獨協医科大学の研究不正問題

獨協医科大学内分泌代謝内科研究室における 論文捏造・二重投稿の疑惑追及ブログ

論文#20

2011年01月24日 | 論文捏造

 

論文番号 著者名 論文タイトル名 発表雑誌名 巻、号 ページ 出版年
論文#20 Hattori Y, Kasai K Disruption of the Actin Cytoskeleton Up-Regulates iNOS Expression in Vascular Smooth Muscle Cells. J Cardiovasc Pharmacol 43(2) 209-213 2004

 

論文番号
指摘項目番号

不正が疑われる図の番号


論文#20 指摘項目No.22
Figure 3

 

(A)- 指摘項目No.22

論文#20のFigure3と論文#22のFigure5について、二つの実験は、別々に行われた実験であるにも関わらず、画像が類似しているため、極めて不自然であり、データの流用の可能性と、少なくともどちらかの論文が捏造である可能性があります。(論文#20では薬剤との培養時間が1時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計2時間であり、一方、論文#22では、薬剤との培養時間が6時間+LPS/IFNγとの培養時間が1時間の計7時間です。つまり、両論文ではそもそも実験条件が全くことなるため、対照画像であるContの画像や、LPS/IFNの画像が類似していることは極めて不自然であり、画像を流用していると断言できます。)

 

研究不正に関連する図(Figure)



↓上記論文#20のFigure3


Hattori Y et. al. Journal of Cardiovascular Pharmacology. 43(2):209-213, February 2004.
Figure 3 Latrunculin B (Lat B) inhibits F-actin polymerization. VSMC were either untreated or treated with 0.5 [mu]M Lat B for 1 hour, and then either unstimulated or stimulated with LPS (30 [mu]g/ml) and interferon-[gamma] (10 ng/ml) for 1 hour. Cells were then fixed with 3.7% formaldehyde solution, washed with acetone, and stained with 165 nM NBD-phallacidin. Stained F-actin was imaged using a Nikon epifluorescent microscope.
J Cardiovasc Pharmacol. 2004 Feb;43(2):209-13.








論文撤回Watch様にて、詳しく、解説がなされています。



赤で囲んだ二つの図が同一であることが、明らかです。
上の図は論文#20のFigure3。下の図は論文#22のFigure5です。
画像の流用(データ捏造、改竄)が疑われます。



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