOS, HPS90, and Akt were evaluated by immunoblotting. (B) Globular adiponectin-induced
eNOS activation and eNOS–HSP90–Akt complex formation in BAE. BAE were pretreated with GA and then stimulated with globular adiponectin
for 10 min. eNOS was immunoprecipitated, and eNOS, peNOS, HSP90, and pAkt were evaluated by immunoblotting.




上記論文#18のFigure 2(A)の上から3段目のHSP90の画像において、
一番左の列の画像と一番右の列の画像が類似しており、
画像の流用(データの捏造)が疑われる。






論文#19

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#19 Hattori S, Hattori Y, Kasai K Hypoadiponectinemia is caused by chronic blockade of nitric oxide synthesis in rats Metabolism Clinical and Experimental 54(4) 482-487 2005
論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#19 指摘項目No.23
指摘項目No.24
指摘項目No.26
Figure 3(A)
Figure 2(B)
Figure 3(B),(C)

 

(A)- 指摘項目No.23
論文#17のFigure 3(B)のadiponectinのmRNAの6列の画像のうち、右3列(左から4列目、5列目、6列目)がそれぞれ互いに類似しており、極めて不自然なため、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.24
さらに、論文#17のFigure 3(B)が、論文#19のFigure 2(B)と、類似しています。
論文#17では、AngIIとAngII+Tempol(or BH4)の効果を見ているのに対し、
論文#19では、L-NAMEの効果を見ています。
それにもかかわらず、二つの画像が類似していることは不自然であり、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.26
また、
この論文#17のFigure 3(C)のAdiponectinのAngIIの二つの画像(上の画像と下の画像)は、互いに類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 


研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#19のFigure 2


Copyright 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Metabolism Clinical and Experimental 54 (2005) 482– 487
Fig. 2. Plasma adiponectin concentration (n = 8) (A) and adiponectin mRNA levels in adipose tissue (n = 3) (B). *P



↓上記論文#19のFigure 3

Copyright 2005 Elsevier Inc. All rights reserved.
Metabolism Clinical and Experimental 54 (2005) 482– 487
Fig. 3. Effects of pioglitazone and allopurinol on plasma adiponectin concentration (n = 8) (A) and adiponectin mRNA levels in adipose tissue (B and C). *P

論文#20

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#20 Hattori Y, Kasai K Disruption of the Actin Cytoskeleton Up-Regulates iNOS Expression in Vascular Smooth Muscle Cells. J Cardiovasc Pharmacol 43(2) 209-213 2004

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#20 指摘項目No.22
Figure 3

 

(A)- 指摘項目No.22

論文#20のFigure3と論文#22のFigure5について、二つの実験は、別々に行われた実験であるにも関わらず、画像が類似しているため、極めて不自然であり、データの流用の可能性と、少なくともどちらかの論文が捏造である可能性があります。(論文#20では薬剤との培養時間が1時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計2時間であり、一方、論文#22では、薬剤との培養時間が6時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計7時間です。つまり、両論文ではそもそも実験条件が全くことなるため、対照画像であるContの画像や、LPS/IFNの画像が類似していることは極めて不自然であり、画像を流用していると断言できます。)

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#20のFigure3


Hattori Y et. al. Journal of Cardiovascular Pharmacology. 43(2):209-213, February 2004.
Figure 3 Latrunculin B (Lat B) inhibits F-actin polymerization. VSMC were either untreated or treated with 0.5 [mu]M Lat B for 1 hour, and then either unstimulated or stimulated with LPS (30 [mu]g/ml) and interferon-[gamma] (10 ng/ml) for 1 hour. Cells were then fixed with 3.7% formaldehyde solution, washed with acetone, and stained with 165 nM NBD-phallacidin. Stained F-actin was imaged using a Nikon epifluorescent microscope.
J Cardiovasc Pharmacol. 2004 Feb;43(2):209-13.








論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



赤で囲んだ二つの図が同一であることが、明らかです。
上の図は論文#20のFigure3。下の図は論文#22のFigure5です。
画像の流用(データ捏造、改竄)が疑われます。



論文#21

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#21 Hattori Y, Kasai K, Gross SS NO suppresses while peroxynitrite sustains NF-kB: A paradigm to rationalize cytoprotective and cytotoxic actions attributed to NO Cardiovasc Res 63(1) 31-40 2004

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#21 指摘項目No.5
指摘項目No.6
指摘項目No.7
指摘項目No.13
指摘項目No.14
指摘項目No.15
指摘項目No.16
指摘項目No.17
指摘項目No.18
Figure 6(A)
Figure 6(A)
Figure 6(A)
Figure 6(A)
Figure 6(B)
Figure 6(B)
Figure 6(B)
Figure 6(B)
Figure 6(A),(B)

 

(A)- 指摘項目No.5
論文#4のFigure 4(A)のPhospho-IkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(A)のPhospho-IkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(A)のPhospho-IkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)の上から2段目のPhospho IκB-αの画像の、
4つの画像は全て類似しており、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.6
さらに、この論文#21のFigure 6(A)の上から2段目のPhospho IκB-αの画像の右3列分(左から4列目、5列目、6列目)の画像は、
同論文#21のFigure 6(A)の最下段のPhospho IkB-αの画像の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像と、
類似しており、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.7
論文#4のFigure 4(B)のIkBαの画像と、
論文#8のFigure 5(B)のIkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(B)のIkBaの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のONOO- IκB-αの画像の左4列の画像の、
4つの画像は全て類似しており、データの捏造(流用)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.13
論文#8のFigure 5(A)のIkB-αの画像と、
論文#14のFigure 3(A)のIkB-aの画像と、
論文#21のFigure 6(A)のIkB-αの画像とが、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.14
論文#14のFigure 3(C)の最上段のIkB-aの画像の右3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像と、
論文#21のFigure 6(B)の最上段のIκB-αの画像の中央3列分(左から2列目、3列目、4列目)の画像とが、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.15
さらに、この論文#21のFigure 6(B)の最上段のIkB-αの画像の左から2列目のバンド画像は、
論文#21のFigure 6(B)の下から3段目のIκB-αの画像の左から2列目のバンド画像と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます(二つの画像は、どちらもLPSを単独添加した同一条件のサンプルですが、対照サンプルは実験ごとに取るべきものです。)

