ラスボス、Jr.かぁ。ラスボスの設定自体あるんだな。警察官僚で殺人鬼とは随分盛ってきた。主人公が刑事じゃないから間接的な戦いになりそう。その主人公は定期的にお騒がせな錦戸亮っ！ めっちゃ服装がラフな科捜研職員役。家族を無理心中に見せ掛けて（？）惨殺された過去を持つ、演者の話し方もあって淡々とした風にも見える所も少なくないがピンポイントで毒舌＆饒舌な人物で、アンナチュラルの復讐マンとは似て非なる感じ。最近フジドラマでよく見る韓流的パワハラ激怒男とは相性最悪っ！ 仲が悪いを通り越して捜査続行がほぼ不可能な状態にまでなっていた。一応１話で双方に最低限度の理解が成立したからまた同じレベルの内輪揉めが今後も繰り返される可能性は低そうだけど。今回の事件はいかにもフジテレビ刑事物らしいグロテスク感もあったが、全体はアンナチュラルやテレ朝刑事ドラマも大いに参考にされていた印象。テレ朝刑事ドラマを参考にするのは最近よくやっていたし今作はまんま科捜研の女を下敷きにはしているが、アンナチュラルの手法も取り入れているのは中々貪欲。といっても回想と解決処理のドラマパートを念入りに作るという部分的な参考だった印象だが。まぁあんまり参考にし過ぎるとそれはそれでどうなんだ？ となるしね。母親を納得させた理屈が結構パワープレイな気もした、かな？ 縦軸のJr.退治がどうなってゆくかというのもあるが、やっぱ個別の事件をきっちりやっていってほしいな。科捜研でチートが過ぎるとサイコメトリー使ってるみたいになったり、犯人がポロポロ証拠品溢し過ぎになってくるから。短気でも刑事にもそれなりの仕事してもらいたいところだ。
