花山渾身の酷評記事が印刷されつつ、やや遅くなっていたが常子訪問っ! 焼き魚は華麗にスルーしていたが、煮物はきっちり再利用していた。いつの間にか宗吉グッジョブでもあった。揚げ物を作った後の完璧清掃も宗吉から伝授されていたに違いない。仕出し屋の下働き長かったからね。あの息子も娘も、よく食べる。特にあの娘の歳で4個目までいくとは、鉄の胃を持っておるぜ。家の前まで帰ってきた星野が中の灯りの向こうで楽しげな団欒の声にほっこりするのはいい描写。台詞解説ながらお手伝いを子供達が気遣ったり、部分部分では良い場面がある。改めて亡くなった星野の奥さんの人格が讃えられていたが、娘への早期教育スキルはもはや神業の域に達していた人物になっていた。教わった息子が娘の面倒を見て教えたくらいでもよかったかもね。男っぽいが、朴訥な感じもある美子の彼氏もプロポーズをしたらしく、常子の身辺周りは忙しくなってきた。どちらとも取れるような星野の態度、どうケリがつくのやら。