羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

恋と嘘(実写)

2017-10-16 23:01:18 | 日記


 原作の主人公達の子供達が政府通知を受け取るくらいの時代設定。政府通知が定着しまくりな世界。ただ実写の設定はかなり緩めだったかな? 予算がカツカツ風のところもあったから、SFでもあるという部分ではかなり苦心していたようでもある。お金、大事。演者は設定を元に一つの物語を好演していた。個人的な高千穂のMAXポイントは司馬と喧嘩になり、去る司馬が落とした薬で事態を察した後に駅のロータリー(?)のような所でヒロインを抱き締める場面かな? あそこはスイーツではなく、一人の男としてアクションだった。色々倍速気味に展開するが、大筋として抱えてるであろう人物の痛みが込められていた。司馬はやはり最後を悟って高千穂にヒロインの『取説』を託す場面に、別の映画で学んだと思われる去りゆく人の気持ちが投影されているようで、ただの歯の浮くようなやり取りにはなっていなかった。ヒロインはやはりラスト。たぶん15年後ぐらいの姿。さすがに30前後には見えないが、少女ではなくなった姿がとても綺麗だった。直球のスイーツのままでは終わらない話ではあるが、夢見る頃が過ぎた後、王子がややくたびれた状態でもずっといてくれていた。という意味では大人女子的なドリーム結末だったのかもしれない。

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