突入隊を前に、広川は大演説を始めた! 「今回は君達の勝利と言っていいだろう。しかし君達が手にしている道具はもっと別の、さらに重要な目的の為に使わねばならない。つまり『間引き』だよ」広川が言うには、地球のバランスを保つ為に食物連鎖の人間の上にパラサイトを置くように人は自ら選び、これを保護するようになるという。「地球上の誰かがふと思ったんだ。みんなの命を守らねば、と」さらにヒートアップする広川。「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫ッ!! いや、『寄生獣』か」広川は射殺された。広川は、『人間』だった。
議場に後藤が現れた。広川の死体を見ると「最後までよくわからん奴だったな。クックク」後藤は笑った。
浦上は拾った銃で同伴の刑事を殺した。「あ~、腕が痺れる。やっぱナイフの方が好きかな?」(必ず逃げてやる、さっきの化け物があれだけ桁外れなら、包囲網に穴が空く)浦上は暗がりに歩み去った。
一方、(そう言えば田村玲子がよく言っていた。『我々が生まれてきた目的は何なのか?』と、今更どうでもいいことだが、しかし、一つ分かったことがある)「俺にとっては『戦い』こそが」後藤は議場で目につく人間を殺し尽くしていた。
ミギーが離脱を促す中、山岸は後藤に応戦しながら不利と見た屋内から屋上に移動した。この時点で山岸班は山岸以外は全滅していた。山岸の火器は後藤に全て対応され、山岸は叩きのめされ血ヘドを吐いた。「何者なんだ貴様?」「単なる野生生物だよ」「生物」「お前らこそ何なんだ?」山岸は新一の助言を思い出した。「火炎放射器、それも悪くないかもな」山岸は自嘲して、死んだ。
2に続く
議場に後藤が現れた。広川の死体を見ると「最後までよくわからん奴だったな。クックク」後藤は笑った。
浦上は拾った銃で同伴の刑事を殺した。「あ~、腕が痺れる。やっぱナイフの方が好きかな?」(必ず逃げてやる、さっきの化け物があれだけ桁外れなら、包囲網に穴が空く)浦上は暗がりに歩み去った。
一方、(そう言えば田村玲子がよく言っていた。『我々が生まれてきた目的は何なのか?』と、今更どうでもいいことだが、しかし、一つ分かったことがある)「俺にとっては『戦い』こそが」後藤は議場で目につく人間を殺し尽くしていた。
ミギーが離脱を促す中、山岸は後藤に応戦しながら不利と見た屋内から屋上に移動した。この時点で山岸班は山岸以外は全滅していた。山岸の火器は後藤に全て対応され、山岸は叩きのめされ血ヘドを吐いた。「何者なんだ貴様?」「単なる野生生物だよ」「生物」「お前らこそ何なんだ?」山岸は新一の助言を思い出した。「火炎放射器、それも悪くないかもな」山岸は自嘲して、死んだ。
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