混乱していたこともあって十分には抵抗できていなかったが、比奈子が意外と解剖魔を救おうとしていた。既に自己帰結することは確定していたとはいえ、中島は比奈子に対して容赦なかったが自分にできる最大のことを比奈子に残そうとしていたようだった。あの時の比奈子の反応次第ではその場で比奈子を殺して罪を犯すのを防ごうとしていた可能性もあったんじゃないかな。怪奇大作戦並みの盛り盛りスペックになった中島だが、中島役は上手く暴れ馬を乗りこなした感じ。ネガ方向に特殊ではあるが何か意思のある役が多い印象の役者だね。物語の方はここで一旦仕切り直して展開がまた変わるようだ。万能だった中島が一歩さがり、比奈子の正体がバレはじめ、今回の事件で比奈子自身にも変化の兆し。比奈子に対して独特の間合いを取り始めた東海林の動向も気になる。取り敢えず、中島に次ぐもう一人のチート『情報屋のおじさん』がヤバい気配だ。