 

(A)- 指摘項目No.16
また、
論文#14のFigure 3(C)のIKKa/bの画像4列分は、
論文#21のFigure 6(B)の下から5段目のIKKα/βの画像の左4列分(左から1列目、2列目、3列目、4列目)の画像と類似しています。
さらに、これらの画像の左3列分が、
論文#21のFigure 6(B)の下から2段目のIKKα/βの画像とも、

類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.17
論文#14のFigure 3(C)の最下段のIkB-aの画像4列分は、
論文#21のFigure 6(B)の下から4段目のIκB-αの画像の左4列分(左から1列目、2列目、3列目、4列目)の画像と類似しています。
さらに、これらの画像の左3列分が、
論文#21のFigure 6(B)の最下段のIκB-αの画像とも、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

(A)- 指摘項目No.18
また、
論文#21のFigure 6(A)のNOR3 IκB-αの画像(上から3つ目の画像)の左3列分(左から1列目、2列目、3列目)の画像は、
同論文のFigure 6(B)の下から5段目のIKKα/βの右3列分(左から3列目、4列目、5列目)の画像と、
類似しており、画像の流用(データ捏造)が疑われます。

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓論文#21のFigure 6(画像をクリックすると解像度の高い画像が表示されます。)

Hattori Y et al. Cardiovasc Res 2004;63:31-40
Copyright © 2004, European Society of Cardiology
Fig. 6
(A) Effect of NOR3 and SIN-1 on degradation and phosphorylation of I B-α in rat VSMC. Cells were incubated for 45 min with various concentrations of NOR3 (1 mM) or SIN-1 (1 mM), followed by LPS (30 μg/ml) for 0–180 min. Cell were lysed and subjected to Western blot analysis using anti-I B-α antibody and anti-phospho-I B-α. (B) Effect of NOR3 and SIN-1 on IKK activity in rat VSMC. Cells were incubated for 45 min with various concentrations of NOR3 (0.25–1 mM) or SIN-1 (1 mM), followed by LPS (30 μg/ml) for 15 min. Cells were lysed and immunoprecipitated with anti-IKKα/β antibody and used for kinase assay using recombinant I B-α as substrate. Note that equal intensities of IKKα/β- and I B-α-specific bands are obtained.

論文#22

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#22 Kato T, Hashikabe H, Iwata C, Akimoto K, HattoriY Statin blocks Rho/Rho-kinase signalling and disrupts the actin cytoskeleton: relationship to enhancement of LPS-mediated nitric oxide synthesis in vascular smooth muscle cells Biochim Biophys Acta 1689(3) 267-272 2004

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#22 指摘項目No.22
Figure 5

 

(A)- 指摘項目No.22
論文#20のFigure3と論文#22のFigure5について、二つの実験は、別々に行われた実験であるにも関わらず、画像が類似しているため、極めて不自然であり、データの流用の可能性と、少なくともどちらかの論文が捏造である可能性があります。(論文#20では薬剤との培養時間が1時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計2時間であり、一方、論文#22では、薬剤との培養時間が6時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計7時間です。つまり、両論文ではそもそも実験条件が全くことなるため、対照画像であるContの画像や、LPS/IFNの画像が類似していることは極めて不自然であり、画像を流用していると断言できます。)

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#22のFigure5


Biochimica et Biophysica Acta 1689 (2004) 267– 272
Copyright 2004 Elsevier B.V. All rights reserved.
Fig. 5. Fluvastatin inhibits F-actin polymerization. VSMC were either untreated or treated with 25 AM fluvastatin for 6 h, after which they were either
unstimulated or stimulated with LPS (30 Ag/ml) and IFN (10 ng/ml) for 1 h. Cells were then fixed with a 3.7% formaldehyde solution, washed with acetone,
and stained with 165 nM NBD-phallacidin. Stained F-actin was imaged using a Nikon epifluorescent microscope.




論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



赤で囲んだ二つの図が同一であることが、明らかです。
上の図は論文#20のFigure3。下の図は論文#22のFigure5です。
画像の流用(データ捏造、改竄)が疑われます。



論文#24

2011年01月24日 | 論文捏造
論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#24 Hattori Y, Nakanishi N, Akimoto K, Yoshida M, Kasai K. HMG-CoA Reductase Inhibitor Increases GTP Cyclohydrolase I mRNA and Tetrahydrobiopterin in Vascular Endothelial Cells Arterioscler Thromb Vasc Biol. 23(2) 176-182 2003

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#24

Figure 3(A), 4


(B) - 指摘項目No.42
論文#15のFigure 2と、論文#24のFigure 3Aが、同一データです。
論文#15のFigure 3と、論文#24のFigure 4が、同一データです。
さらに、大部分の文章で共通部分が認められます。
これらのことから、二重投稿が疑われます。





研究不正に関連する図(Figure)


論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure3Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure2です。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Aで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Aです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。





・ 左側のパネルはATVB論文(#24)のFigure4Bで、右側のパネルがPteridines論文(#15)のFigure3Bです。
同じ図であることは一目瞭然ですね。