ガンダム Gのレコンギスタ

アメリア海賊達はデコイのバルーン船を出して撹乱しつつ、正規軍の補給を受け、ややなし崩し気味に陽動作戦参加の為の準備を始めていた。
その頃衛星軌道上のアンダーナットでは、骨董のような大気圏突入機で事故に見せ掛けてベルリの母が大気圏に向けて機体を射出させていた。母はベルリのおおよその居場所を突き止め、直接会いに行く構えだ。
クリム中尉はGセルフに親しむ、ラライアに目を付け、金魚と気に入っているらしい自分の瞳で上手く誘ってGセルフに乗せ、武装させていた。
とほぼ同時に！　仮面の部隊がデコイのバルーン船を見誤って強襲した。船の周囲には制御機や偵察機もいる。クリムはラライアを連れて出撃。遅れてベルリも正規軍のザク風の汎用機に搭乗して出撃した。
ラライアは戦場の爆発光に魅せられ突撃してしまう。慌てるクリム。戦うつもりの無いラライアは海に落とされた。クリム機がフォローに入り仮面の士官の可変型機と交戦するが救出どころではない。沈みながら混乱するラライア。そこにベルリ機登場！　何とか引き揚げ、一旦近くの陸地に牽引し、自分もコクピットを開けてラライアをGセルフから出そうと試みる。
存外機嫌良く出てきたラライア、外を飛ぶ小鳥の瞳を超人的な動体視力で見て「紅い瞳、綺麗！」とはしゃぐ。
ラライアをドダイのパイロットに任せ、Gセルフで出撃し、仮面の部隊と交戦するが、多勢に無勢、Gの装備も万全では無い。追い込まれるがアメリア正規軍の新型大型MAが割って入り、敵軍を撃退した。
そして、「ベルリの好きなクッキーを忘れた！」等と騒ぎつつ、ベルリ母は命懸けの大気圏突入を敢行するのであった・・・
ラライア、最後まで生き残ってほしいな。仮面も殺すべきでない気がする。